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目次
目次
- Webサイトの保守運用の重要性
- Webサイトの保守運用とは?基礎知識を解説
- Webサイトの保守運用の具体例
- ドメインの保守
- サーバーの保守
- SSL証明書など、セキュリティ関連の保守
- CMSのバージョンアップデート対応
- ログイン・パスワードの定期的な更新
- 最新ブラウザ・連携システムの仕様変更への対応
- テキストやデザインなどのコンテンツの更新
- SEO対策 -リンク切れのチェック
- Webサイトのバックアップ保管
- 監視と障害対応
- 保守運用の料金相場と費用内訳
- 対応内容別の料金相場と費用例
- 自社で保守運用する場合
- 制作会社に依頼する場合
- Webサイトの保守運用は制作会社に依頼!依頼する際のポイント
- 1. 保守運用の範囲を定める
- 2. どのような体制が必要か検討する
- 3. 所有権や著作権の帰属先を明確にしておく
- 4. 保守運用にかかるすべての費用を確認する
- 5.制作会社の実績や経験を確認する
- 6. 制作会社とのコミュニケーションが円滑か
- 7. 契約書に保守内容や範囲が明記されているか確認する
- 保守運用でのよくある質問(Q&A)
- Q1. 保守運用は必ず必要ですか?
- Q2. 自社で保守運用することは可能ですか?
- Q3. どんなときに保守の重要性を実感しますか?
- Q4. サイトリニューアル後、すぐに保守契約は必要?
- Q5. 保守運用だけを制作会社に依頼することもできますか?
- Q6. 社内で更新してもらっているが、保守を外注すべき?
- Q7. 更新頻度が少なくても、保守は必要?
- まとめ:保守運用を依頼して安定したWebサイト運用を実現
- リニューアル・新規制作に伴う
- 保守運用サービスをご紹介
Webサイト・ホームページの保守運用とは、公開後に継続的に行う管理やサービスを指します。これには、サーバーやドメインの管理、セキュリティの確保、CMSのアップデート、コンテンツの更新などが含まれます。保守運用は、Webサイトの機能性や安全性を維持するために非常に重要です。これらの対応がないと、Webサイトは脆弱になり、利用者にも悪影響を与える恐れがあります。 また、保守契約を結ぶ際には、運用範囲や体制、費用についてしっかり検討する必要があります。料金相場は、保守運用の内容によって異なるため、自社で行うか外部に依頼するかを考慮すると良いでしょう。
この記事では、安定したWebサイト運用を実現するために役立つ、注意点やポイントを踏まえ、細かな対応内容をご紹介します。
Webサイトの保守運用の重要性
Webサイトの保守運用は、その信頼性や安定性を維持するために欠かせない、極めて重要な要素です。現代において、Webサイトは単なる情報発信の場を超え、企業のブランドイメージを決定づける重要なインフラとなっています。
Webサイトを定期的に更新し、常に正確な情報や最新のデータを提供することは、ユーザー(閲覧者)の満足度向上に直結します。例えば、営業時間や価格、商品情報が古いまま放置されているとどうなるでしょうか。訪問者は「この会社は本当に営業しているのだろうか?」「管理がずさんな会社ではないか」と不信感を抱き、二度とサイトを訪れてくれなくなる可能性があります。
さらに、保守運用はセキュリティ対策の観点からも必要不可欠です。インターネット上では、世界中から常にサイバー攻撃の脅威にさらされています。Webサイトの改ざん、ハッキング、個人情報の漏洩といった重大なリスクを最小限に抑えるためには、システムの「脆弱性(セキュリティの弱点)」をチェックし、必要なプログラムのアップデートを継続的に実施することが求められます。
これにより、大切な顧客データを安全に守り、企業のブランドイメージを損なうことなく、長期的な信頼を維持することが可能となります。このように、Webサイトの保守運用は、単なる「維持管理作業」にとどまりません。それそのものがWebサイトの品質を向上させ、事業価値を高めるための「攻めの取り組み」であり、企業の経営戦略と密接に関連付けられるべき重要な業務なのです。
Webサイトの保守運用とは?基礎知識を解説
「保守」と「運用」はセットで語られることが多い言葉ですが、厳密には役割が少し異なります。それぞれの意味を正しく理解することで、なぜ両方が必要なのかが見えてきます。
