豊田通商株式会社|サステナブルブランド「cotton∞(コットンエイト)」ブランドムービー制作

豊田通商株式会社株式会社YUIDEA

幸せの循環を“一筆書き”で描くブランドムービー

  • Point 1生産者・製品メーカー・生活者を一本の糸でつなぎ、フェアトレードによる幸せの循環を表現
  • Point 2「ふれるたび、ちょっと誇らしい」というコンセプトで、エシカルな選択を自分ゴト化
  • Point 3手描きイラストの温かみを活かしながら、一筆書きアニメーションで実装
豊田通商株式会社|サステナブルブランド「cotton∞(コットンエイト)」ブランドムービー制作
支援内容
絵コンテ制作・コピーライティング・アートディレクション・イラストレーションディレクション・アニメーション実装・キービジュアル制作
期間
2026年1月~2026年4月
URL

https://www.youtube.com/watch?v=3f3K6TU-tbI

プロジェクト概要

豊田通商株式会社様が展開するフェアトレードコットンブランド「cotton∞(コットンエイト)」のブランドムービーおよびキービジュアルを制作いたしました。

「ふれるたび、ちょっと誇らしい」をコンセプトに、生産者・製品メーカー・生活者を一本の糸でつなぎ、フェアトレードによって生まれる「幸せの循環」を一筆書きアニメーションで表現しています。

株式会社YUIDEA(当社親会社)との協業により、株式会社デパートは絵コンテ、ナレーション(コピーライティングを含む映像企画)、アニメーション実装までを担当しています。

クライアント・ブランド紹介

豊田通商株式会社様は、トヨタグループの総合商社として多岐にわたる事業を展開し、「豊かな社会づくりに貢献する価値創造企業」を目指されています。
同社が展開するcotton∞(コットンエイト)は、「持続可能な社会を紡いでいくプロジェクト」として、コットンを通してフェアトレードのある社会を目指しています。

その最大の特徴は、糸に対して8%以上のフェアトレードコットンを使用している点です。「できることから、少しずつ」という思いのもと、日常に取り入れやすい形を提案し、社会に溶け込む仕組みを展開されています。

背景とビジネス課題

「フェアトレード」や「サステナブル」は重要なテーマですが、教科書的な説明になりがちで、生活者の購買動機に直結しづらいという課題がありました。

ターゲットは「おしゃれも、価格も、エシカルも諦めたくない」という葛藤を抱える生活者。彼らに対して共感を生み、BtoB(店舗/企業)やBtoC(店頭サイネージやブランドHP)など多方面でブランド価値を直感的に伝える表現が必要でした。

デパートからの解決策

映像化にあたり、「生産者」「製品メーカー」「生活者」の三者の想いと関係性を整理する役割を担いました。

これまでの「過酷な賃金と見合わない労働(生産者)」「利益のみを考えた生産・販売(製品メーカー)」「なんとなくで選ぶ、身の回りのモノ(生活者)」という従来の関係ではなく、cotton∞を通じて「誇りを持てる仕事(生産者)」「社会貢献できる事業(製品メーカー)」「自信が持てる選択(生活者)」へと変わる、人と人とが貢献し合う循環を描き出す必要がありました。

Img 1680 1060 01

そこで、生活者の「ちょっといいことをしたい」というインサイトに寄り添い、「ふれるたび、ちょっと誇らしい」をコンセプトに設定。だれかを幸せにする選択が、自分(感情面)を充実させてくれるという、自分ゴト化できる流れを説明できるよう、描くことを方針としました。

映像表現としては、一枚の洋服から地球の裏側の綿花農場へと遡るストーリーを「一筆書き(一本の糸)」で繋ぐことで、企画段階で整理した「生産者から生活者まで、関わるすべての人を想い合う幸せの循環」を視覚的に表現しています。

Img 1680 1060 02

イラストレーション制作

本プロジェクトの要となるイラストレーションは、カトウ ミナエ氏に依頼しました。

ガッシュ、アクリル絵具、色鉛筆などを使い、シンプルでありながらやさしい色合いで、心に沁み入るイラストレーションを得意とされています。フルカラーから線画まで幅広い画風を持ち、広告や書籍など多方面で活躍されています。

