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システム開発ではデザイン性も重要!発注の流れや依頼先の選び方も紹介
システム開発の発注でデザインが重要な理由
システム開発とは、簡単にいうと仕組みづくりを指しています。またデザインでは、その仕組みづくりで設計したものを、具体的に目に見える形にします。システム開発とデザインは、別物と捉えがちですが実は密接な関係があります。
搭載した便利な機能がどこにあるか把握しやすい設計をし、スムーズに利用できるようにするためにもデザイン性を意識する必要があります。
デザインが重要視されるシステム開発の種類
こちらでは、デザインが重要視されるシステム開発の種類を紹介します。主にデザイン性を意識する必要のあるシステム開発は以下のとおりです。
- 業務システムの開発・設計
- アプリの開発
- Webサイトの制作
それぞれどのような特徴を持ち、なぜデザイン性が重要なのかを確認しましょう。
業務システムの開発・設計
業務システムは、一般的に社内で利用するシステムのため、デザイン性を重要視する必要はないと考える人も多いでしょう。しかし、業務の効率化を図るためにもデザインが重要な役割を果たしています。
たとえば、よく利用する機能が視覚的に見にくいアイコンをしていると、作業を開始するまでにロスタイムが生まれ、業務効率の低下をまねくと考えられます。必要な機能がどこにあるかわかりにくいデザインだと、使い勝手が悪くなり利用頻度が低下してしまうおそれもあるでしょう。また、業務システムは多くの企業で毎日触れられるものです。日々の業務を心地よくスムーズに進めるためにも、デザイン性は欠かせないでしょう。
アプリの開発
モバイルアプリやWebアプリの開発でもデザインが重要です。アプリでは、デザイン性の高いおしゃれな表示にしたいと考える方も多いでしょう。しかし、おしゃれなデザインをしていても使い勝手が悪ければ、ユーザーが離れていってしまいます。アプリも業務システムと同様に、見やすさやわかりやすさを意識したデザインが大切です。
ユーザーが操作しやすいUI・UXで設計ができれば、スピーディな課題解決にもつながるでしょう。アプリでは、直感的に操作できるデザインが理想といえます。
Webサイトの制作
Webサイト制作でも、デザインは重要な役割を果たしています。優れたデザイン性のWebサイトを制作すれば、企業のブランディングにもつなげられます。企業や商品・サービスに関連するWebサイトの場合は、雰囲気に統一感を持たせる意識が大切です。
ただし、制作において統一感は重要ですが、見た目のおしゃれさを重要視しすぎて、Webサイト自体の利便性が低下しないよう注意しましょう。企業のイメージにあったデザインと、ユーザーが目的に辿り着きやすいデザインのバランスが重要です。
システム開発とデザインを発注する際の流れ
こちらでは、システム開発とデザインを外部に発注する際の流れを紹介します。自社のイメージにあわせて、利便性の高いシステム開発を行うためにも、基本的な発注の手順を確認しましょう。
発注先の選定
システム開発の発注先は、フリーランスから中小企業、大企業などさまざまです。そのため、発注先選びから迷ってしまうケースも多いでしょう。ポイントとなるのが、システム開発力とデザイン力です。先述したように、充実した機能を備えていてもデザイン性が悪ければ効率よく使いこなせない可能性があります。
そのため、開発力とデザイン力の両方を備えている企業の選定が大切です。企業のニーズにマッチした発注先を選びましょう。
提案依頼書(RFP)の作成
提案依頼書(RFP)とは、システムの概要や目的、実現したいことなどを記載した資料を指します。口頭での情報提供は、発注先にイメージが伝わりにくい可能性があります。認識のズレが発生してしまえば、開発後に修正を繰り返さなければなりません。イメージ通りのシステム開発を行うためにも、書面で詳細な情報を伝える方法がおすすめです。
提案依頼書(RFP)についてはこちらに詳しくご紹介しています。
オリエンテーションの実施
