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ロゴ制作プロセス③タイポグラフィ設計 | 方波見牧場 精肉ブランド「やまの華豚」
シンボルマークの基本形が定義された後、要素の組み合わせをしていきます。ロゴはシンボルマークだけで活用される場合もありますが、多くはブランド名やタグライン、スローガンなどと組み合わせて使われることが多いものです。最も使われるであろうブランド名については、ブランド認知のため可読性を考えたタイポグラフィを設計する必要があります。
タイポグラフィ設計における考察
再度シンボルで定義した内容と、をブランドの構成要素・表現企画を照らし合わせ、タイポグラフィで完成すべき情報を整理していきます。
タイポグラフィで完成すべき情報
- シンボルとのバランス
- ブランド認知のため、可読性を担保する
- ターゲットにマッチさせ、品の良さとモダンさを出す
- 現代のメディアにフィットさせる
- シンボル作成時に培ってきた、柔らかさ愛情みたいなものは残り香として匂わせる必要はある
また、想定されるレイアウトバリエーションもここで定義しておく必要があります。こちらの記事でも記載したターゲットとのタッチポイントを踏まえ、パッケージや広告などあらゆるレイアウトにも対応できるような想定が必要です。
表現ロジックにおいて不適切となるタイポグラフィの考察
ロゴ制作の始めに定義したロゴの表現ロジックで定義したNGイメージを確認しながら、不適切となるタイポグラフィについての考察をしておきます。こちも軸をブラさずに、アイデアを出していくためのインプットです。
不適切となるタイポグラフィ検証の一例がこちら。
タイポグラフィのアイデア出しと絞り込み
検証軸を用いたタイポタイポグラフィ基本形の選出
シンボルマークとのバランスを考え考察した内容を元に、タイポグラフィを検証していくための軸を定義し、それぞれのレンジに沿ったバリエーションを行いました。
方波見牧場の方々と絞り込みを行った結果、「ジオメトっぽい形のモダンさをベースにしつつも、ブランドらしい力強さを足したい。かつ明朝のような洗練された印象も持たせたい」、とご意見を受けました。
タイポグラフィ基本形の整形
タイポグラフィの整形
アイデア選出時のご意見を取り入れ、タイポグラフィの基本形を整形していきました。何度も整し検証を行い、「モダンかつ洗練された力強い印象」を叶えていきます。
ロゴの基本形が完成
ブラッシュアップを済ませ、シンボルマーク・タイポグラフィのロゴ基本形が定義されました。