Blog
オウンドメディアをリニューアルする理由とは?成功のポイントも紹介
オウンドメディアをリニューアルする理由
オウンドメディアをリニューアルする理由は、主に4つです。オウンドメディアは最初に制作したら終わりではなく、継続してコンテンツを配信する必要があります。また流入の増加や問い合わせ、購入件数の増加を図るためには、コンテンツを配信しながらユーザーの反応を確認し、改善を図ることが大切です。大きな改善方法として、オウンドメディアをリニューアルする方法があります。
PV数のわりにCVRがよくない
CVRとはWebサイトを訪れたユーザーのうち、購入やお問い合わせなどWebサイトが目的としている結果にたどり着いた件数の割合を指します。PV数が多いのにCVRが悪い場合は、SEO対策による自然検索からの流入はできているが、オウンドメディアの仕様がユーザーにとって利用しにくい可能性があります。
たとえば、購入や問い合わせのボタンが見にくい、リンク切れしているなど、ユーザーが購入や問い合わせにたどり着きにくい原因があると考えられるでしょう。そのため、PV数がよくてCVRが悪い場合は、リニューアルによりフォームへの導線改善を図る必要があります。
企業イメージとデザインがマッチしていない
企業のイメージやブランディングとオウンドメディアのデザインがマッチしていない場合にも、リニューアルが必要です。オウンドメディアの閲覧から購入や問い合わせにつなげるためには、商品やサービスのターゲット層に向けてオウンドメディアを発信する必要があります。そのため、ターゲット層に合っていないデザインだとミスマッチが生じ、オウンドメディア自体は閲覧されても購入や問い合わせまで進まない可能性があります。
ターゲット層に合ったデザインにすることで流入の増加が見込めるとともに、商品やサービスを必要とするユーザーにオウンドメディアを閲覧してもらえて、CVRの増加も期待できるでしょう。そのため、オウンドメディアはテーマに合わせたユーザーが多く訪れるような設計が大切です。
Webのトレンドが反映されていない
Web上の機能やトレンドは移り変わりや発展のスピードが速いため、アップデートされるたびにオウンドメディアも更新していく必要があります。流入の維持や増加を図るためには、アップデートに合わせて検索エンジンの最適化を都度行うことが必要です。また、CMSの機能も随時追加、アップデートされていきます。そのため、ターゲットが閲覧しやすいよう機能の追加やサイト構造の改善なども継続して行う必要があるでしょう。
サイトの階層構造が複雑化している
サイト内の階層構造が複雑な場合、ユーザーが最終目的までたどり着けない可能性があるため、リニューアルにより構造を整理して最適化する必要があります。オウンドメディア内の構造が複雑だとユーザーが本当に知りたい情報を探せず、途中で離脱してしまうおそれがあります。またユーザーだけではなく、検索エンジンも情報を適切に取得しにくくなり、検索順位が下がってしまう可能性もあるでしょう。そのため、サイト構造を見やすく整理して必要な情報を入手しやすい環境を作ることが大切です。
オウンドメディアのリニューアルを成功させるポイント
オウンドメディアをリニューアルして目的を達成するためには、いくつかのポイントを押さえておく必要があります。ここでは、リニューアルを成功させるための8つのポイントを紹介します。
リニューアルの目的を明確化する
効果的な改善を行うためには、まずオウンドメディアをリニューアルする目的を明確にしましょう。たとえば、製品やサービスの購入率アップ、問い合わせや資料請求の増加、古い情報の更新などです。目的によって改善しなければいけないポイントが変わります。具体的な目的を決めることで何を改善すればよいのか、現在のオウンドメディアが抱える課題がみえてくるでしょう。
具体的な数値目標を立てる
目的が決まったら具体的な数値目標を立てましょう。たとえば、流入数を2倍に上げる、CVRを30%増加させる、購入数の増加により売上を130%まで伸ばすなど、具体的な数値を決めておくとリニューアルによる効果がみえやすくなります。また数値目標があるとリニューアル後の運用で目標を達成できたかできなかったかの判断がしやすく、数値を基準にしてさらに改善が図れるでしょう。