まず「保守」とは、主に「修理」や「メンテナンス」を通じて、システムが正常に稼働し続けることに重点を置く活動を指します。イメージとしては、自動車の車検や定期点検に近いものです。
状態の維持: サイトが表示されない、メールが届かないといったトラブルを防ぐための点検。
トラブル対応: 予期せぬエラーが発生した際に、原因を特定し、迅速に復旧させる作業。 これらは、Webサイトという「資産」を守るための守りの活動と言えます。
一方、「運用」は日常的な管理や活動を意味し、Webサイトを活用して成果を上げるための業務を指します。
コンテンツ更新: お知らせの掲載、ブログの執筆、商品情報の追加など。
マーケティング: アクセス解析を行い、より多くの人に見てもらうための施策を実行する。
機能追加: ユーザーの利便性を高めるために、新しい機能やページを追加する。 運用をしっかり行うことで、訪問者のニーズや流行(トレンド)に適応し、より多くのアクセスやお問い合わせ(コンバージョン)の獲得が可能になります。
保守と運用はそれぞれ異なる役割を持ちながらも、車の「車輪」のように両輪で機能します。保守がおろそかであれば、いくら良い記事を書いてもサイトが表示されず意味がありませんし、運用がなければ、サイトは安全でも誰も見に来ない「廃墟」となってしまいます。そのため、両方を適切にバランスよく組み合わせて活用することが、効率的で効果的な運営に繋がります。
定期的なメンテナンスを行うことで、サイト全体の表示速度などのパフォーマンスを安定させ、結果としてユーザー体験(UX)の向上にも繋がります。さらに、プロによる保守運用では、目に見えない部分でのエラーの有無を確認し、技術的なトラブルを未然に防ぐことも含まれます。このように、保守とは単なるチェック作業にとどまらず、サイト運営の基盤を支える重要な工程であることが分かります。

Webサイトの保守運用の具体例
前述の通りWebサイトの保守運用には、サーバーやセキュリティ関連の保守など、専門知識を要する作業も含まれ、多岐にわたる具体的な作業が伴います。 「保守」と一口に言っても、Webサイトの種類(コーポレートサイト、採用サイト、ECサイトなど)や、使用している技術(WordPressなどのCMS、独自のプログラム)、利用しているサーバー環境によって、求められる要件は異なります。
例えば、ショッピング機能を持つECサイトの場合、通常の商品ページ更新に加え、決済システムの監視、顧客データベースの厳重な管理、在庫連動システムのメンテナンスなど、高度な対応が必要です。
本記事では、一般的なホームページ(コーポレートサイト)において必要となる、代表的な保守運用の具体例を一つひとつ細かく見ていきましょう。
【保守運用の具体例】
・ドメインの保守
・サーバーの保守
・SSL証明書など、セキュリティ関連の保守
・CMSのバージョンアップデート対応
・ログイン・パスワードの定期的な更新
・最新ブラウザ・連携システムの仕様変更への対応
・テキストやデザインなどのコンテンツの更新
・SEO対策(リンク切れのチェック)
・Webサイトのバックアップ保管
・監視と障害対応
ドメインの保守
ドメインとは、「○○.com」や「○○.co.jp」のような、インターネット上での「住所」にあたる部分であり、これを正確に管理することはWebサイト運営の第一歩です。
具体的には、ドメインの有効期限(1年〜数年単位)の管理や更新手続きが挙げられます。 もし、うっかり更新を忘れて有効期限が切れてしまうとどうなるでしょうか。当然、Webサイトは表示されなくなりますし、同じドメインを使っているメールアドレスも一切送受信できなくなってしまいます。さらに恐ろしいのは、一度手放したドメインは第三者に取得されてしまう可能性があることです。長年運用して信頼を積み重ねたドメインを失うことは、ビジネスにとって計り知れない損失となり、検索エンジンでの評価(SEO評価)もゼロになってしまいます。
また、ドメインの管理には「DNS(ドメイン・ネーム・システム)」の設定維持も含まれます。これは「住所(ドメイン)」と「土地(サーバー)」を紐付ける重要な設定です。Webサイトのサーバー移転や、メールサーバーの変更を行う際には、このDNS設定を正確に書き換える必要があります。
さらに、ドメインに関連するセキュリティ対策も重要です。「ドメインハイジャック」と呼ばれる、ドメインの登録情報を勝手に書き換えられ、偽サイトに誘導される被害を防ぐため、管理画面への二段階認証の導入や、レジストラロック(移管ロック)の設定といった措置が推奨されます。これらの保守作業は、地味ですがWebサイトの存続に関わる非常に重要な業務です。
