新しい街の、新しい本屋。コンセプトが息づくサイト作り|株式会社ひらく

公開日 2026.03.25更新日 2026.04.01
監修者 花岡 僚子

目次

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本を軸とした場づくりやコンテンツ企画を手がける株式会社ひらくさま(以下、ひらく)は、従来の書店の枠を超えた多様な過ごし方ができる場「文喫」を展開されています。デパートでは、既存店とは異なるコンセプトでオープンした新店舗「BUNKITSU TOKYO」のサイト制作を、要件定義や設計、イラスト、デザイン、構築でご支援しました。今回は本案件ディレクターの河上とデザイナーの伊藤が、制作プロジェクトを共にした ひらくさまのお二人とプロジェクトを振り返りました。

「こうしたい」に寄り添ってくれる制作会社が必要だった

――はじめに新店舗「BUNKITSU TOKYO」のサイト制作の背景についてお聞かせください。今回の店舗は既存店と違ったコンセプトで企画されていたとのことですが、なぜ新たなコンセプトになったのですか?

ひらく / 柴田さま

BUNKITSU TOKYOはJR高輪ゲートウェイ駅直結の商業施設「ニュウマン高輪」内にあって、この土地は駅も街も新しいんです。この土地に高輪ゲートウェイシティという新しい街を創る壮大なプロジェクトの一環としてニュウマン高輪の開業があり、そこへ今回、“高輪ゲートウェイシティにふさわしい街の本屋を作りませんか”と出店のお話をいただいて。「大人と子供それぞれが、同じように楽しめる本屋」を考える中で、これまでの文喫とは違ったコンセプトになっていきました。

ひらく / 長尾さま

高輪ゲートウェイシティは、コンセプトが“100年先の心豊かなくらしのための実験場”なんです。実験、新たな挑戦という点は、これからの書店の在り方を考えて挑戦を続けている私たちとすごく合っていると思いましたね。

「BUNKITSU TOKYO」のサイト制作の背景をお話しされる、ひらく / 長尾さま

ひらく / 柴田さま

ニュウマン高輪はフロアごとにもコンセプトがあるんですが、BUNKITSU TOKYOのある5階のコンセプトは「体験」で。私たちが提供しているのもまさに本屋で過ごす「時間」や本と出会う「体験」なので、目指す価値提供の在り方としてもマッチしたプロジェクトでした。

――かなり壮大なプロジェクトの一環としてスタートしたのですね!そんな中、サイト制作をデパートにご依頼いただいたのはどのような経緯だったのでしょう?

ひらく / 柴田さま

既存店のサイトのメンテナンスも、デパートさんにしていただいていたんです。ただ今回は新しい街創りの一環という背景もあり、サイトとしても既存店とは異なる表現のイメージを持っていて。「街を歩いているような動きを」「イラストのトーンはこう」と、自分たちの中で明確なイメージがあったので、既存店のサイトを踏襲するような作り方では難しく、私たちが表現したいイメージにしっかり寄り添ってくれる制作会社が必要でした。

まずはお付き合いのあるデパートさんに相談して、難しそうだったら他を…と思っていたんですが、ご相談してみたらすごく前のめりに聞いてくださって。時間や予算にも制約がある中、新しい要望をたくさんお伝えしていたので、正直かなり難しさもあったと思います。

構成やトンマナも既存店サイトとは大きく変えようとしていたので、現状の運用や課題感を知ってくれているデパートさんだからこそ「大きく変えないほうがよい」と言われる可能性も考えていたんですけどね(笑)

サイト制作をデパートにご依頼いただいた経緯をお話しされている、ひらく / 柴田さま

デパート / 河上

いえいえ、今までの形を踏襲すると課題感もそのまま引き継ぐことになってしまうので、そこは僕たちも解消すべきだと思いました。実店舗がまだできていない中で、我々も手探りではありましたが、今回のプロジェクト自体もとても壮大でワクワクするものでしたし、店舗のコンセプトやひらくさまの思いを体現しながら、運用面でもより使いやすいサイトを作りたい、と思いましたね。

デパート / 伊藤

僕も、とてもワクワクしながらイラストとデザインを作りました。通常お客さまにはサイトの状態に整えたものを見ていただくのですが、今回はもっとラフな状態からお見せして。図面とお伝えいただくイメージを頼りに「街を歩くような」表現をどう作るか、細かなコミュニケーションを繰り返して、一緒に今の形を作り上げていきましたよね。

プロジェクトの進行について語る、デパート / 伊藤

ひらく / 長尾さま

イラストは、最初に見せていただいた時からどんぴしゃでイメージ通りでしたよ。「これこれ!」って盛り上がりましたね。私は本当に、このイラストを見て、店舗のイメージがやっとはっきり持てたくらいです。

店舗作りの先を行くサイト作り。デパートは「チームの一員」

――店舗も施設も未完成…素材や情報がなくWeb制作は待ち状態になることもありそうですが、プロジェクトの進行状況や、パートナーとしてのデパートの関わりはいかがでしたか?

