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【プロが選ぶ】2021年のWebデザインのトレンド

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【プロが選ぶ】2021年のWebデザインのトレンド

【プロが選ぶ】2021年のWebデザインのトレンド

フォーカスしたいもの

ファッションや言葉、食べ物などあらゆる物事にトレンドがあるのは十分ご存知ではないでしょうか。

Webサイトにもトレンドがあるのはあまり知られていないのですが、実際にWebサイトを閲覧しているとデザインが似ているものが多いことに気付くでしょう。

今回は2021年のWebデザインのトレンドを8つ、ご紹介します。

ニューモーフィズム

まず紹介するのがニューモーフィズムです。

ニューモーフィズムとは、今まであった立体的でリアルな質感がある「スキューモーフィズム」と、シンプルで最低限の情報にまとめられた「フラットデザイン」や「マテリアルデザイン」を組み合わせてできたデザイン手法の一つです。New(新しい)Skeumorphism(スキューモーフィズム)を組み合わせた名称で、スキューモーフィズムの新しい形態ということを意味しています。

ニューモーフィズムは、オブジェクト一つひとつの影に明るいシャドウと暗いシャドウを用いています。それにより、浮き上がっているように見せたり、くぼんでいるように見せたりできることが特徴で、オブジェクト自体には丸みを持たせて滑らかな印象を与えています。

ニューモーフィズムを使うメリットとして、基本的にベースは1色だけで構成するため、ダークモードへの切り替えが簡単な点が挙げられます。

パララックス

視差効果を意味する言葉である「パララックス」。近くにあるものが遠くのものより速く動いているように見える表現方法のことをいいます。

Webデザインにおけるパララックスは、閲覧時のスクロールなどの動きに対して、異なるスピードで構成された要素を動かして奥行きや立体感を演出することができます。

近年、「背景デザインに動きがあるもの」の需要と人気が高まってきており、その中でもパララックスの人気は年々高まっている傾向にあります。パララックスを用いたデザイン手法は、年を重ねるごとに複雑化しており、将来的には今よりも高度な構成のデザインになっていくことでしょう。

動画コンテンツを組み合わせたデザイン

今では動画をWebサイトに組み込むこと、Webデザインの一つとして扱うことは一般的なものとなりました。自社製品の紹介動画や、社員のインタビュー動画などをWebサイトに組み込むことで、文字や画像だけでは伝えられなかった情報を視覚に(※状況によって聴覚にも)ダイレクトに伝えることが可能となります。

 

Webサイトに訪問してきた人のエンゲージメントを向上させることにも大きくつながり、現代のWebサイトにおける動画コンテンツは情報を伝えるもの以上に、デザインの一部として認識が改められてきています。

スクロールデザイン

スクロールデザインは近年よく見られるようになりました。PCブラウザやスマホでも、スクロールデザインを採用しているWebサイトは増加傾向にあります

以前から画面をスクロールすると画面が変化していく演出はありましたが、最近ではスクロールしていくとアニメーションが再生されたり、画像が目立つよう拡大されたりするデザインが注目されています。Webサイトを閲覧している人はスクロールするだけで画面が変化していくので、ストレスを感じることなく、関心が湧いた状態で下部ページまで閲覧しやすい状態が作れるのです。

SNSのWebデザインでスクロールデザインが採用されているのが、InstagramやTiktokです。スクロールすることで動画が再生されるので、InstagramやTiktokを開くと動画に魅入ってしまうのは誰でも経験があるのではないでしょうか。

アイソメトリック

横幅・奥行き・高さで構成される確度が120度になるように描かれた図法で、近年人気が出てきたデザイン手法です。「アイソメ」ともいわれます

今までは縦と横の線で構成されたWebデザインがほとんどでしたが、斜めの要素が含まれることで、Webサイトを訪問した人の興味をそそるデザインができあがります。webページを斜め上から見ているようなイメージで構成されるので、立体感と奥行きを感じられ、ゲームの画面を見ているような目を引くデザインです。

奥行きと面白みを感じられるアイソメトリックを用いたデザイン手法は、閲覧者に視覚的なインパクトを一瞬で与えることが可能で、競合サイトとの差別化も容易に実現できます。

ダークモードデザイン

ダークモードデザインは、従来背景は白ベースで文字が黒だったものを反転させたデザイン手法です。背景を黒などのダークカラーに設定し、文字やアイコンなどを白などの明るい色にしたデザインを指します。

ダークモードが一般的に流行したきっかけとして、2019年9月にリリースしたAppleの「iOS13」が挙げられます。この発表から、多くのiPhoneユーザーは自分のタイミングや設定により、さまざまなwebサイトを目に優しいダークモードにして閲覧できるようになりました。

InstagramやTwitter、LINEなどにも用いられており、各ブラウザにもダークモードが採用されています。

ダークモードデザインは、目に優しいだけがメリットではなく、トレンド感や高級感を演出することにも向いており、あえてダークモードのみを採用したWebサイトも存在するほどです。

グラデーションを使ったデザイン

「グラデーション」は古くから利用されているものの一つですが、現在でも人気が高いデザイン手法です。

最近のトレンドとして、グラデーションだけのWebデザインだけでなく、アニメーションなどの他の手法と組み合わせたデザインが増加しています。グラデーションだけではあまり印象付けることが叶わなかった部分を、他のデザイン手法を用いることで補完し、Webサイトの訪問者への強い印象付けが可能です。

グラデーションを用いたWebサイトはさまざまですが、取り入れることでトレンド感が高まり、ページ自体の雰囲気を洗練されたものとして演出できます。

丸みのあるシェイプを使ったデザイン

丸みのある滑らかな曲線を用いたデザインは、多くのWebサイトで見られるデザイン手法の一つではないでしょうか。柔らかく優しい印象を与える、丸みのあるシェイプを使ったWebデザインは、サービスや商品をより魅力的かつ高級感を演出してくれる効果があります。

用いる色も1色+同系色か、2色+同系色にすることでWebサイトやページ自体に統一感が生まれます。滑らかな曲線を用いたデザインを最大限に活かすために、配色やフォント、掲載する画像などにも統一感を出すことで、より整った印象に仕上げることができます。

Webデザインのトレンドまとめ

2021年はリアルな演出が用いられたデザイン手法が高い人気を博している1年でした。

しかしトレンドばかりを追求して、単純に「最近のトレンドだから」という理由でデザインを採用しても、それ自体がユーザビリティにつながるわけではありません。自社の顧客にあったWebデザインにすることが、ユーザビリティを大切にしながらもエンゲージメントを向上させることにもなるのです。

2021年以降、今まで以上に人々にインターネットはなくてはならない存在になるでしょう。もちろんWebサイトの進化も今まで以上に加速することは十分に予想されます。

2021年以降、どのデザインが流行するのか定かではありませんが、今以上に「リアルさ」を追求したデザインが重視されることでしょう。

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