サーバーの保守
サーバーの保守では、Webサイトのデータを保管・配信しているコンピューター(サーバー)の状態を定期的に確認し、正常な稼働を維持します。これを家に例えるなら「土地」や「建物」の基礎部分の管理にあたります。
サーバーは24時間365日稼働し続けているため、ハードウェアの故障やシステムのエラーが発生するリスクが常にあります。そのため、稼働状況を監視し、アクセス集中でサーバーがダウンしていないか、メモリやディスク容量に空きはあるかなどをチェックします。障害が発生した場合には、再起動や設定変更などの対応を迅速に行う必要があります。
また、サーバーを動かしているOS(オペレーティングシステム)やミドルウェア(PHPやWebサーバーソフトなど)には、定期的にセキュリティパッチ(修正プログラム)が公開されます。これらを適用せず古いままにしておくと、外部からのサイバー攻撃やウイルスの侵入を許してしまう原因となります。
さらに、Webサイトの表示速度が遅いとユーザーが離脱してしまうため、アクセスログを分析し、パフォーマンスの向上を図るチューニング作業も求められます。これらの専門的な対策を講じることで、Webサイトの信頼性を高め、ユーザーにとって快適な閲覧環境を提供することが可能となります。
SSL証明書など、セキュリティ関連の保守
セキュリティ関連の保守は、Webサイト運用を安全かつ円滑に進めるうえで欠かせない重要な要素です。 特に「SSL証明書」の管理は必須です。SSLとは、Webサイトとユーザーが見ているブラウザとの間の通信を暗号化する技術です。URLが「http」ではなく「https」から始まり、鍵マークが表示されているのがその証です。
SSL証明書は、お問い合わせフォームに入力された個人情報や、ECサイトでのクレジットカード情報などの機密データを、盗聴や改ざんから守る役割を果たします。
現在ではGoogleなどの主要ブラウザもSSL化を強く推奨しており、SSL証明書がないサイトには「保護されていない通信」といった警告が表示され、ユーザーに不安を与えてしまいます。
SSL証明書には有効期限(多くは1年、あるいは数ヶ月)があり、期限が切れると警告画面が表示され、サイトへのアクセスが実質的に遮断された状態になります。これを防ぐために、期限管理と更新手続きを確実に行う必要があります。 さらに、WAF(Webアプリケーションファイアウォール)の導入や、IPS/IDS(不正侵入検知・防御システム)の設定見直しなど、サーバーレベルでのセキュリティ設定を定期的にアップデートすることも重要です。
このような保守運用全般を適切に管理することで、企業のコンプライアンスを守り、より安全な運用環境を維持します。保守サービスを活用することで、煩雑な証明書の更新作業や専門的なセキュリティ設定をプロに任せることが可能です。
CMSのバージョンアップデート対応
現在、多くのWebサイトで導入されているWordPress(ワードプレス)などのCMS(コンテンツ管理システム)は、セキュリティ強化や機能改善のために、頻繁にアップデートが行われます。 これは、スマートフォンやPCのOSアップデートと同じようなものです。古いバージョンのまま使い続けることは、泥棒に対して「鍵の壊れたドア」を放置しているのと同じくらい危険です。世界中で使われているシステムだからこそ、ハッカーの研究対象になりやすく、脆弱性(プログラムの欠陥)が見つかった場合は即座に対応する必要があります。
アップデート作業は、単に「更新ボタン」を押せば良いというものではありません。
本体のアップデート: CMS自体の更新。
プラグインのアップデート: お問い合わせフォームやSEO対策などの機能を追加する拡張機能の更新。
テーマのアップデート: サイトのデザインを司るテンプレートの更新。
これらを更新した際、稀にプログラム同士の相性が悪くなり、サイトのデザインが崩れたり、画面が真っ白になったりする不具合が起きることがあります。そのため、プロの保守運用では、いきなり本番環境を更新するのではなく、テスト環境で動作確認を行ってから安全にアップデートを実施します。また、CMSが動作する基盤言語である「PHP」のバージョンアップ対応も必要になることがあります。