本プロジェクトでは、あえてデジタルではなくカトウ氏の手描きならではのタッチを採用し、cotton∞が大切にする「人を想う温かさ」を視覚的に表現しています。

Img 1680 1060 03

人の手の温もりを届けるための実装とこだわり

本プロジェクトでは、カトウ氏が描く手描き原画の「温かみ」や「人の手のゆらぎ」を損なうことなく、デジタルアニメーションへと昇華させることをこだわりました。

ブランドを体現するダイナミックな演出

一筆書きの線はただ繋がるだけでなく、最終的に画面全体で大きく「∞(無限)」のマークを描きます。これはブランド名「cotton∞」を体現するとともに、社会貢献の輪が無限に広がる様子を視覚的に表現したこだわりです。

📢 Art Director's Voice:伊藤 高生

今回のクリエイティブでは、生活者が普段なかなか想像できない、綿花の生産者に焦点を当てています。cotton∞が生産者の幸せな日常を生み、それが私たちの生活と地つづきであることが、一つのストーリーとして自然に伝わるような構成にしています。

制作にあたっては、ネガティブな表現にならないよう、体験コンセプトとして「生産者の喜びを、楽しく軽やかに」と設定し、それをイラストレーターのカトウさんにお伝えしました。そうして、明るい色や絵のタッチによって、笑顔で仕事をする生産者、嬉しそうな生活者のイラストに仕上げていただきました。

ナレーションに関しても、シリアスな雰囲気にならないよう、文言の言い回しや声のトーンには細かく気を配りながら制作しています。

手描きの質感を活かすための制作

カトウ氏の普段の制作は手描きの一枚絵が基本です。今回は手描きの原画素材をいただき、株式会社デパートのデザインチームがデジタル上で丁寧にパーツ分けを実施しました。

📢 Designer's Voice:山口 雄大

カトウ様のイラストを動かすにあたり、特に難しかったのが原画のパーツ分けでした。
動くことで初めて見えてくるパーツや背景などを、カトウ様の描く優しいタッチに馴染ませながら、丁寧に補間していく作業はとても神経を使いました。

また、今回の動画では「線」が重要な役割を持っています。綿花から一本の線が伸び、それが最終的に製品へと繋がっていく、ストーリーの主軸になっているからです。この線をイラストの質感に調和させるため、デジタル特有の硬い線を避け、不規則に揺らす技術を用いることで、手描き特有のじわっとした動きを作り込みました。

今後の展開・構想

本プロジェクトの最大の目的は、生活者に「cotton∞」の良さを直感的に知ってもらい、フェアトレードの認知をより広く拡大することです。そのため、単に動画を制作して終わりにするのではなく、完成したクリエイティブがあらゆる接点で機能し、クライアントのビジネス現場で最大限活用していただける状態を目指して進行しました。

完成したブランドムービーは、今後SNS等での発信に加え、店頭サイネージとしてブランドオーナー様などにも広く活用していただくことを想定しています。また、さらなる今後の構想として、実際の商品につく下げ札(タグ)などでのキービジュアル展開も見据えています。

「cotton∞」の温かな世界観が、映像や様々な形で生活者に届き、生産者から生活者までを繋ぐ「幸せの循環」がさらに拡大していくことを願っています。
株式会社デパートはこれからも、ビジネスを前進させる確かな設計力とクリエイティブの力によって、クライアントの課題解決に伴走してまいります。

Credits

AD
伊藤 高生
DE
山口 雄大
ILL
カトウ ミナエ氏

Contact

制作のご依頼やサービスに関するお問い合わせ、
まだ案件化していないご相談など、
お気軽にお問い合わせください。

お問い合わせはこちら
このプロジェクトの担当者へ相談する

関連制作実績

昭栄化学工業株式会社|コーポレートサイトリニューアル

昭栄化学工業株式会社
株式会社TVC

昭栄化学工業株式会社様のコーポレートサイトのリニューアルをさせていただきました。株式会社TVC様と共同で企画提案を行い、スチル撮影はTVC様にて実施いただきました。弊社はWebサイト設計・デザイン・構築を担当いたしました。

キリンホールディングス株式会社|KIRIN MY WAYS サイト構築

キリンホールディングス株式会社
株式会社スマイルズ(プランニング・プロデュース)
株式会社STAND FOUNDATION (デザイン)

キリン・ホールディングスさまの次の100年に向けた姿勢を指し示すための特設サイト「KIRIN MY WAYS」のフロントエンド・CMS構築を担当しました。