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目次
目次
- この記事でわかること
- 国内先進50社の調査結果から見える大きな変化
- 1. サステナビリティサイトの呼称やサイト構造: 多くの企業が採用する共通点など
- 2. HTML化によるマルチデバイス対応の重要性
- 3. アクセシビリティ対応の現在地
- 調査レポートから導き出されるサステナビリティサイト戦略
- 媒体の特性を活かした「全体設計」と「棲み分け」
- 情報開示戦略に応じたパターンの選択
- 調査結果を貴社の情報開示に活かすためのポイント
- ポイント1:媒体「全体」としての情報開示設計
- ポイント2:アクセシビリティ方針の明文化と推進
- ポイント3:情報開示戦略に基づくサイトパターンの定義
- サステナビリティサイト制作についてよくある質問(Q&A)
- Q. ナビゲーションを「CSR」から「サステナビリティ」に変更しましたが、URLが「/csr/」のままです。変更すべきでしょうか?
- Q. 国内外のサステナビリティ情報開示基準で求められる「コア・コンテンツ(4つの構成要素)」を意識した構成にすることは、実務上でどのようなメリットがありますか?
- Q. サイト構築にあたり、他媒体(レポートや有報)との連携はどのように考えるべきでしょうか?
- Q. アクセシビリティ方針を掲載する企業が増えているのはなぜでしょうか?
- Q. 自社に最適な「サステナビリティサイトのパターン」をどう選べばよいですか?
- 情報開示戦略全体を見据えたサステナビリティサイトの設計が重要
- サステナビリティサイトの構築・運用なら株式会社デパート(YUIDEAグループ)へご相談ください
- 株式会社デパート
企業の持続可能性(サステナビリティ)が投資判断や採用競争力の重要な要素となった今、サステナビリティサイトは単なる情報開示の場を超え、 あらゆるステークホルダーとの信頼を構築する「情報開示基盤」 へと進化しています。2026年現在、先進企業はどのようにサステナビリティサイトでのコミュニケーションを設計しているのでしょうか。
「先進企業の開示動向はどうなっているか?」「最新のトレンドに自社は対応できているか?」といった課題に対し、株式会社デパートでは国内の先進企業50社のサステナビリティサイトを、株式会社YUIDEAとともに徹底調査しました。
本記事では、その調査結果から見えたサステナビリティサイト戦略の潮流と、事実に基づく設計のポイントを解説します。
※本調査は2026年1月下旬〜2月上旬時点の開示情報に基づきます。
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この記事でわかること
本記事では、株式会社デパートと株式会社YUIDEAによる共同調査レポートに基づき、以下の3つのポイントを軸に最新トレンドを紐解きます。
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サステナビリティサイトの呼称やサイト構造: 多くの企業が採用する共通点など
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情報開示の「形式」の変化: HTML化によるマルチデバイス対応の重要性
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調査が示す「全体設計」の重要性: 他媒体との連携とアクセシビリティ対応の現在地
国内先進50社の調査結果から見える大きな変化
調査レポートの統計データから、現在の先進企業が共通して選択しているサステナビリティサイト戦略の「スタンダード」を整理します。
1. サステナビリティサイトの呼称やサイト構造: 多くの企業が採用する共通点など
調査対象50社のうち、48社がナビゲーションラベルに「サステナビリティ」という言葉を採用しています。「CSR」を使用している企業はなく、ステークホルダーに向けた呼称は「サステナビリティ」に集約されています。
また、サイト構造についても、80%超(42社)の企業がコーポレートサイトの第2階層(トップページ直下)にサステナビリティサイトを配置しています。この構造は、サステナビリティが経営における独立した重要領域として確立されていることを示しています。
2. HTML化によるマルチデバイス対応の重要性
情報の提供形式において注目すべきは、主要なデータ集(ESGデータブック等)を「PDF」だけでなく「HTML(Webページ)」でも提供する動きです。半数以上(28社)の企業が、HTMLでデータ集を提供しています。
PDFはPCやタブレットにダウンロードして閲覧するには適していますが、スマートフォンからは閲覧性が低く、特定の数値を探しにくい側面があります。HTML化を進めることで、多様なデバイスからのアクセシビリティを高めるとともに、情報の検索性を向上させている実態が読み取れます。
3. アクセシビリティ対応の現在地
調査の結果、ウェブアクセシビリティ方針を掲載している企業は50%(25社)に達していました。サステナビリティ(持続可能性)を謳うサイトにおいて「誰もが等しく情報にアクセスできること」は重要事項として捉えられており、方針を明示し対応を進める企業は年々増加しています。
調査レポートから導き出されるサステナビリティサイト戦略
調査結果が示すデータの背景にある、今後の情報開示において重要となる設計思想を解説します。
媒体の特性を活かした「全体設計」と「棲み分け」
調査結果から、サステナビリティ情報開示をサイト単体で完結させるのではなく、他媒体との連携を考慮した「全体設計」の重要性が浮かび上がってきます。
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サステナビリティレポート:網羅的な報告
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統合報告書:投資家に向けた価値創造ストーリーの共有
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データブック・ファクトブック:より詳細なデータ開示のための資料
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有価証券報告書: 財務・非財務の連動と法規制への対応
