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目次
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- 合言葉は「体験の提供」。ユーザーを深く理解したサービスづくり
- ーーまず、「ToshoTosho」の企画背景を伺えますか?これまで実地で行われてきた選書をオンラインにするという試みは、どのようにアイデア化されていったのでしょう?
- ーーなんとも奇遇なご縁ですね。そんな新たなサービスの制作を、なぜデパートにご依頼下さったのでしょう?
- 3社間連携を支えた、意思疎通のための迅速な判断。そして最適解の提案
- ーー今回は3社様共同の大きなプロジェクトでしたよね。プロジェクト進行において、デパートはどんなパートナーでしたか?
- 低頻度だった選書が日常に。ToshoToshoが変えたスタンダード
- ーープレオープンの2023年5月以降、ユーザーである学校司書の方々の選書業務には、どんな変化がありましたか?
- ーーサイト設計や機能での意図や工夫が、実際にうまく機能している実感はありますか?
- ーーみなさま深く頷かれていらっしゃる(笑)学校司書さんの日常が大きく変わりそうなサービスですね。
- 子どもの知的好奇心を育む「種まき」を、共に
- ーーでは最後にぜひ、今後の「ToshoTosho」の展望、その中でデパートに期待されていることもお願いします!
- ーーこれは制作する側としても、すごくやりがいがありますよね。
- 本プロジェクトの実績はこちらから
株式会社ポプラ社様と日本出版販売株式会社様、図書館関連会社様のプロジェクトにより立ち上げられた「ToshoTosho(トショトショ)」は、学校・図書館の司書、司書教諭、教諭のための選書サービスです。デパートでは、情報設計からデザイン、フロントエンド・バックエンド開発をご支援しました。今回、サイト開発を担ったポプラ社様、サービス主幹である日本出版販売株式会社(以下、日販)様と、本件のディレクターである髙橋が、クロストークでプロジェクトを振り返り、サービスに込められた想いや成果、今後について語りました。
合言葉は「体験の提供」。ユーザーを深く理解したサービスづくり
ーーまず、「ToshoTosho」の企画背景を伺えますか?これまで実地で行われてきた選書をオンラインにするという試みは、どのようにアイデア化されていったのでしょう?
ポプラ社/吉永さま
ポプラ社では、全国の書店さんと共に学校を訪問し、図書館向けの本をご案内しています。しかし書店数減少など時代の変化も大きく、そうした訪問の規模も以前より縮小しているんです。今後どのようにして本を届けるか?という模索を続ける中で、2021年に企画されたアイデアでした。
一方で、実は選書をする先生や学校司書の方々にも「多忙な中、多種多様な種類から適切な本を選ぶのが難しい」「展示会や巡回販売など、選書する機会が限定的(地域差がある)」というお悩みが…あったのですよね、江森さん。

日販/江森さま
ええ、おっしゃるとおりです。しかもそうしたお悩みに加え、2020年には新型コロナウイルスも流行しましたよね。先生や学校司書の皆さんがブックフェアなどの選書の場に足を運べなくなり、「本の中身がわからないまま、どうやって選書すれば…」と頭を抱えていらしたんです。どうにかしなくては!と、オンライン化のアイデアが上がりました。それが、なんと偶然にもポプラ社さんと同じタイミングで!ご縁があってこうしてご一緒することになりました。

ーーなんとも奇遇なご縁ですね。そんな新たなサービスの制作を、なぜデパートにご依頼下さったのでしょう?
ポプラ社/吉永さま
元々デパートさんとは、当社の他案件でお付き合いがありました。その担当者から「ポプラ社に寄り添った提案をしてくれ、対応も迅速。フォローを含めとても良い」と聞いたんです。何社か検討していた中での決め手は、やはり提案力ですね。学校図書館や選書というのは専門的な世界ですが、ポプラ社側の説明や意図が深く理解された提案だと感じました。オーダーメイドの提案!っていうのでしょうか。
日販/江森さま
デザイン案も、初回提案時から魅力的でしたね。このサービスは「教育現場」での「業務利用」を想定しています。利用者の約9割は女性で、勤務の期間も数年〜数十年と非常に幅広く、選書スキルやWebシステムへの親和性も一様ではない。かつ、皆さんとにかくご多忙なんです。その辺りを踏まえ、堅実さや公共性は損なわず、一方で易しく親しみやすいデザインを…という、その絶妙な温度感をしっかり表現してくれていました。
デパート/髙橋
ありがとうございます。ご提案にあたっては、まず「選書」という業務そのものを深く理解することを重視しました。選書された本は最終的に子どもたちに届く—その入口となる「ToshoTosho」はどうあるべきか、多忙な学校司書の方々がどうしたら負担なく使えるか。そのストーリーを軸にデザインを検討しました。
当時、提案チームの合言葉は「体験の提供」。単にシステムを構築するのではなく、選書をする事がワクワクする、楽しさにつながるような体験を目指していましたね。

