ホームページに必要?サーバーとは?作成の仕組みや種類、会社の選び方を解説

2025.10.13

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インターネットで自分の会社やサービスを紹介するには、ホームページ(=お店)を構えることが欠かせません。ですが、「サーバーとは何か」「ドメインとは何か」と聞かれると、仕組みや選び方が分かりづらいと感じる方も多いのではないでしょうか。

この記事では、ホームページを「お店」にたとえながら、webサーバーやメールサーバーの役割、ドメインの取得方法、種類やスペックの違いなどをわかりやすく解説します。

ホームページ作成にサーバーはなぜ必要?

ホームページは、お客様を迎える「お店」と考えるとわかりやすいです。
ただし、お店は建物を建てるだけでは営業できません。置くための「土地(サーバー)」が必要です。

  • サーバーは、お店(ホームページ)の商品や装飾(文章や画像などのデータ)をしまっておく倉庫のような存在

  • お客様が訪問したときに、その商品や情報を届ける役割を果たす

  • 自分のパソコンに置いただけでは他の人がアクセスできないため、インターネット上で公開するためのwebサーバーが欠かせない

つまり、サーバーがあるからこそ、あなたのお店をインターネットの街に建てられるのです。

ホームページ・サーバー・ドメインの関係を「店・土地・住所」で解説

  • ホームページ → 店(商品やサービスを並べてお客様を迎える場所)

  • サーバー → 土地(お店を建てるスペース。webサーバーやメールサーバーがある)

  • ドメイン → 住所(お客様が訪れるための目印)

どんなに素敵なお店を用意しても、土地がなければ建てられず、住所がなければ誰も訪れることができません。
サーバーとドメインがあってこそ、インターネット上でお店を開けるのです。

