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Webサイト制作におけるスケジュールの立て方
Webサイトの制作期間について
Webサイト制作の流れ
Web制作の期間を把握するためには、まずどのような工程があるのかを知る必要があります。工程を知っていれば、Web制作会社に依頼する際も、効率よくプロジェクトが進めることができるでしょう。 以下の記事で細かく紹介していますので、Web制作のステップを理解しましょう。
◆Webサイト制作の流れと進め方~企画立案から公開までの5ステップ
Webサイト規模別の制作期間
制作期間は制作するWebサイトの規模や難易度によって変動します。サイト規模別の制作期間の相場をご紹介します。
大規模(100ページ規模)例:コーポレートサイト 約8ヶ月
工程 | 日数 |
---|---|
打ち合わせ(進捗チェック・資料作成) | 20日 |
要件定義・画面設計 | 20日 |
デザイン制作 | 40日 |
実装(フロントエンド・バックエンド) | 70日 |
テスト | 10日 |
中規模(15ページ)例:採用サイト 約3ヶ月
工程 | 日数 |
---|---|
打ち合わせ(進捗チェック・資料作成) | 12日 |
要件定義・画面設計 | 7日 |
デザイン制作 | 14日 |
実装(フロントエンド・バックエンド) | 16日 |
テスト | 4日 |
小規模(3ページ)例:キャンペーンサイト 約2ヶ月
工程 | 日数 |
---|---|
打ち合わせ(進捗チェック・資料作成) | 15日 |
要件定義・画面設計 | 4日 |
デザイン制作 | 6日 |
実装(フロントエンド・バックエンド) | 15日 |
テスト | 4日 |
LPページ 約1ヶ月
工程 | 日数 |
---|---|
打ち合わせ(進捗チェック・資料作成) | 9日 |
要件定義・画面設計 | 3日 |
デザイン制作 | 4日 |
実装(フロントエンド・バックエンド) | 7日 |
テスト | 2日 |
写真の手配や、取材、原稿作成などコンテンツに必要な素材の準備が必要な場合、制作期間はより長くなります。サイトに掲載しするコンテンツによって制作期間は大きく変動することを念頭に依頼しましょう。
Webサイト制作の費用相場
Webサイト制作において費用の話は気になると思います。サイト規模別におおよその費用の相場を紹介しております。詳しくは下記の記事をご覧ください。
制作期間を短くするポイント
制作期間を短くするポイントとして大きく二つあります。それぞれご紹介します。
●要件定義や課題などを決済者とともに決定しておく
制作に入る前のすり合わせにはかなりの時間がかかるものです。Web制作会社からヒアリングされる場合がありますが、前もってWebサイト制作を依頼する目的やゴールを決定しておくとスムーズに進みます。
何をしたらいいかわからない場合であっても、Web制作を作る理由やリニューアルしたい理由をまとめて決済者に承認をもらうことで、手戻りが少なくなり制作期間は短くなります。
●確認時間を減らす
進行中、進捗チェックの時間が複数回設けられます。そこで、上司や決済者の確認を待つ場合、1週間以上かかる場合があります。その間、進まない作業も出るため、うまく進行できないケースも発生しスケジュール遅延の原因となります。可能な限り素早いチェックできる社内体制を整えておくと良いでしょう。
制作期間を短くすることは、制作費用を安くすることにもつながります。
Webサイト制作のスケジュールの立て方と管理方法
Web制作におけるスケジュール管理の目的
Web制作においてスケジュール管理の目的は大きく3つあります。それぞれご紹介します。
●タスク漏れを防ぐ
スケジュールが曖昧な場合、それぞれのタスクの締め切りが明確になりません。それが原因となりタスク漏れや全体の遅れにつながります。
●スタッフの担当部分を明確にする
どのタスクを、誰が、いつまでに完了するのかを明確に表したものがスケジュールです。自分の作業領分が明確になるためスタッフもタスク管理がしやすくなります。
●現在の進行具合がわかるようにする
スケジュールを管理することで、現在の進行具合がわかります。スケジュールよりも遅れている場合は、今後のスケジュールを調整する必要があります。それを早い段階で気付くためにも、スケジュール管理は必須です。
スケジュール管理をすることは、プロジェクトをスムーズに進行していくためだけでなく、スタッフの作業がしやすくなるためにも非常に有用です。
スケジュール作成の手順
1.全体のゴールを明確にする
何の目的でWebサイトを制作、リニューアルするのかを明確にしてから出ないとタスクを洗い出すことはできません。まずはゴールを明確にしましょう。
2.タスクを大きく分解
ゴールが決まったら、まずは何をする必要があるかを出します。
- ヒアリング
- 設計
- デザイン制作
- 開発
- 公開準備
- コンテンツ登録
- 公開
というようなざっくりと大きなタスクをまずは分解します。
3.さらに細分化して分解
大きなタスクをさらに細かく分解していきます。細かくすれば細かくするほど制作期間は明確になっていきます。設計を細かく分解してみます。
- カスタマージャーニーマップ作成
- ユーザーシナリオ作成
- 他社Webサイト分析
- キーワード選定
- コンテンツ作成
- サイト構造の設計
- サイトマップ作成
- ワイヤーフレーム制作
これでも実際はまだ粗いです。ここにミーティングが入ったり、もっと細かく分解する必要が出てきます。
4.担当を決めて詳細を確認する(工数の確認など)
タスクごとに担当を決めて、実際に工数の確認をします。細かいタスクを担当に聞きながら、制作期間を明確にすることで、制作全体にかかる時間を見積もることができます。
5.ミーティングの日を決定する
プロジェクトを進めるにあたり、内容を詰めていくためのミーティングの日程を決めます。毎週何曜日ということであれば、その前の日には一つのタスクが終わっていると確認することが可能になります。毎回の打ち合わせで進捗を見られる日程に調整すると良いでしょう。
6.開始から終了の日を設定する
タスクの分解と対応するスタッフスタッフと細かい制作期間が決まれば、スケジュールを制作していきます。タスクの前後関係を考えながら、同時並行できる作業や、前の作業が終わらないと次の作業ができないものなど、エクセルやスプレッドシート、その他管理ツールなどに入力していきます。スケジュールがきつすぎたりしないように、余裕を持ったスケジュール制作を心がけましょう。
スケジュールの管理方法のポイント
タスクごとの進捗を常に確認すると管理しやすいです。タスクを管理する無料のツールなどもあるので参考にしてください。
ツール名 | 価格 | 説明 |
---|---|---|
Jooto https://www.jooto.com/ |
無料 有料あり |
直感的に使えるシンプルなデザインが特徴のプロジェクト管理ツールです。基本的な操作はドラッグ&ドロップだけで可能です。 |
Tretto https://trello.com/torublog/recommend |
無料 | 優先順位を付けながら、一目でやるべきことが明確にわかる管理ツールです。有名企業も利用しています。 |
backlog https://backlog.com/ja/ |
有料 | 大規模なプロジェクトや大手広告代理店でも利用されているプロジェクト管理ツールです。連携機能で外部サービスと連携することも可能です。 |
JIRA https://www.atlassian.com/ja/software/jira |
無料 有料あり |
アジャイルチームの利用実績No.1のツールです。個人であれば、無料でもかなり使用できますが、大きなプロジェクトになると有料が必要になります。 |