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ロゴ制作プロセス⑥使用の際のガイドライン設定・ロゴガイドライン資料の作成 | 方波見牧場 精肉ブランド「やまの華豚」

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ロゴ制作プロセス⑥使用の際のガイドライン設定・ロゴガイドライン資料の作成 | 方波見牧場 精肉ブランド「やまの華豚」

ロゴ制作プロセス⑥使用の際のガイドライン設定・ロゴガイドライン資料の作成 | 方波見牧場 精肉ブランド「やまの華豚」

カラーが決定し、いよいよロゴデザインがFIXしました。

この後実際にSNSやパッケージにロゴが展開されていくわけですが、ロゴ作成者だけがロゴを扱うわけではありません。このロゴデザインがあらゆる媒体にてブランドを損なわずに展開されていくために、余白の持たせ方や誤った使用例などを定義しておく必要があります。

 

展開レギュレーションの定義

アイソレーションエリア

アイソレーションエリアとは、ブランド要素を常に正しく認識できるように周囲に一定の余白を確保し、そのスペース内に他の要素が入らないように規定したものです。ロゴが他の要素に紛れたり、近接する要素の影響でブランドの印象を損なわないために設けておく必要があります。

 

展開時の最小サイズ

細部がつぶれ、ブランドの再現性や美しさを欠く恐れがあるので、ロゴを使用する際の最小サイズを定義しておく必要があります。特に印刷物に関しては、最小使用サイズを守っても紙質や印刷条件によっては臨機応変な対応が必要となります。

 

イメージ背景に対する表示

写真やイラストなど、複雑な背景の上にロゴを掲載しないといけない場合は、掲載される媒体によって対応できるカラーパターンを設定しておくと、ブランドイメージを壊すことなく対応ができてます。ロゴ全体がはっきりと読めるように、最低限の使用ルールを決めておきましょう。

 

誤った使用例

ロゴはブランドイメージのシンボルであるいわば顔のようなものなので、それを損ねてしまうような誤った使用を避けてもらうためにも、使用禁止例を定義しておく必要があります。形状や色を変えたり、形や余白を変えて使用されることのないように具体的な例を挙げておくと良いでしょう。

 

ロゴガイドラインの作成

ここまでで定めてきた、ロゴデータの使用方法についてのルールをまとめたガイドライン資料を作成します。このガイドラインを公開しておくことで、あらゆる媒体へロゴが展開されていってもブランドの信頼を守ることができます。

 

実際のロゴガイドライン資料はこちら

 

ロゴ制作のその後

ロゴガイドラインの作成が完了したら、ロゴ制作についての全ての工程が完了となります。

ここまで長く時間をかけ精神をかけ制作してきたロゴですが、作って終わりではありません。こちらの記事でもお伝えしましたが、ブランドを伝え続けること=ブランド活動が何より重要なのです。このブランド活動を行う手段の一つがロゴになるのです。そのためにも、商品・サービスのブランド戦略の重要性と、ロゴを制作する役割・重要性とを、ロゴ制作をスタートする前に相互に理解することがとても大切になります。

ロゴが実際に使われていきブランド活動を進めていくにつれて、商品やサービスの発展がありはじめてロゴも輝きはじめ真のロゴに育っていく。

そのことを肝に銘じ、これからも「やまの華豚」をサポートしていけたらと考えています。