3社間連携を支えた、意思疎通のための迅速な判断。そして最適解の提案
ーー今回は3社様共同の大きなプロジェクトでしたよね。プロジェクト進行において、デパートはどんなパートナーでしたか?
日販/江森さま
今回はプロジェクト期間がかなり短かったんです。限られた期間で立場の違う3社の想いを一つにする過程で、デパートさんには多くの汲み取りや調整をしていただきました。
ポプラ社/吉永さま
ポプラ社はサイト作りのプロではないので、自分たちの理想がどうやったら最適に落とし込めるのか、わからないことは多々ありました。そこを最適にまとめ、ご提案いただきましたね。時には「これはわかりづらい」とはっきり言っていただくこともありました。特に私は3社間の調整役でしたが、その中でデパートさんに意見やアドバイスをいただく機会も多く、とても助けられました。

デパート/髙橋
大変恐縮です!!進行では、まず挙がってきた課題やご質問の“行き先”を素早く判断することを意識していました。デパートで判断・検討すべき内容はすぐに整理し、それ以外は関係各所へ迷わずつなぐ。関係者が多いプロジェクトだからこそ、流れが滞らないよう意図的に動いていました。
低頻度だった選書が日常に。ToshoToshoが変えたスタンダード
ーープレオープンの2023年5月以降、ユーザーである学校司書の方々の選書業務には、どんな変化がありましたか?
日販/大矢さま
私は「ToshoTosho」ができたことで、選書が“日常”に寄ったと思います。実地での選書では、機会が年一度というケースも少なくありません。それがオンライン化により、通年で日常的に選書ができるようになっています。どんどん出る新刊の情報に、随時アクセスできるようになっている点も大きな変化だと思いますね。

ーーサイト設計や機能での意図や工夫が、実際にうまく機能している実感はありますか?
ポプラ社/吉永さま
検索機能などはうまく活きていますよね。自分なりにキーワードを入れて検索したいベテランの方はシンプルに検索できますし、ヒントが欲しい方はオススメキーワードなどサイト側からの提案も活用できます。どんな人にとっても使い心地の良いサービスになったと思います。
日販/江森さま
試し読み機能も好評です!授業で使用する本も多いので、目次、ルビの有無、文字の大きさ、写真や図版の入り具合などの情報は欠かせません。判断材料になる情報として活用する方が多く、試し読みができる本は司書さんも自信を持って選書できるんですよ。
日販/大矢さま
サイトのデータを通じて学校司書さんの興味が可視化されるようになった、ということも大きいです!それを参考に、司書さんが必要としている情報をご提供できるようになり、良い循環ができている実感があります。
デパート/髙橋
学校司書さんは基本的にお一人で業務をされることが多いと伺ったので、他の司書さんがどの本を選んでいるかが見えるランキングコーナーは、選書の際の参考として役立っているのではないかと思いますね。
ーーみなさま深く頷かれていらっしゃる(笑)学校司書さんの日常が大きく変わりそうなサービスですね。
日販/江森さま
そうですね。全体として、選書に必要な情報がぎゅっと詰まったサイトになっているという実感です。

子どもの知的好奇心を育む「種まき」を、共に
ーーでは最後にぜひ、今後の「ToshoTosho」の展望、その中でデパートに期待されていることもお願いします!
ポプラ社/吉永さま
まずは、選書におけるインフラのような存在に育てること。将来的には、学校図書館現場の方々の悩みを解決できるポータルサイトのような存在になっていけたら、と構想しています!
日販/大矢さま
そのためにも、まずは更に多くの方に使っていただきたいですよね。たくさん使っていただければ、そこで集まったお声もサービスに還元できますし。そうやって選書された本は、最終的に子どもたちが読むことになります。日販としては、子どもたちの知的好奇心を広げいくための“種まき”ができれば、という想いです。
日販/江森さま
そうですね。子どもたち自身が本を選ぶ、なんていう使い方もできそうだし…(広がるアイデアに、一同わくわく)いずれにしても「未来の読者を育てたい」という想いを詰め込んでいるサイトなので、やりたいことはまだまだ本当にたくさんあります!そのためにも、デパートさんには技術的な視点での事例や提案など、今後もどんどんお願いしたいです。

ーーこれは制作する側としても、すごくやりがいがありますよね。
デパート/髙橋
本当にありがたい限りです。Web制作のプロとしての見解はしっかりお伝えしつつ、常に最適なご提案や制作ができるよう、3社様のビジョンや想いに今後も伴走させていただけると大変嬉しいです。デパートとしても、「ToshoTosho」を通じて業界を支えるお手伝いがしたい、という想いでいます。

本プロジェクトの実績はこちらから
こどもたちの"図書館"にぴったりの"図書"が見つかる学校・図書館向け選書サービス『ToshoTosho(トショトショ)』
株式会社デパートは、「ゆさぶる、体験をつくる。」をモットーに、設計力と表現力でブランドづくりを支援するWeb制作会社です。
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