こうした対応を怠ると、最悪の場合、サイトが改ざんされてスパムメールの踏み台にされるなどの被害に遭う可能性があります。
ログイン・パスワードの定期的な更新
ログイン情報の管理とは、Webサイトの管理画面への「鍵」を管理する、極めて基本的かつ重要な保守作業です。 特に、WordPressなどの管理画面は、インターネット上のどこからでもアクセスできることが多いため、IDとパスワードが漏れると誰でも侵入できてしまいます。
定期的にパスワードを変更することは、万が一どこかから情報が漏れていた場合のリスクを低減し、セキュリティの向上に直結します。 また、スタッフの異動や退職があった際、あるいは制作会社を変更した際には、アカウントの削除やパスワード変更を速やかに行う必要があります。退職者がアクセスできる状態が続いているのは、セキュリティホールそのものです。
さらに、安全性を高めるには、強固なパスワードポリシーを採用することが重要です。「password123」や「会社名+2024」のような推測されやすい文字列ではなく、英数字・記号を混ぜた複雑なものを設定します。加えて、パスワードだけでなく、スマートフォンなどを使った「二段階認証」を導入することで、第三者からの不正な侵入をほぼ確実に防ぐことができます。このような泥臭い対策こそが、企業や個人のデータ保護において最も効果的な手段となります。
最新ブラウザ・連携システムの仕様変更への対応
Webの世界は技術の進歩が非常に速く、Google Chrome、Safari、Edge、FirefoxといったWebブラウザ(ホームページを見るソフト)も頻繁にバージョンアップしています。 ある日突然、ブラウザの仕様変更によって「画像が表示されない」「レイアウトが崩れる」「ボタンが押せない」といった不具合が発生することがあります。特に、iPhoneのiOSアップデートなどでSafariの挙動が変わることは珍しくありません。
Webサイトのユーザー利便性を損なわないためには、こうした新しいブラウザへの適合性を確認し、必要に応じてプログラムの修正や調整を行うことが重要です。 また、Googleマップの埋め込みや、Instagram・X(旧Twitter)などのSNS連携機能を使っている場合、それらのサービス側の仕様変更(APIの変更)によって、突然表示されなくなることもあります。 古い技術のまま放置せず、常に最新の技術基準や閲覧環境に合わせてWebサイトを微調整していく「守りの改修」が、ユーザーにストレスを与えないためには不可欠です。
テキストやデザインなどのコンテンツの更新
Webサイトの運用において、最もユーザーの目に触れるのがコンテンツの更新です。 「新着情報」「実績紹介」「ブログ」「社員インタビュー」など、情報の鮮度を保つことは、企業が活動していることの証明になります。
ユーザーが求める情報を的確かつタイムリーに提供することで、訪問者の滞在時間が延び、再訪率(リピーター)の向上に繋がります。逆に、最終更新日が数年前のお知らせしかないサイトは、ユーザーに不安を与えてしまいます。 デザインについても、数年に一度のリニューアルだけでなく、バナーの差し替えや、スマートフォンでの見やすさを改善するなどの微調整(UI/UX改善)を行うことで、使いやすさが向上します。
また、SEO対策(検索エンジン最適化)の観点からもコンテンツ更新は不可欠です。Googleなどの検索エンジンは、「ユーザーに役立つ新しい情報」を高く評価する傾向があります。更新を怠ると、検索順位が徐々に低下し、競合他社に埋もれてしまう恐れがあります。定期的な更新計画を立て、質と量の両面からコンテンツを育てていくことが、Webサイトの資産価値を高めます。
SEO対策 -リンク切れのチェック
Webサイトを長く運営していると発生しやすいのが「リンク切れ」です。リンク切れとは、クリックした先のページが削除されていたり、URLが変更されていたりして、「404 Not Found(ページが見つかりません)」と表示されてしまう状態のことです。
ユーザーがせっかく興味を持ってクリックしたのに、エラー画面が表示されるとどう思うでしょうか。「欲しい情報がない」と失望し、すぐにそのサイトから立ち去って(直帰して)しまうでしょう。これはユーザー体験として非常に悪く、企業の信頼感を損ないます。
また、SEOの観点からもリンク切れはマイナス評価の要因となります。検索エンジンのロボットがサイト内を巡回する際に行き止まりが増えると、サイトの構造を正しく理解できなくなるからです。 保守運用では、専用のツールを使って定期的にサイト内のリンクを全チェックし、切れているリンクがあれば修正や削除を行います。地道な作業ですが、サイトの健康状態を保つためには欠かせないメンテナンスです。
