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ネットの普及が高まり、さまざまな人々がサイトを通じてユーザーに情報を発信しています。そのなかでも特に規模が大きいのが大規模サイトです。豊富な情報をユーザーに届けられることから、さまざま企業のサイトに使われています。 それでは、大規模サイトはどのようにして制作するのでしょうか。この記事では、定義やメリット・デメリット、制作とリニューアルのポイントを解説していきます。
大規模サイトとは?定義を解説
大規模サイトといわれても、どのくらいの規模でどのようなサイトなのかわからない人もいるのではないでしょうか。ここからは、大規模サイトの定義とメリット・デメリットを解説していきます。
制作する前に基礎知識を頭に入れておきましょう。
大規模サイトの定義
大規模サイトは多くの情報が詰め込まれているサイトで、100ページ以上で形成されています。主にマッチングサイトやECサイト、ポータルサイトなどが大規模サイトに分類されます。Amazonなどのサイトも大規模サイトです。
ほかにもゲーム機のサイトやミュージックサイトなども、大規模サイトにあたります。
メリット
大規模サイトのメリットは、まずコンテンツが多くドメインが強いことです。コンテンツが多いとたくさんの情報を提供できるため、より多くのユーザーの訪問が見込めます。
一定のターゲットに絞らないことで、幅広い人に向けて情報を発信できる点もメリットの一つです。
デメリット
大規模サイトのデメリットとして、コンテンツが多く、サイト管理の難しい点が挙げられます。たくさんのコンテンツがあるサイトは情報が網羅されていることで、ユーザーにとって評価を受けやすいです。
一方で、管理の手が細かなコンテンツまで行き届かない場合もあります。万が一、コンテンツ内の情報を更新できていないと、古い情報が発信され続けてしまうため注意が必要です。
また、大規模サイトは制作・運用コストがかかるほか、多くの人手を要するデメリットもあります。
大規模サイトの制作する上での3つのポイント
では大規模サイトを制作する場合は、一体どのようなことに注意して取り組むと良いのでしょうか。大規模サイトの制作ポイントは以下の3つです。
構造が複雑かどうか
表示速度は適切か
正しく表示されるか
より良いサイトを制作できるようにポイントを確認しましょう。
大規模サイトの制作ポイント①構造が複雑かどうか
サイト内が複雑な構造になっていると、ユーザーの利便性に欠けるほか、サイトの管理者にとっても扱いにくいサイトになってしまいます。
サイトを制作する場合は、ユーザーが見やすく利用しやすいかどうかや、サイトの管理者が扱いやすいかどうかを確認しましょう。
コンテンツのカテゴリー分けをしたり、関連記事を結びつけておいたりすると、ユーザーに優しいサイトになるでしょう。
大規模サイトの制作ポイント②表示速度は適切か
サイトの表示速度が遅いと、すぐに閲覧できないことからユーザーに不快感を与え、離脱する人も現れます。快適にサイトを閲覧でき、アクションしやすい環境を作るためには、表示速度の速さが重要です。特に大規模サイトは情報が多いため、アクセスが集中します。
アクセスが集中するとサーバーに負担がかかるため、表示速度が落ちやすいです。サイトを制作する場合は、分析ツールを使って現段階の表示速度を調べることをおすすめします。
万が一速度が遅い場合は、画質の影響で読み込みが遅くなっている可能性もあるため、画像を圧縮するなどして速度を調節してみてください。
大規模サイトの制作ポイント③正しく表示されるか
URLを貼っていても設定ミスやリンク先の削除によって、正しく表示されない場合があります。この場合「404エラー」と表示されます。このエラーを目にしたことがある人もいるのではないでしょうか。
URLが正しくないとリンク先を見られないため、ユーザーに配慮しきれていないサイトと判断されてしまいます。
ユーザーだけでなく、SEOの評価に影響する場合もあるため、リンクの設定ミスを防ぐほか、リンク切れを確認するツールを使って調査するなどの対策をとりましょう。