ひらく / 柴田さま

設計図面しかない中であらゆる開業準備が並行していましたが、不思議とサイト制作が一番先を行っていました。デザインはもちろんですが、必要な情報をどう見せるか?という部分を常にリードしてくださるので、毎回デパートさんとミーティングをしていると、決めなければならないことが自然に洗い出せて、そこから色々決める流れになっていましたね。

デパート / 伊藤

料金体系の見せ方をどうするか?とか、サービス設計のお話もミーティング内でよく上がっていましたよね。自分たちも店舗作りに参加させてもらっているような感覚でした。

ひらく / 柴田さま

一般的なサイト制作とは順序が逆だったと思うんですが、何を相談しても私たちと同じ熱量で面白がってくれるので、デパートさんを“Web制作の会社さん”ってあまり思っていなくて(笑)お店のことをお客さまにどう伝えるか?を考える、我々チームの一員という感覚でした。

パートナーとしてのデパートの関わりについてお話しされる、ひらく / 柴田さま

ひらく / 長尾さま

しかも今回、サイト以外のデザインもしていただいて。オープン時、店舗内のギャラリーでBUNKITSU TOKYOを紹介する企画展を実施したんですが、その展示物のデザインも伊藤さんにしていただきました。お客様からも好評だったんですよ。

デパート / 河上

嬉しいですね。「面白がってくれる」と言っていただきましたが、本当に面白いんです。店舗が作られていく段階から携われる機会は滅多にないので、皆さんと共に考えていくプロセスがとても楽しかったですね。 もちろんWeb以外のデザインは普段からしていることではないですが、伊藤もすごく刺激を受けながら熱中して作っていることは、横で見ていても良くわかりました。

プロジェクトの進行について語る、デパート / 河上

――制作側として、今回チャレンジングだった部分はどんなところですか?

デパート / 伊藤

図面を頼りにイラストにするのは、やはり難しかったですね。本棚やテーブルなどのサイズバランスもそうなのですが、何よりも表現したいのは「利用するお客様がどんな使い方、過ごし方をするエリアなのか」ということで。それはもちろん図面ではわからないので、ヒアリングと修正を重ねて、地道にすり合わせていきました。

「街を歩くような」表現では、画面スクロールに合わせて表示される情報を変えたり、イラストの人が動いたりということもしています。そうした処理と動作の滑らかさを両立させる点では、エンジニアもかなり時間をかけて作り込んでいましたね。

デザイン制作について語る、デパート / 伊藤

ひらく / 柴田さま

こちらは「人は動かしたい、でももっと(挙動を)軽く」と伝えるばかりでしたけど、裏ではたくさんの処理をされているんだろうな…と思っていました。ありがとうございます。

デパート / 河上

やっぱり僕らとしても、もっと滑らかな動作で気持ち良いユーザー体験に、っていう欲が出てきてたんです(笑)

世界観を表現しながら、運用の快適さにもこだわりを

――サイトが完成して約半年ですが、こだわった部分の手応えや、サイトの使い勝手はいかがですか?

ひらく / 長尾さま

とても使いやすく作っていただいたので、更新の負担が本当に少ないです。マニュアルも用意してくださったので、みんながスムーズに対応できて、店長の私に質問がこないほどで。とっても助かってます。

公開後のサイト運用についてお話しされる、ひらく / 長尾さま

デパート / 河上

これだけの大きな店舗で、展示やポップアップのスペースも複数存在するので発信する情報も多いと想定していて。ちょっとした作業でも重なると負担が大きいので、とにかく運用のしやすさは大事にしました。

ひらく / 柴田さま

「こんな楽しみ方をしてほしい」と思うお客様の姿をイラストで表現していただいたのが、本当に効果的だったと思います。例えばベビーカーのまま店内を歩いてほしいとか、本棚の(デザインの一部である)窓から向こうを覗いてほしいとか。それを、いま実際にお客様がしてくれているのはとても嬉しいです。

ひらく / 長尾さま

イラストは本当に、BUNKITSU TOKYOをうまく表現してくれています。お店の世界観や利用イメージを伝えるものとして、店舗の内装や、店頭でお配りするリーフレットにも使わせていただいているんです。お客さまは皆さん、実際にそのリーフレットを見ながら店内を歩いていらっしゃいますよ。

デパート / 伊藤

ありがとうございます。店舗用のイラストやモチーフをWebサイトに使うことはよくありますが、今回はその逆で。全く想像もしていませんでしたし、本当にありがたいです。

ひらくさまがイメージされていた表現を一緒に作り上げられたことはもちろん、本来であればWebの中だけにあるはずのイラストが、現実空間で目に触れ手に触れるものとして活用いただけ、相互に作用する関係を作れたというのが、今回の大きな成果だと思っています。

BUNKITSU TOKYOの店舗内に配置された、伊藤作成のイラスト店舗内に配置されたイラスト

街、人、BUNKITSU TOKYO。循環と進化を促すWebサイト

――店舗のオープンからも約半年が経ちました。最後に、今後のBUNKITSU TOKYOという店舗、また店舗サイトで考えている展望もお伺いしたいです。

ひらく / 長尾さま

今後周辺に施設が増えれば、客層や来店者数も変わってきます。店舗も引き続き色々な企画を行い、発信し、お客さまの反応をまた企画に反映し…という循環で進化させたいと思っているので、Webサイトはその循環を作る軸として、しっかり活用していきたいですね。

ひらく / 柴田さま

現状は、複雑な説明を避けたシンプルなサイトにしていますが、オープン前にはなかった写真素材も集まってきていますし、余白のあるサイトだからこそ、これからのBUNKITSU TOKYOを徐々に反映させていきたいと思います。

デパート / 河上

今回は街自体を創造するプロジェクトの一端を担わせていただくような経験で、僕たちも本当にワクワクしながらご支援させていただいていました。これからは実際の情報・素材もどんどん揃ってくると思いますので、今後の改修やメンテナンスも、いつでもお気軽にご相談ください!

 

 

今後の展望について話す、ひらくさまとデパート

本プロジェクトの実績はこちらから

BUNKITSU TOKYO サイト

株式会社ひらく さまの関連実績

文喫 ブランドサイト

 

 

株式会社デパートは、「ゆさぶる、体験をつくる。」をモットーに、設計力と表現力でブランドづくりを支援するWeb制作会社です。

今後もより一層、ユーザーにとって心ゆさぶる感動体験を創造し続けるとともに、Webデザインと開発における革新性を追求し、お客様のビジネスに貢献してまいります。

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