Webサイトのバックアップ保管
Webサイトのバックアップ保管は、あらゆるトラブルに対する「最後の命綱」となる非常に重要な作業です。 「操作ミスで記事を全部消してしまった」「更新中に画面が真っ白になった」「ウイルスに感染してデータが壊された」「サーバー自体が物理的に故障した」など、データが失われるリスクは常にあります。
バックアップがなければ、サイトを復旧させるためには、また一から作り直さなければならず、膨大な費用と時間、そして機会損失が発生します。 保守運用では、以下の2種類のデータを定期的にバックアップします。
Webサーバー上のデータ: 画像ファイル、HTMLファイル、テーマファイルなど。
データベース上のデータ: 投稿された記事のテキスト、設定情報、顧客データなど。
これらを、Webサーバーとは別の場所(外部ストレージなど)に自動的に保存する仕組みを構築します。そして重要なのは「バックアップから正しく復旧できるか」を確認しておくことです。プロの保守では、万が一の事態に備え、迅速な復旧手順までを含めて管理します。
監視と障害対応
Webサイトの監視は、24時間365日、サイトが正常にインターネット上に存在しているかを見守る業務です。 「死活監視」とも呼ばれ、専用のシステムを使って、数分おきにサイトへのアクセスチェックを行います。もし、サーバーダウンやネットワーク障害などでサイトが表示されなくなった場合、監視システムがすぐにアラート(警報)を出し、管理者に通知します。
障害対応は、その通知を受けて迅速に対処するプロセスです。「なぜ落ちたのか」の原因をログから特定し、サーバーの再起動を行ったり、サーバー会社へ問い合わせたり、プログラムの修正を行ったりして復旧作業にあたります。
特に、キャンペーンの開始直後やテレビで紹介された直後などは、アクセスが急増してサーバーがダウンしやすくなります。こうした事態に備えて監視体制を整えておくことは、ビジネスの機会損失を防ぐために不可欠です。
保守運用の料金相場と費用内訳
保守運用にかかる料金は、依頼先や契約内容によって大きく異なり、「月額数千円」で済む場合もあれば、「月額数十万円」かかる場合もあります。金額の差が激しいため、相場を理解するには「何にお金がかかっているのか」を知る必要があります。
保守運用の料金が変わる主な要因は以下の通りです。
保守内容の範囲(作業ボリューム)
「サーバーの監視だけ」なのか、「記事の更新代行も含む」のか、「月に何回まで更新するのか」によって費用は変わります。手厚いサポートほど高額になります。依頼する事業者の規模や信頼性
フリーランスなどの個人事業主は比較的安価ですが、病気などで連絡が取れなくなるリスクがあります。一方、制作会社や大手企業は、チーム体制で管理するため品質が担保されますが、その分人件費が含まれるため料金は高めに設定されます。サーバー・インフラのスペック
利用するサーバーが高性能な専用サーバーなのか、一般的な共用サーバーなのかによっても維持費は異なります。
「高いからダメ」「安いから良い」ではなく、自社のサイトにとって「必要な安心」と「必要な作業」が含まれているかどうかを見極めることが重要です。
対応内容別の料金相場と費用例
保守運用の料金体系は、一般的に「基本料金(維持費)」と、作業に応じた「オプション料金(作業費)」で構成されています。 以下に、一般的なホームページにおける費用の目安をまとめました。これらはあくまで目安であり、依頼する会社やサイトの規模によって変動します。
保守運用の内容別、一般的な費用例
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項目 | 費用の目安 | 内容・備考 |
|---|---|---|
サーバー費用 | 月額 1,000円〜50,000円 | サイトのデータを置く場所代。共用サーバーなら数千円、専用サーバーやクラウド(AWS等)なら高額になります。 |
ドメイン費用 | 年額 1,000円〜10,000円 | 「.com」「.jp」などの維持費。ドメインの種類によって価格が異なります。 |
SSL費用 | 年額 0円〜100,000円 | 通信暗号化の証明書。無料(Let's Encrypt)のものから、企業実在証明付きの高額なものまであります。 |