大規模サイトと小・中規模サイトの違いとは?ページ数も解説
大規模サイトと小・中規模サイトでは、ページ数や制作時間など明確な違いがあります。ここからは各サイトの特徴について見ていきましょう。
大規模サイト
大規模サイトは主に100ページ以上で形成され、なかには1,000ページを超える大きなコンテンツも存在します。多くの情報が詰め込まれているうえ、ページ数も多いことからたくさんのアクセス数を得やすい点が特徴です。
一方で制作期間が長いうえ、制作コストがかかります。徹底した管理を行わないとサイトの信用問題にかかわるため、不備がないか細かな部分までに気を配る必要があります。
中規模サイト
中規模サイトは主に30~100ページまでで形成され、大規模サイトよりも規模が小さいサイトになっています。大規模サイトに比べるとコンテンツの量と機能性は浅くなりますが、その分管理しやすいといえるでしょう。
コストも大規模サイトに比べるとかからない場合が多く、主に小・中企業のサイトに使用されています。
小規模サイト
小規模サイトは主に10ページ以下で形成され、最低限のコンテンツを集めたシンプルな構造になっています。大規模サイトや中規模サイトに比べると制作期間は短く、コストを抑えて制作できます。
「大きなサイトにしたいわけではなく、必要最低限の情報を載せたい」だけであれば小規模サイトでも十分でしょう。
大規模サイトのリニューアル時は要注意
新たに制作するときはもちろん、リニューアルを考えているときも注意したい点がいくつかあります。サイトを作るといずれはリニューアルを考える時期がきます。
そのときに充実したサイトのリニューアルができるよう、前もって把握しておきましょう。ポイントは以下の3つです。
リニューアル時は制作会社を慎重に選ぶ
リニューアルする目的を明確にする
運用までサポートしてもらえるかを確認する
3点を確認していきましょう。
リニューアル時は制作会社を慎重に選ぶ
サイトのリニューアル時は自分で設定や制作をするのではなく、制作会社に依頼しようとする方も多いのではないでしょうか。その際は「検索してヒットしたから依頼する」のではなく、会社ごとの特徴や制作会社との相性を確かめてから依頼しましょう。
制作会社によって得意分野や方針、プランなどさまざまです。
サイト全般を得意とした会社もあれば、特定の分野を得意とする会社もあるため、得意分野や考え方があった会社を選びましょう。
リニューアルする目的を明確にする
制作会社に依頼するときにも重要ですが、個人で大規模サイトを更新する際も、リニューアルする目的を明確にする必要があります。
目的を明確にしないで制作すると、改善点がわからずサイトの進化は期待できません。
「なぜリニューアルをするのか」や「どこを改善したいのか」をはっきり決めておくと、より良いサイトのリニューアルになります。
ユーザーが見やすいようにコンテンツを整理することや、探しやすいようにカテゴリー分けをすることのような細かな目的を定めておきましょう。
運用までサポートしてもらえるかを確認する
サイトは制作・リニューアルをして完成ではありません。サイトを仕上げた後の運用が重要です。サイトの運用に慣れている人であれば問題ありませんが、運用経験がない人であればプロにまかせてみてはいかがでしょうか。
制作会社に依頼している場合は、アフターサポートがあると安心です。運用には専門知識が必要な場合もあるため、専門家に相談しながら運用できるとサイトの向上を見込めます。
まとめ
大規模サイトは100ページ以上にわたる大きなサイトで、多くのアクセスが見込めます。なぜなら、情報が網羅されており、ユーザーが満足しやすいからです。
ただし、大規模サイトを制作する際は小・中規模サイトの制作に比べると難易度が高まります。制作するときは以下の3つに気をつけてください。
構造がシンプルかどうか
表示速度は適切か
正しく表示されるか
利便性が高まるサイトになるように、構造に注目してサイトを制作してみましょう。
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