Webサイト制作におけるスケジュールの立て方

監修者 河上 智哉

Webサイト制作を依頼してからどのくらいの期間で納品されるか気になるものです。Webサイト規模別の制作期間の目安と、どのようにしてスケジュールを立てるのか詳しく解説していきます。

Webサイトの制作期間について

制作期間は費用と密接に関係しています。制作にかかる工数が大きくなると、Web制作会社にかかる負担も増え、費用も高くなります。Webサイトがどのような流れで制作されて、どのくらいの期間がかかるのか。大体の相場と制作期間に影響するポイントを紹介します。

Webサイト制作の流れ

Web制作の期間を把握するためには、まずどのような工程があるのかを知る必要があります。工程を知っていれば、Web制作会社に依頼する際も、効率よくプロジェクトが進めることができるでしょう。 以下の記事で細かく紹介していますので、Web制作のステップを理解しましょう。

Webサイト制作の流れと進め方~企画立案から公開までの5ステップ

Webサイト規模別の制作期間

制作期間は制作するWebサイトの規模や難易度によって変動します。サイト規模別の制作期間の相場をご紹介します。

大規模(100ページ規模)例:コーポレートサイト 約8ヶ月

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工程

日数

打ち合わせ(進捗チェック・資料作成)

20日

要件定義・画面設計

20日

デザイン制作

40日

実装(フロントエンド・バックエンド)

70日

テスト

10日

中規模(15ページ)例:採用サイト 約3ヶ月

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工程

日数

打ち合わせ(進捗チェック・資料作成)

12日

要件定義・画面設計

7日

デザイン制作

14日

実装(フロントエンド・バックエンド)

16日

テスト

4日

小規模(3ページ)例:キャンペーンサイト 約2ヶ月

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工程

日数

打ち合わせ(進捗チェック・資料作成)

15日

要件定義・画面設計

4日

デザイン制作

6日

実装(フロントエンド・バックエンド)

15日

テスト

4日

LPページ 約1ヶ月

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工程

日数

打ち合わせ(進捗チェック・資料作成)

9日

要件定義・画面設計

3日

デザイン制作

4日

実装(フロントエンド・バックエンド)

7日

テスト

2日

写真の手配や、取材、原稿作成などコンテンツに必要な素材の準備が必要な場合、制作期間はより長くなります。サイトに掲載しするコンテンツによって制作期間は大きく変動することを念頭に依頼しましょう。

Webサイト制作の費用相場

Webサイト制作において費用の話は気になると思います。サイト規模別におおよその費用の相場を紹介しております。詳しくは下記の記事をご覧ください。

Webサイトの相場をご紹介

制作期間を短くするポイント

制作期間を短くするポイントとして大きく二つあります。それぞれご紹介します。

●要件定義や課題などを決済者とともに決定しておく

制作に入る前のすり合わせにはかなりの時間がかかるものです。Web制作会社からヒアリングされる場合がありますが、前もってWebサイト制作を依頼する目的やゴールを決定しておくとスムーズに進みます。
何をしたらいいかわからない場合であっても、Web制作を作る理由やリニューアルしたい理由をまとめて決済者に承認をもらうことで、手戻りが少なくなり制作期間は短くなります。

●確認時間を減らす

進行中、進捗チェックの時間が複数回設けられます。そこで、上司や決済者の確認を待つ場合、1週間以上かかる場合があります。その間、進まない作業も出るため、うまく進行できないケースも発生しスケジュール遅延の原因となります。可能な限り素早いチェックできる社内体制を整えておくと良いでしょう。

制作期間を短くすることは、制作費用を安くすることにもつながります。

Webサイト制作のスケジュールの立て方と管理方法

Webサイトを制作では、スケジュール管理がとても重要です。
スケジュール管理の目的と、スケジュールを立てる手順も合わせてご覧ください。

Web制作におけるスケジュール管理の目的

Web制作においてスケジュール管理の目的は大きく3つあります。それぞれご紹介します。

●タスク漏れを防ぐ

スケジュールが曖昧な場合、それぞれのタスクの締め切りが明確になりません。それが原因となりタスク漏れや全体の遅れにつながります。

●スタッフの担当部分を明確にする

どのタスクを、誰が、いつまでに完了するのかを明確に表したものがスケジュールです。自分の作業領分が明確になるためスタッフもタスク管理がしやすくなります。

●現在の進行具合がわかるようにする

スケジュールを管理することで、現在の進行具合がわかります。スケジュールよりも遅れている場合は、今後のスケジュールを調整する必要があります。それを早い段階で気付くためにも、スケジュール管理は必須です。