保守管理費用 | 月額 10,000円〜50,000円 | 定期バックアップ、監視、CMSアップデート、簡易な修正対応などが含まれる基本的な管理費です。 |
スポット更新費 | 1回 3,000円〜 | 契約範囲外の修正を行う場合の都度払い料金。画像1枚の差し替えやテキスト修正など。 |
※実際の契約では、これらをパッケージ化して「月額○万円」と設定している制作会社が多いです。
※利用するサービスや、サーバー会社への直接支払いか、制作会社による代行支払いかによっても異なります。
自社で保守運用する場合
「費用を節約したいから」という理由で、自社(社内)で保守運用を行おうと考える企業も多いでしょう。確かに、外部への支払いは減りますが、見えない「内部コスト」が発生することを忘れてはいけません。
自社で行う場合、担当者にはWebサーバー、ドメイン、HTML/CSS、CMSの仕組みなど、幅広い専門知識が求められます。
人件費: 担当者がトラブル対応や更新作業に費やす時間。慣れていないと、プロなら10分で終わる作業に数時間かかることもあります。
教育コスト: 担当者が辞めてしまった場合、新しい担当者を採用・教育する必要があります。引き継ぎがうまくいかず、管理不能になるリスクもあります。
設備投資: 検証用のPCやソフトウェアの購入費が必要になる場合があります。
また、最新のセキュリティ情報を常にキャッチアップし続けるのは、本業の片手間では非常に困難です。「なんとなく」で運用した結果、ハッキング被害に遭い、復旧のためにかえって高額な費用がかかってしまった、という失敗例も少なくありません。自社対応は、社内に専任のエンジニアがいる場合を除き、意外とハードルが高い選択肢と言えます。
制作会社に依頼する場合
制作会社に保守運用を依頼する場合、月額数万円〜のコストはかかりますが、それに見合う大きなメリットがあります。
プロによる確実な対応: 専門知識を持ったスタッフが対応するため、作業ミスが少なく、トラブル時も迅速に解決できます。
セキュリティの安心感: 常に最新の脅威に対する対策を任せられるため、情報漏洩などのリスクを大幅に軽減できます。
本業への集中: 面倒な更新作業や管理業務を丸投げできるため、社員は本来の業務(営業や商品開発など)に集中できます。
改善提案: ただ維持するだけでなく、「ここを直した方が使いやすいですよ」といったプロ視点での改善提案を受けられる場合があります。
制作会社は、いわばWebサイトの「かかりつけ医」のような存在です。プロに依頼することで、高品質なサポートや迅速な対応が期待でき、業務効率やセキュリティ面でも安心です。必要なオプションを選べる柔軟性も魅力です。
株式デパートでは、Webサイトの制作だけでなく、公開後の保守や運用のご支援も長らく対応させていただいております。お客様の社内体制やご予算に合わせて、最適なプランをご提案させていただきます。「何から相談すればいいかわからない」という場合でも、ぜひお気軽にご相談ください。
Webサイトの保守運用は制作会社に依頼!依頼する際のポイント
Webサイトの保守運用を外部の制作会社に依頼することで、多くのメリットが得られます。効率的かつ効果的な保守管理を実現でき、結果的に企業の運営全体にもプラスの影響をもたらすと言えるでしょう。 しかし、「どの会社に頼んでも同じ」ではありません。依頼先選びに失敗すると、「頼んだ作業をしてくれない」「連絡がつかない」といったトラブルになることもあります。
ここでは、制作会社に保守運用を依頼する上で、後悔しないために気を付けておきたいポイントを7つに分けてご紹介します。
【保守運用を依頼する際のポイント】
保守運用の範囲を定める
どのような体制が必要か検討する
所有権や著作権の帰属先を明確にしておく
保守運用にかかるすべての費用を確認する
制作会社の実績や経験を確認する
制作会社とのコミュニケーションが円滑か
契約書に保守内容や範囲が明記されているか確認する
1. 保守運用の範囲を定める
まず最も重要なのが、「どこまでやってくれるのか」という範囲の明確化です。 「保守」という言葉の定義は会社によって曖昧です。「サーバーの監視」だけを指す場合もあれば、「月3回までの記事更新」を含む場合もあります。
トラブル時の復旧作業は含まれるか?(別料金か?)
画像やテキストの修正は月何回まで可能か?
CMS(WordPress等)のアップデートは実施してくれるか?
電話サポートはあるか?
