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サイト設計とは?おこなうメリットや注意すべきポイントを紹介
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スマホやタブレットの普及によりWebサイトを見られる頻度が高まり、それに伴って企業はWebサイト制作に力を入れるようになりました。
しかし、Webサイトが見られる頻度が高まったとはいえ、コンテンツに価値のないWebサイトではただ作っただけの、本来の意味を果たさないWebサイトになってしまいます。
Webサイトのターゲット層、ゴールの設定などを「サイト設計」において事前にしっかりと決定しておくことが重要です。
事前にどれだけ綿密にサイト設計がおこなえるかで、そのWebサイトの成果が左右します。
今回は、「Webサイトがどれだけ成果を出せるのか」に大きく影響するサイト設計について解説していきます。
サイト設計とは?
サイト設計とは、Webサイトのテーマの決定や、どんなコンテンツをWebサイトに用意するのかなどをあらかじめ綿密に決定し設計しておくことを指します。
Webサイトの骨組みを作り上げる作業で、Webサイトを作る前の下準備でありながら、最も重要な行程でもあります。
このサイト設計を視覚的にも確認しやすいように、サイトマップのような形で表にしておき、メンバーで共有しやすい状態にします。
そうすることで、該当するWebサイトが期待する効果を最大限に活かすために専門性の高いキーワードを選定したり、ページの階層などを見直したり、さまざまな施策を打ち出しやすくなります。
他にも、サイト設計では現状の会社の問題点を見つけたり、課題の選定をおこなったりしていきます。これにより、Webサイトによって解決できる問題点や課題があれば、具体的な施策としてコンテンツを用意することなどが可能になります。
サイト設計をおこなうべき理由
サイト設計をおこなうべき理由は、Webサイトをどういった目的、どのようなターゲット、ゴールはどこなのかを明確にしておくために必要だからです。
サイト設計が定まっていないと、本来必要のないコンテンツが増えてしまったり、思い付きでWebサイトのページ数などが増えてしまったりして、作り直しなどの二度手間が発生してしまいます。
サイト設計の際に注意するべきポイント
サイト設計をおこなうことで、ブレのない良質なWebサイトを目指せます。
読者が必要なコンテンツが簡単に見つけられ、検索エンジンの視点からもクローラーが巡回しやすいサイトになるでしょう。
ここでは、サイト設計をおこなう際に注意すべき点を4つ紹介します。
専門性を高める
サイト設計をおこなう上で、意識しなければいけない点は「専門性を高める」ことです。
具体的な行動として、サイトのテーマを設定し、そのテーマに沿った関連キーワードを決定する必要があります。
そして、そのキーワードをどのようなジャンルなのかカテゴリーで分け、そのカテゴリーの中で専門性が高い良質なWebサイトにするべくサイト設計を進めていくことが、SEOの観点から見ても効果が高いとされています。
サイトテーマに関連するキーワードの設定
サイトのテーマに沿った関連キーワードを抽出する方法として、専用のツールを使うことを推奨します。
キーワードの選定ツールとしてキーワードプランナーが有名ではないでしょうか。その他にも人気のものもありますが、キーワードプランナーはGoogleが提供しているツールなので、その性能と品質は折り紙つきです。
関連キーワードを事前に設定しておくことで、そのキーワードに関連するトピックを網羅できるであろうコンテンツ制作が可能です。
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リンク階層を浅く
コンテンツの更新により、ページが増えていきます。その際、どうしてもWebサイトの構造が深くなってしまい検索して訪れるユーザーや検索エンジンのクローラーが巡回しにくいWebサイトになってしまいます。
そのような事態を防ぐために、Webサイトのリンク階層を浅く作り上げていくことを考慮しておきましょう。
構造のパターンもツリー構造やリニア構造がありますが、自社(または自分)のWebサイトに適した構造を採用し、コンテンツの構成・構造を設定していきましょう。
Webサイトのトップページから、2クリック以内に全てのページに行き着くような構造にすることで、ユーザーはもちろん、クローラーが巡回しやすいWebサイトと認識されます。
サイト設計を綿密におこなうことはWebサイトの評価をあげるためにも重要な施策なのです。
URL名を簡潔に
各ページのURLを簡潔にすることで、ユーザビリティーが向上します。
ページを作成する際に、URL名をその関連するジャンルとトピックから、一目でどのようなことが書かれているページなのか分かったほうがSEOの効果を引き上げる効果とともに、検索ユーザーが安心してURLをクリックできることにつながるでしょう。
URL名を簡潔なものにしないまま公開し、公開途中でURLを変更するとそのページは「新規のもの」と検索エンジンに判断されてしまう可能性があります。
こういった点からも、事前にサイト設計をおこないURL名の定義付けを決定しておく必要があります。
サイト設計の手順
では実際に、サイト設計をおこなっていく行程を紹介していきます。
課題の整理
まず第一におこなうべきなのが自社(もしくは個人)の課題整理です。
課題を事前に洗い出しておくことでWebサイトでどのように課題解決を目指していくのか、どう補強していくべきか、具体的な目標が見つかっていきます。
Webサイトの目的・ターゲットの選定
ネットには数えきれないほどのWebサイトが存在します。そしてその無数のWebサイトにも目的や目標が設定されていることがほとんどです。
これから作るWebサイトによって、自社のどのような課題解決を果たすのか、明確に設定しておきましょう。
目標をクリアするために、Webサイトに訪問して欲しいターゲットを決定していきます。
年齢や性別、想定する職種・業種、抱えている悩みや年収(月収)などを細かく設定しておきましょう。
詳細で具体的なターゲットのイメージを作っておくことで、そのターゲットが満足するコンテンツ制作がおこなえ、多くの方が閲覧する・問い合わせの多いWebサイトの構築が可能です。
サイトマップ作成
サイトマップとは、Webサイト全体の構造を一覧できる地図のようなページのことを指します。
Webサイトの目的やターゲット視点でのコンテンツの配置やカテゴリー分けをしつつ、サイトマップを作成していきます。
想定しているターゲットが自社のWebサイトにおいて、どのような導線で閲覧していくのか、コンテンツの配置は適正かなどを十分に意識しながらサイトマップを作成していきましょう。
ワイヤーフレーム作成
サイトマップの作成が完了したら、実際のWebサイトの設計図となるワイヤーフレームを作っていきます。
Webサイトのターゲット層や自社のイメージにのっとったデザインを表現していく前提で、必要な情報やコンテンツの配置を決定していきます。
ただし、ワイヤーフレームを作成する際には注意が必要です。
ワイヤーフレームはあくまでも「線」と「枠」で構成されたものを指します。この時点で、余計な装飾やデザインを配置してしまうとワイヤーフレームとしての特性が発揮できなくなってしまいます。
サイト設計まとめ
サイト設計は、質の良いWebサイトの設計にはなくてはならない作業のひとつです。
サイト設計を疎かにしてしまうと、閲覧ユーザーが訪れにくくコンテンツも適切ではないWebサイトが出来上がってしまいます。
ぜひ、Webサイトを制作する場合はサイト設計を綿密におこなうようにしてください。