発注先の候補と、オリエンテーションを行いましょう。個別で発注先とミーティングを行うのではなく、候補となる複数社に対して提案依頼書をもとにした説明会を実施します。まとめて対応が可能なため、個別でミーティングをするよりも効率的かつ比較検討しやすいといえるでしょう。
相見積もりにより発注先を決定
オリエンテーションを実施した後は、各発注先候補から見積もりをもらい、比較検討を行いましょう。システム開発では、予算を設定するのが一般的なため、かかる費用のチェックは欠かせません。また、対応内容についてもチェックが必要です。各発注先候補に提出した提案依頼書に沿った開発が可能であるか、またデザイン性が期待できるのかを必ず確認しましょう。
システムの開発
発注先を決めて契約を結んだら、いよいよ開発を進めてもらいます。システム開発では、要件定義や基本設計、詳細設計の流れで進めていきます。デザイン案については、開発を進めながらこまめにチェックし、イメージとのズレがあれば、適宜修正を依頼しましょう。使い勝手のよいシステムを開発するためにも、デザイン性の違和感があれば必ず伝え、修正してもらう工程が重要です。
システムの納品と稼働
開発が一通り完了したら、システムを納品してもらいます。実際に担当者がシステムを稼働させ、使い心地を確かめます。システムの操作性の確認をスムーズに進められるよう、事前にマニュアルを整備し、導入体制を整えておくとよいでしょう。問題なく作動するかを確認するとともに、機能の不足がないか、デザイン性に問題ないかなどをチェックします。
運用・保守・メンテナンスの実施
システム導入後、運用を開始してからトラブルが発生するケースもあります。何か問題が生じたら、開発会社側にサポートに入ってもらいましょう。企業によってサポート体制が異なるため、事前にどの程度までサポートを実施してくれるか事前の確認が大切です。システムの種類によっては、定期的なアップデートが必要な場合もあります。
初めてシステムを導入する場合は、不慣れなことが多くトラブルも発生しやすいため、サポート体制が充実した企業を選びましょう。
デザインで失敗しないための開発会社選び
こちらでは、システムのデザインで失敗しないための開発会社選びのポイントを紹介します。システムを効率よく使いこなすためには、デザイン性も重要であると解説しました。そのため、開発会社を選ぶ際も、デザインに関する実績をチェックする必要があります。
実績や得意分野をチェックする
開発会社の実績や得意分野をチェックしましょう。自社で開発してもらいたいシステムと同じ分野の開発実績が豊富な企業がおすすめです。企業によって得意分野は異なります。自社のニーズに応えてもらえるかどうかは、実績でチェックしましょう。
具体的な提案をしてもらえるかチェックする
開発してもらいたいシステムについて、自社の要望を伝えたときに、要件を理解し共感し、具体的な提案をしてくれる企業を選びましょう。また、質問に対してスピーディに回答してくれる企業であれば、課題解決もスムーズで、快適にやり取りを進められるでしょう。
制作会社の実績をチェックする
システム開発会社で実際に取り組んだ実績(ポートフォリオ)をチェックするのも一つの方法です。これまでの制作実績の中でデザイン性や操作性など、自社の求めているものが見られる場合はイメージに沿ったシステム開発やデザインが叶うでしょう。
まとめ
今回、システム開発におけるデザインの重要性について紹介しました。社内で利用する業務システムや、アプリ・Webサイトなどは、機能の充実度も大切ですが、利用する人が見やすい・使いやすいデザイン性の担保も欠かせません。必要な機能がすべて備わっていても、機能の場所がわかりにくいデザインであれば、システムの利便性を感じにくくなるでしょう。
デザインによる利便性の向上をお考えのシステム開発については、ぜひ株式会社デパートにご相談ください。UXデザインに基づいたシステムの開発を行っており、最適なユーザー体験の提供に貢献いたします。初めてシステムを導入する場合でもヒアリングさせていただきながら、企業やブランドにマッチした機能・デザインを提案いたします。
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