これらが曖昧なままだと、「やってくれると思っていたのに別料金を請求された」という認識のズレが生じます。依頼前に、自社がやってほしいことリストを作成し、それがプランに含まれているかを確認しましょう。
2. どのような体制が必要か検討する
制作会社との連携には明確なルール作りや業務フローの確立が不可欠です。 例えば、Webサイトに急いで掲載したいニュースがある場合、どのような手順で依頼すればよいのでしょうか。「メールで原稿を送れば翌営業日にはアップされる」のか、「専用の管理ツールで申請が必要」なのか。
また、緊急時の体制も重要です。金曜日の夜にサイトがダウンした場合、対応してくれるのは月曜日の朝になってしまうのか、それとも土日でも緊急連絡先があるのか。自社のビジネススピードや、サイトの重要度(24時間止まってはいけないのか、多少なら許容できるのか)に合わせて、必要なサポート体制を持っている会社を選びましょう。
3. 所有権や著作権の帰属先を明確にしておく
意外と見落としがちなのが、ドメインやサーバー、制作物の「名義」と「権利」の問題です。 保守を依頼する場合、ドメインやサーバーの契約を制作会社が代行することがあります。この時、契約の名義が「制作会社」になっていると、将来その会社と解約したい時に、「ドメインを返してもらえない」「高額な移管手数料を請求される」といったトラブルになる可能性があります。
また、作成した画像やプログラムの著作権が、制作会社にあるのか、自社に譲渡されるのかも確認が必要です。トラブルを未然に防ぐためにも、「解約時はスムーズにドメインやデータを引き渡す」という条項があるかを確認しておきましょう。
4. 保守運用にかかるすべての費用を確認する
見積もりの金額だけでなく、将来的に発生する可能性のある費用も確認しましょう。 毎月の「保守管理費用」のほかに、以下のような費用がかかる場合があります。
ドメイン・サーバーの更新費: 年に1回発生する実費。
SSL証明書の更新費: 証明書の種類によっては高額になります。
CMSのメジャーアップデート費: 大規模な改修が必要な場合、別途見積もりになることが一般的です。
緊急対応費: 時間外や特急での作業にかかる追加費用。
表面上の月額料金だけでなく、年間トータルでいくらかかるのか(ランニングコスト)を把握し、予算計画を立てることが大切です。
5.制作会社の実績や経験を確認する
その会社が、自社と同じような業種や規模のサイトを運用した経験があるかを確認しましょう。 実績を見ることで、その会社が得意とする分野が見えてきます。ECサイトならECサイトの運用実績が豊富な会社、BtoB企業なら法人サイトの運用に強い会社を選ぶのが安心です。
信頼できる会社は、自社のWebサイトで具体的な支援事例や実績を公開していることが多いです。
【デパートの実績例】
株式会社パルコ
株式会社ヤクルト本社
株式会社ポプラ社
実績ページを見て、長く付き合いが続いているクライアントが多い会社は、保守運用の質が高いと言えるでしょう。
6. 制作会社とのコミュニケーションが円滑か
保守運用は、数年単位の長い付き合いになります。そのため、担当者との「相性」や「話しやすさ」は非常に重要です。制作会社との定期的な連絡や情報共有がしっかりとできることを確認しましょう。
専門用語ばかり使わず、分かりやすい言葉で説明してくれるか?
こちらの質問に対して、レスポンス(返信)は早いか?
ただ言われたことをやるだけでなく、提案をしてくれるか?
契約前の打ち合わせやメールのやり取りで、これらの点を感じ取ってください。コミュニケーションにストレスがない会社を選ぶことが、長期間安定して運用を続けるコツです。
7. 契約書に保守内容や範囲が明記されているか確認する
最後に、これまでの確認事項がすべて「契約書」または「覚書」に明記されているかをチェックします。 口約束はトラブルの元です。「サーバー障害時の免責事項(どこまで責任を負うか)」「機密保持契約(NDA)」「解約時のルール(何ヶ月前に申し出るか)」など、細かい条件もしっかりと目を通しましょう。
契約書の内容が明確であればあるほど、双方の役割分担がはっきりし、何かあったときにも契約書に基づいて冷静に対処できます。不明点があれば、遠慮せずに契約前に質問して解消しておくことが、良好なパートナーシップを築く第一歩です。
保守運用でのよくある質問(Q&A)
ここで、弊社によくお問い合わせいただく内容や、実際に保守運用をご支援させていただいているお客様からの声を、よくある質問としてご紹介いたします。
Q1. 保守運用は必ず必要ですか?
A. はい、必ず必要です。 Webサイトは「公開して終わり」ではなく、公開してからがスタートです。特にセキュリティ対策やシステムの更新を怠ると、サイトの乗っ取りや情報漏洩のリスクが高まるだけでなく、Googleなどの検索エンジンからの評価も下がり、誰も見に来ないサイトになってしまいます。ビジネスとしてWebサイトを活用する以上、最低限の保守は必須コストとお考えください。
Q2. 自社で保守運用することは可能ですか?