<h3現状を分析して課題を見つけ改善策を立てる>
オウンドメディアの現状を分析するためには、ツールの利用も大切です。さまざまなツールを利用して、ユーザーが離脱する理由やCVRにつながらない原因を探りましょう。ツールを利用すると、原因になっているページや機能を効率的に洗い出せます。
オウンドメディアの分析に役立つ主なツールは以下のとおりです。
- Googleアナリティクス
- Google Search Console
- マーケティングオートメーションツール
- ヒートマップツール
リニューアル後の費用対効果を調べる
オウンドメディアのリニューアルによって、どのくらいの結果が見込めるかを数値で記録しておきましょう。そして、リニューアルにかかる費用と比較していきます。費用の予測を立てる際は、リニューアル自体にかかる制作費用だけではなく、稼働するスタッフの人件費も加味します。費用対効果が小さい場合は、リニューアルを検討し直す必要があるでしょう。予算が固定されている場合は、リニューアルの内容変更や、外注する場合は依頼会社を決めなおすなどの柔軟な対応が求められます。
必要なページを削除しすぎない
リニューアル時にセッションが少ないという理由だけで既存ページを削除しすぎてしまうと、CVRが下がるおそれがあります。閲覧数が少なかったとしてもセッションが数件ある場合は、削除せずにひとまず取っておきましょう。セッションは少なくてもCVRが高いというコンテンツもあるかもしれません。そのため、セッションだけをみてむやみに削除するのは、リニューアルの目的に対して逆効果になってしまうリスクがあるといえます。
カテゴリやタグ別に整理する
Webサイトに訪れたユーザーが興味のあるコンテンツにすぐ移動できるよう、コンテンツをカテゴリで分ける、タグを付けるなどの対応をしましょう。必要な情報や関連する情報がすぐに見つかるサイト構造を作っておけば、ユーザーも快適にオウンドメディアを利用でき、問い合わせや購入につながる可能性も高まるでしょう。
コンテンツは継続的に更新していくものであるため、カテゴリ分けやタグ付けなどの整理もこまめに行う必要があります。
コンテンツをリライトして品質を上げる
これまで制作してきたコンテンツの情報が古くなっていないか確認しましょう。情報が古くなっている場合や、現在では不適切な文言が使われている場合などは、リライトを行いコンテンツの品質を上げることが大切です。最新情報にリライトするとユーザーも適切な情報を入手でき、オウンドメディアの信頼度が向上するでしょう。また、社会のニーズの移り変わりは速いため、今のニーズに合わせた情報に更新するためにもリライトが欠かせません。
広告を入れすぎない
オウンドメディア内には広告を入れすぎないよう注意しましょう。知りたい情報があってオウンドメディアに訪れたユーザーに対して多くの広告を入れてしまうと、必要な情報にたどり着く前にわずらわしさから離脱してしまう可能性があります。ユーザービリティの低下につながるため、広告の頻度には注意が必要です。
まとめ
オウンドメディアをリニューアルする理由としては、企業のイメージとオウンドメディアのデザインがかけ離れている、CVRがよくない、Webサイト内に適切な機能が追加されていない、サイトの階層構造が複雑化しているなどが挙げられます。リニューアルによって悩みや課題を解決するためには、具体的な目的や数値目標の設定が欠かせません。具体的に決めておくことで、分析による改善もしやすくなるでしょう。オウンドメディアは会社の資産となるコンテンツです。継続的に更新するだけではなく、古くなった情報の更新も欠かせません。
株式会社デパートでは、Webサイトのリニューアルやオウンドメディアの改善支援を承っています。設計からコンテンツ企画の提案、SEO対策、メディア改善支援まで一気通貫でサポート可能です。なかなかオウンドメディアの効果が出ないとお悩みの方は、ぜひ一度お気軽にご相談ください。運用中のオウンドメディアでも効果を分析して、より効果的なメディアの実現をお手伝いします。
Webマーケティング、Web制作に関することなら
|