ホームページがインターネット上で見られる仕組み

ホームページ(お店)が表示されるまでには、以下の流れがあります。

1. ユーザーがURLにアクセスしてサーバーにリクエストを送る

住所(ドメイン)を入力すると、「このお店を見せてください」というリクエストがサーバーに送られます。

2. リクエストを受け取ったサーバーがホームページのデータを返す

サーバー(土地)は、倉庫にある商品(HTML・画像・CSSなど)を取り出し、ユーザーに届けます。

3. ブラウザがデータを受信してページを表示する

ブラウザは受け取ったデータをもとに、お店の中(ホームページ)を再現して表示します。

サーバーの利用方法は大きく分けて2種類

お店を建てるための土地(サーバー)をどう用意するかは、大きく分けて2つです。

自社で設備を整えて管理する「自社サーバー」

  • 自分でサーバー(土地)を購入し、そこにホームページ(お店)を建てるイメージ

  • 社内に設置し自由に内容を設定できるが、維持費や管理コストが高い

  • セキュリティやトラブル対応もすべて自分たちで行う必要がある

  • 容量やスペックを自由に決められるが、更新作業も自前になる

専門業者のサーバーを借りる「レンタルサーバー」

  • 管理された土地を一部借りてお店を出すイメージ

  • 初期投資が小さく、管理も任せられる

  • 多くの企業や個人が利用している一般的な方法

  • wordpressなどのCMSも簡単に導入できるプランが多い

初心者には手軽なレンタルサーバーがおすすめ

これからお店(ホームページ)を持ちたい人にとっては、レンタルサーバーがもっとも現実的です。

レンタルサーバーの主な4つの種類

1台を複数人でシェアする「共有サーバー」

  • 商業施設の一角にお店を出すイメージ

  • コストが安く、小規模サイトに最適

  • 容量やスペックに制限はあるが、簡単に始められる

1台を独占して使える「専用サーバー」

  • 大きな土地を自分だけで借りて自由に使える

  • 大規模サイトやアクセスが多い場合に適している

仮想的に専用環境を構築する「VPS(仮想専用サーバー)」

  • 区画ごとに仕切られたテナントビルのようなイメージ

  • 比較的安価に独自性を持てるが、設定や更新は自分で行う必要がある

柔軟なリソース調整が可能な「クラウドサーバー」

  • 必要に応じて土地の広さを増減できる

  • アクセスが急増しても対応できる柔軟さが強み

多くの場合、コストパフォーマンスに優れた共有サーバーで十分

会社案内サイトやブログ程度なら、共有サーバーで十分運用可能です。無料のプランでは制約が大きいため、有料プランでスタートするのが安心です。

失敗しないレンタルサーバー会社の選び方5つのポイント

レンタルサーバーは数多くのホスティング会社が提供していますが、種類やスペックはさまざまです。以下のポイントを押さえると失敗を避けられます。

サイトの表示速度や安定性に関わるサーバー性能を確認する

  • ページが表示される速さは、来店客の満足度に直結

  • サーバーの稼働率(99%以上が目安)が高いほど安心

  • CPUやメモリ、ディスク容量などのスペックを確認

安定して素早くページが表示されるサーバーを選ぶことで、ユーザーが離脱しにくくなります。

初期費用と月額料金のバランスを比較する

  • 初期費用0円やキャンペーンを実施している会社もある

  • 月額料金は数百円〜数千円と幅広い

  • 長期利用するなら更新時の費用もチェック

価格が安いというだけでなく、必要な機能が揃っているかをあわせて見極めましょう。

Webサイトのセキュリティ対策機能が充実しているか

  • SSL証明書(https対応)が無料で付いているか

  • 不正アクセスを防ぐWAFや迷惑メール対策があるか

  • 自動バックアップや復元機能があるか

ビジネスの信頼を守るためには、セキュリティ面がしっかりしたサーバーを選ぶことが欠かせません。

多くのユーザーに選ばれている運用実績があるか

  • 数十万件以上の利用実績を持つサーバー会社は安心感がある

  • 口コミやレビューも参考になる

  • 長年サービスを続けているかどうかも信頼の目安

実績が豊富な会社ほど、障害対応やノウハウが蓄積されています。

トラブル時に頼れるサポート体制が整っているか

  • 24時間365日のサポートがあるか

  • チャットや電話での対応が可能か

  • マニュアルやヘルプページが充実しているか

サーバーにトラブルはつきもの。安心して使うには、サポート体制の良さも契約をする前の大きな判断材料です。

ビジネス利用なら無料サーバーは避けるべき理由

無料のサーバーは手軽に見えますが、ビジネスには向きません。実際に運営してみると、容量や更新制限などのデメリットが大きく影響します。

サイトに意図しない広告が表示されてしまう

  • 無料プランでは運営会社の広告が強制的に表示されることが多い

  • ユーザーの信頼感を損ね、ブランドイメージが下がる

自社のホームページに不要な広告が出てしまわないように、広告なしで公開できる選択をする方が良いでしょう。

独自ドメインが使えず信頼性が低くなる場合がある

  • 無料サーバーではmyname.sharedexample.comのようなサブドメインになることが多い

  • 自社名やサービス名で検索しても覚えてもらいにくい

自社独自のドメインを使うことができず、URLを見ても会社がわからない状態になってしまいます。

十分なサポートが受けられずトラブル時に困る可能性がある

  • 無料プランはサポートがメールのみ、あるいは提供されないこともある

  • 障害やデータ消失が起きても自己解決が求められる

大切なビジネスを運営するなら、安心できる有料サーバーを選びましょう。

サーバーとあわせて準備が必要な「ドメイン」とは?

サーバーはお店を建てる「土地」ですが、そこに住所(ドメイン)がなければお客様はたどり着けません。

  • ドメインとは、インターネット上の住所のこと

  • www.example.com のように人が覚えやすい形にできる

  • 購入は専用のサービス(レジストラ)から行うのが一般的

自分のサービス名や会社名に合わせて取得することで、信頼性も高まります。

ビジネス用途なら信頼性が高まる独自ドメインを取得しよう

  • 名刺や広告に載せると印象が良い

  • 検索時にも自社名で表示されやすくなる

  • フリードメインよりも「公式感」が出る

独自ドメインは年間数千円程度のコストですが、ブランド強化につながる有効な投資です。

まとめ

レンタルサーバーを選ぶときは「性能」「料金」「セキュリティ」「実績」「サポート」の5つを重視することが大切です。特にビジネス利用の場合、無料のサーバーは信頼を損ねるリスクがあるため避けましょう。

サーバー(土地)とドメイン(住所)が揃ってはじめて、お客様が訪問できるホームページ(お店)になります。これからホームページを作る、始める方は、まずは共有サーバー+独自ドメインの組み合わせでスタートするのがおすすめです。

株式会社デパートでは、Web制作からサーバー・ドメイン選定まで一貫してサポートしています。wordpressでの構築や更新作業を含め、安心してホームページ作成・公開したい方は、ぜひお気軽にご相談・ご依頼ください。

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