スケジュール管理をすることは、プロジェクトをスムーズに進行していくためだけでなく、スタッフの作業がしやすくなるためにも非常に有用です。

スケジュール作成の手順

1.全体のゴールを明確にする

何の目的でWebサイトを制作、リニューアルするのかを明確にしてから出ないとタスクを洗い出すことはできません。まずはゴールを明確にしましょう。

2.タスクを大きく分解

ゴールが決まったら、まずは何をする必要があるかを出します。

  • ヒアリング

  • 設計

  • デザイン制作

  • 開発

  • 公開準備

  • コンテンツ登録

  • 公開

というようなざっくりと大きなタスクをまずは分解します。

3.さらに細分化して分解

大きなタスクをさらに細かく分解していきます。細かくすれば細かくするほど制作期間は明確になっていきます。設計を細かく分解してみます。

  • カスタマージャーニーマップ作成

  • ユーザーシナリオ作成

  • 他社Webサイト分析

  • キーワード選定

  • コンテンツ作成

  • サイト構造の設計

  • サイトマップ作成

  • ワイヤーフレーム制作

これでも実際はまだ粗いです。ここにミーティングが入ったり、もっと細かく分解する必要が出てきます。

4.担当を決めて詳細を確認する(工数の確認など)

タスクごとに担当を決めて、実際に工数の確認をします。細かいタスクを担当に聞きながら、制作期間を明確にすることで、制作全体にかかる時間を見積もることができます。

5.ミーティングの日を決定する

プロジェクトを進めるにあたり、内容を詰めていくためのミーティングの日程を決めます。毎週何曜日ということであれば、その前の日には一つのタスクが終わっていると確認することが可能になります。毎回の打ち合わせで進捗を見られる日程に調整すると良いでしょう。

6.開始から終了の日を設定する

タスクの分解と対応するスタッフスタッフと細かい制作期間が決まれば、スケジュールを制作していきます。タスクの前後関係を考えながら、同時並行できる作業や、前の作業が終わらないと次の作業ができないものなど、エクセルやスプレッドシート、その他管理ツールなどに入力していきます。スケジュールがきつすぎたりしないように、余裕を持ったスケジュール制作を心がけましょう。

スケジュールの管理方法のポイント

タスクごとの進捗を常に確認すると管理しやすいです。タスクを管理する無料のツールなどもあるので参考にしてください。

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ツール名

価格

説明

Jooto
https://www.jooto.com/

無料
有料あり

直感的に使えるシンプルなデザインが特徴のプロジェクト管理ツールです。基本的な操作はドラッグ&ドロップだけで可能です。

Tretto
https://trello.com/torublog/recommend

無料

優先順位を付けながら、一目でやるべきことが明確にわかる管理ツールです。有名企業も利用しています。

backlog
https://backlog.com/ja/

有料

大規模なプロジェクトや大手広告代理店でも利用されているプロジェクト管理ツールです。連携機能で外部サービスと連携することも可能です。

JIRA
https://www.atlassian.com/ja/software/jira

無料
有料あり

アジャイルチームの利用実績No.1のツールです。個人であれば、無料でもかなり使用できますが、大きなプロジェクトになると有料が必要になります。

まとめ

Webサイトを制作するには、まとまった制作期間が必要です。サイト規模や難易度によって制作期間は大きく変わります。スケジュールを管理する方は、ツールを利用しながらプロジェクトを進め、素晴らしいサイトを制作しましょう。

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監修者

河上 智哉部長 | シニアディレクター

前職ではモバイル関連コンテンツおよび周辺機器のテストディレクターとして、品質管理や進行管理、クライアントとの調整業務に従事。テスト計画の策定から実施管理、課題抽出・改善提案まで幅広く担当し、品質向上とプロジェクト推進を担う。

一方で、学生時代から趣味で培っていたWeb制作の知識や、Photoshop・Illustratorを用いたデザインスキルを活かし、本業の傍ら自社サービスのWebサイト運営を担当。コンテンツ更新や改善施策の実施に加え、取引先企業のWebサイトリニューアルや運用支援に携わる。

業務を通じてWeb領域への興味を深める中で、必要な知識や技術を自ら習得しながら実践経験を積み重ね、約10年間勤務した前職からWeb業界への転職を決意。現在はWebディレクターとして、顧客・ユーザー双方の課題を俯瞰的に捉えながら、要件整理、情報設計、制作進行管理、運用改善まで一貫して担当している。toB・toCを問わず多様な業界のプロジェクトに携わった経験を活かし、柔軟性と実行力をもってプロジェクトを推進し、成果創出に向けて伴走している。

専門領域

Webディレクション, 運用・保守, 撮影, プロジェクトマネジメント, 要件定義・仕様策定, 取材・ライティング, 品質管理 (検品・テスト), Google Search Console, Google Analytics 4 (GA4), Google 広告 / Yahoo!広告