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サステナビリティサイト: 最新情報の迅速な提供、高い検索性、マルチデバイス対応
これら各媒体の役割を明確に分担し、相互に補完し合う構造を構築することが、多様なステークホルダーへの効果的な訴求に繋がります。
情報開示戦略に応じたパターンの選択
サステナビリティサイトの目的や仕様は一律ではなく、企業の開示戦略によってさまざまなパターンが存在します。
例えば、複数の開示基準で求められるようになった、ガバナンス、戦略、リスク管理、指標及び目標の4つの構成要素(コア・コンテンツ)に基づく開示については、調査対象のうちサステナビリティサイトの全報告ページに適用しているのは2社のみという結果になりました。現状ではWebサイトでの採用は任意であるためか、気候変動や自然関連を除くと事例が少ないものの、今後、複数媒体での情報開示を検討していくなかで、情報の再利用や開示の効率化を意識して、Webサイトでもこの形式を採用する企業が増える可能性があると推察されます。
また、Webサイトをどのような構造にするかはコア・コンテンツの適否だけではありません。今回の調査では、独自のカテゴリ分類で情報を整理する企業や、評価機関を意識した導線設計を行う企業など、各社の「情報開示戦略」に基づいた多様な選択が行われている実態が確認されています。
調査結果を貴社の情報開示に活かすためのポイント
調査から明らかになった事実を踏まえ、実務において優先すべきポイントを整理します。
ポイント1:媒体「全体」としての情報開示設計
有価証券報告書のサステナビリティ記載事項との連動性を意識するなど、他媒体との連動を踏まえてWebサイト上の情報分類を整理することで、媒体間での情報の一貫性が担保されます。
ポイント2:アクセシビリティ方針の明文化と推進
先進企業の50%が既に実施している通り、アクセシビリティ方針をサイト上に明示することは、サステナビリティ推進企業としての情報開示における「品質」のスタンダードになってきています。
ポイント3:情報開示戦略に基づくサイトパターンの定義
自社の情報開示が「誰に」「何を」伝えるためのものか、その戦略に立ち返り、レポート、有報、サステナビリティサイトの最適なポートフォリオを組むことが、迷いのない運用に繋がります。
サステナビリティサイト制作についてよくある質問(Q&A)
Q. ナビゲーションを「CSR」から「サステナビリティ」に変更しましたが、URLが「/csr/」のままです。変更すべきでしょうか?
中長期的にはURLの変更を推奨します。 名称とURLの不一致は、ユーザーの混乱を招く可能性があります。リニューアル等のタイミングでURLも「/sustainability/」等へ統一し、旧URLからは301リダイレクト設定を行うのが適切です。
Q. 国内外のサステナビリティ情報開示基準で求められる「コア・コンテンツ(4つの構成要素)」を意識した構成にすることは、実務上でどのようなメリットがありますか?
有価証券報告書のサステナビリティ記載事項との連動がしやすくなるという大きな実務的メリットがあります。コア・コンテンツは国際的な開示基準でも採用されており、Webサイトと有報で情報の分類基準を揃えておくことで、情報開示の一貫性が担保されます。
Q. サイト構築にあたり、他媒体(レポートや有報)との連携はどのように考えるべきでしょうか?
各媒体の役割に応じた「棲み分け」を意識することが重要です。情報開示は多岐にわたるため、サイト単体ですべてを開示しようとせず、サステナビリティレポート、統合報告書、有価証券報告書などの特性を考慮します。全体として情報開示を設計することで、情報の不要な重複を防ぎ、ステークホルダーにとって最適な体験を提供できるようになります。
Q. アクセシビリティ方針を掲載する企業が増えているのはなぜでしょうか?
サステナビリティ推進企業にとって、Webサイトのアクセシビリティ対応はブランドの信頼性を担保する重要な要素だからです。調査でも50%の企業が既に方針を明示しており、今後さらに増加することが予想されます。
Q. 自社に最適な「サステナビリティサイトのパターン」をどう選べばよいですか?
企業の「情報開示戦略」に加え、他媒体との「棲み分け」を整理して選ぶことが重要です。 目的や仕様は、ターゲットとするステークホルダーや開示の深度によって変わります。あわせて、発行中または発行予定の媒体(統合報告書、有報、ESGデータブックなど)にそれぞれ何を掲載していくか、情報の役割を明確に分担させることで、Webサイトに持たせるべき最適なパターンと役割が定まります。
情報開示戦略全体を見据えたサステナビリティサイトの設計が重要
2026年現在の調査から明らかになったのは、サステナビリティサイトを「点」で捉えるのではなく、 情報開示戦略全体の一部として設計する重要性 です。
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媒体間の連携と棲み分けを考慮した「全体設計」の実施
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情報開示戦略に基づいた、最適なサイトパターンと構造の選択
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増加傾向にある ウェブアクセシビリティ対応(50%の企業が方針掲載)への着手
これらの事実をベンチマークとして自社の立ち位置を確認し、戦略的なサステナビリティコミュニケーションを推進することが重要です。
サステナビリティサイトの構築・運用なら株式会社デパート(YUIDEAグループ)へご相談ください
貴社の情報開示戦略を深く理解し、Web上での最適なコミュニケーションへと昇華させるために、株式会社デパートはグループ会社である株式会社YUIDEAと共同で 「Webサイトの専門知識」と「サステナビリティの専門知識」を融合したトータルプラン をご提案します。
本記事の内容は、調査レポートの一部を抜粋したものです。より詳細なデータや具体的な改善案については、以下の資料と動画をご覧ください。
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