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地方メンバーに会いに!depat移動オフィス -仙台編-
仙台での移動オフィス!エンジニアの一日
▼タイムテーブル
11:00 仙台駅前コワーキングスペースに待ち合わせ
11:30 1日のすり合わせMTG
12:00 ランチ
14:00 週次エンジニアMTG
15:00 案件もくもく
17:00 ハンズオン ShopifyとGatsbyJSでヘッドレスコマースサイトを作ってみよう
20:00 会食
最初はちょっぴりドキドキのエンジニアたち
オフラインならではのコンテンツ
最初の待ち合わせでは、実際に会うのは初めてということで少しドキドキ(ワクワク)していましたが、時間が経つにつれて自然体で技術や案件の内容をシェアしていくメンバーたち。
リモートではなかなかわからないメンバー同士の癖や業務の進め方でアレコレ会話するのも今では新鮮な一コマですが、集中しだしたらいつもと変わらず作業を進められるのは、普段から場所にとらわれずリモートで業務を行っているからかもしれませんね。
また、せっかくの対面の機会なので案件の合間を縫って少しだけハンズオン企画も実施しました。
ちょうどShopifyの案件を進めているメンバーもいたので、ShopifyのAPIを使ってJamstackでページを構築する、いわゆるヘッドレスコマースを作ってみよう!という形でGatsby+Shopify APIのハンズオンを行いました。
GatsbyもShopifyも初めて!というメンバーもいてワクワクしながら取り組んでいましたが、途中でエラーが出たりと苦労している場面も。
地方メンバーとの交流だけではなく、コロナ下で社員旅行や飲み会などが難しい近年に入社した若手メンバー同士もこの遠征を通して技術や案件、プライベートについて語り合う機会が持て、互いにいい刺激になっていたようでした。
この遠征で色々と語り合った若手エンジニアの饗場と橋本
時間が深くなれば、昔話や会社の体制のこと、互いに期待していることなど話は盛り上がり、全然時間が足りない!と感じるほど充実した1日を過ごすことができました。
オフラインコミュニケーションの価値
今回の移動オフィスで一番強く感じたところは、やはりオフラインならではのコミュニケーションの価値でした。大きく2点あります。
1.独り言から派生する”雑談”
考え込んだり、小さく首をかしげたり、ため息をついたり。オフィスに出社していれば身近に非言語でのフィードバックを感じる事が出来ます。
例えば相手を見て、悩んでいるのか、不満があるのか、ただ怠惰的なのかを感じ、それが分かれば、その相手に対して適切な問いかけをして共通理解を得るための会話を続けることがでる。ここはオフラインならではのコミュニケーションと言えます。
2.偶発的な気付き
以前こちらの記事でも記載がありましたが、ここで言う偶発的な気付きとは、周囲との関わり・たまたま目にした仕事の様子・休憩中の雑談などをきっかけに、ビジネス・仕事の課題解決やアイディアに気付くことを言います。
例えば一人のエンジニアが先輩エンジニアに質問を投げかけ、そこで飛び交う会話を耳にすることで、会話の外にいる他のエンジニアが自らの仕事にそこから得る気付きを取り入れるというようなことは実際に今回の移動オフィスでもありました。偶発的な気付きもまた、同様にオフラインならではのコミュニケーションなのです。
上記2点は、リモートワークのみのコミュニケーションでは、ほとんど効果がなくなるのではないでしょうか。
故にリモートワークのチームビルドでは、個々人の想いや考えを引き出す機会が必要であり、その引き出した情報を元にチームメンバーに共通の理解をつくりながら、それぞれのコミュニケーションのポジションを作り、オンラインでも議論しやすい場を醸成する必要がある。
そのためにも、オフラインとオンラインのメリットを掛け合わせて新しい方法を模索していく必要があるのです。
チャレンジし続けることが大切。リモートワーク下でのコミュニケーション施策
リモートワークが定着しつつある昨今では、プレイヤー側としては生活スタイルを大切にしながら、高いパフォーマンスで仕事がしやすくなり、また仕事が集まるとされる都市の企業にエントリーしやすくなりました。採用する企業側としては”通勤圏内”といった採用の基準自体がなくなり、より広い場所から可能性を探ることができるようになりました。
しかし、クライアントやメンバーがコミュニケーションをとり、共につくっていくWeb制作会社においては、前述のような非言語フィードバックや偶発的な気付きもまた見捨てることはできない大切な要素であることを、今回の遠征やオフィス出社する機会にて、身をもって体感できたと感じます。
機会はそこまで多くなかったとしても年に1度でも、オフラインのコミュニケーションを定期的に行うことで、個々の思いや意見を共有しやすくなり少しだけ非言語のコミュニケーションへの理解を持てるきっかけになる。コミュニケーションのポジションを取りやすくなる。
まだまだ意欲的に取り組むには難しい世の中ですが、デパートは時を見ながら少しずつその機会を引き続き作っていくようにコミュニケーション施策を日々考えています。メンバーの声を聴きながら、これからもできることを取り組み続け、デパートらしい仕組みを作っていけたらと思っています。
吉田さんありがとう!