A. 対応範囲によっては可能です。 例えば、「お知らせの文章を更新する」「ブログを書く」といった日常的なコンテンツ運用は、社内で行うことが可能ですし、その方がコストも抑えられます。 ただし、「CMSのセキュリティアップデート」や「サーバーが落ちたときの復旧作業」など、専門的な技術が必要な部分は、プロである制作会社に任せた方がリスクを回避できます。社内では「更新」を担当し、技術的な「保守」は外注するというように、役割分担をするのが一般的です。
Q3. どんなときに保守の重要性を実感しますか?
A. やはり「トラブルが起きたとき」です。 お客様からは、「突然サイトが表示されなくなったときに、電話一本ですぐに調査・復旧してもらえて助かった」「お問い合わせフォームからスパムメールが大量に来たとき、すぐに対策してくれた」といった声をよくいただきます。 また、「リンク切れの指摘を外部から受けたとき」など、自分たちでは気づかない部分をサポートしてもらえる点に価値を感じていただいています。保険と同じで、平時は気づきにくいですが、いざという時の安心感が違います。
Q4. サイトリニューアル後、すぐに保守契約は必要?
A. むしろリニューアル直後こそ必須です。 公開直後は、予期せぬ表示崩れや、特定環境での不具合が見つかりやすい時期です。また、リニューアルに伴ってURLが変わった場合、検索順位が変動することもあります。 こうした変化を監視し、微調整を行うために、公開後の初月〜3ヶ月間は特に手厚いサポート体制が必要です。ここでしっかりと調整を行うことで、その後の運用が安定します。
Q5. 保守運用だけを制作会社に依頼することもできますか?
A. はい、もちろん可能です。 「サイトを作った会社が廃業してしまった」「今の会社の対応が遅いので乗り換えたい」といった理由で、制作と保守を別の会社に依頼する企業様も増えています。 ただし、他社が作ったサイトを引き継ぐ場合、CMSの仕様やサーバーの権限情報など、事前の調査が必要になります。スムーズに引き継ぐためにも、現行の管理会社からドキュメント(設計書など)をもらっておくことをお勧めします。
Q6. 社内で更新してもらっているが、保守を外注すべき?
A. 「技術的な有事」に備えて検討すべきです。 社内の担当者様が、HTMLの修正やサーバーの設定変更まで完璧にこなせるエンジニアであれば不要かもしれません。しかし、多くの場合は「記事の更新はできるが、システムのエラーは直せない」というケースです。 万が一のトラブル対応や、定期的なバックアップ、CMSのバージョンアップなどは外部に任せ、社内担当者様は「より良いコンテンツを作ること」に集中する体制を作ると、コスト効率も良く、サイトも成長しやすくなります。
Q7. 更新頻度が少なくても、保守は必要?
A. はい、更新頻度に関わらず必要です。 たとえ見た目のデザインや文章を1年も変えていなかったとしても、裏側の世界(サーバー、ドメイン、ブラウザの仕様、ウイルスの手口)は日々変化し続けています。 「何も触っていないのに、ある日突然サイトが真っ白になった」という事例は実際にあります。放置すればするほど、システム内部に脆弱性が溜まり(技術的負債)、いざ直そうとした時に多額の費用がかかることになります。最低限の維持管理プランだけでも契約しておくことを強く推奨します。
まとめ:保守運用を依頼して安定したWebサイト運用を実現
Webサイトの保守管理や運用を外部のプロに依頼することで、安定した運用環境を構築することが可能です。 専門家によるサポートは、目に見えないセキュリティリスクからサイトを守り、技術的な課題が発生した際にも迅速かつ的確に対応するための大きな助けとなります。
特に、Web制作会社に保守管理や運用を委託することで、単なる維持だけでなく、最新のデザイントレンドや技術を取り入れた「攻めの運用」が期待できます。このような体制を整えることで、社内の担当者は慣れないサーバー管理などに時間を取られることなく、本業にリソースを集中させることができ、業務の大幅な効率化が図れます。
また、定期的なメンテナンスや更新作業を継続することで、Webサイトが常に最新の情報を提供できる状態を維持し、ユーザーからの信頼を向上させることができます。 安定したWebサイトの運用が実現することで、顧客との信頼関係が強化され、さらにはお問い合わせや売上の増加といった、ビジネス全体の成長にもつながるでしょう。保守運用の費用は「コスト」ではなく、将来的な利益を生み出すための「投資」であり、戦略的な選択と言えます。
リニューアル・新規制作に伴う保守運用なら株式会社デパートにおまかせ
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