ECサイトを高速化させる方法とは?必要性や表示速度改善のコツを紹介

公開日 2024.09.10更新日 2026.02.21
監修者 板鼻 祐治

目次

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ECサイトの売上を伸ばす上で、ページの表示速度は重要な要素です。

読み込みが遅いサイトは、ユーザーが商品を閲覧したり購入したりする前に離脱する原因となり、機会損失に直結します。

この記事では、ECサイトの表示速度がなぜ重要なのか、その理由と具体的な改善方法を解説します。

自社サイトの現状を把握し、改善に取り組むための第一歩として活用ください。

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ECサイトの表示速度の高速化が必要な理由

ここではまず、ECサイトを高速化すべき理由を3つ紹介します。ECサイトの高速化は顧客の離脱率を下げるだけでなく、サーバーの負荷を減らすためにも重要です。

ECサイトの離脱率が減少する

Webサイトの表示速度が遅いと、ユーザーは読み込みが終わるのを待たずにページを閉じてしまう傾向があります。

特に、商品の比較検討や購入手続きなど、複数のページ遷移が発生するECサイトにおいて、各ページの表示速度はユーザーの購買意欲を維持する上で極めて重要です。

読み込みに3秒以上かかると半数以上のユーザーが離脱するというデータもあり、ページの表示速度を1秒でも短縮することが、機会損失を防ぎ、顧客を逃さないための基本的な対策となります。

ECサイトのPV・CVRが向上する

ページの表示が速くなることで、ユーザーはストレスなくサイト内を回遊しやすくなります。

これにより、一度の訪問で閲覧されるページ数(PV)の増加が期待できます。

多くの商品や情報に触れる機会が増えることは、結果的に購入や問い合わせといった最終的な成果(CVR)の向上にも繋がります。

快適な利用体験は顧客満足度を高め、リピート訪問の促進にも影響を与えるため、サイト全体のパフォーマンス向上に不可欠な要素です。

サーバーでの処理の負担が改善される

Webサイトの表示速度を改善する施策、例えば画像ファイルの軽量化や不要なコードの削除などは、ページ全体のデータ容量を削減する効果があります。

データ容量が小さくなると、ユーザーがページにアクセスした際にサーバーが行うデータ転送の処理量が減り、サーバーへの負荷が軽減されます。

これにより、通常時のサイト動作が安定するだけでなく、セール時などのアクセスが集中する状況でもサーバーダウンのリスクを低減させることが可能です。

SEO(検索順位)の評価が高まる

Googleは、ユーザー体験の質を検索順位の決定要因の一つとしており、Webサイトの表示速度をその重要な指標としています。

特に「Core Web Vitals(コアウェブバイタル)」という指標群でページの読み込み速度、応答性、視覚的な安定性を評価しており、これらのスコアが低いと検索順位に悪影響を及ぼす可能性があります。

表示速度を改善することは、ユーザーにとって使いやすいサイトを提供するだけでなく、検索エンジンからの評価を高め、自然検索による流入を増やすためのSEO対策としても有効です。

さらに、スマホでの利用が増えていることもあり、単純なスピードだけでなく、UXや応答性も重要度が増しているので、合わせて改善の検討が必要です。

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ECサイトの表示速度を計測・確認するツール

具体的な改善に取り組む前に、まずは現状の表示速度を正確に把握することが大切です。Googleが提供する無料ツールなどを使えば、URLを入力するだけで簡単にサイトの評価スコアや具体的な改善点を確認できます。ここでは代表的なツールとその見方について解説します。

PageSpeed Insights(ページスピードインサイト)

Googleが無料で提供しているPageSpeed Insightsは、Webサイトの表示速度やユーザー体験を客観的に数値化できる標準的なパフォーマンス測定ツールです。分析したいページのURLを入力するだけで、モバイルとデスクトップそれぞれの環境におけるスコアが0から100の範囲で算出されます。このスコアは、Googleが重視するCore Web Vitals(LCP、FID、CLS)を含む複数の指標を基にしており、SEO(検索エンジン最適化)の観点からも無視できない重要なデータとなります。

ツールの主な特徴と活用すべき理由は以下の通りです。

現状の可視化と優先順位の把握

単に速度を測るだけでなく、改善できる項目として具体的な問題点と修正方法のヒントが提示されます。これにより、画像圧縮やスクリプトの最適化など、どこから着手すべきかの目安がわかり判断が容易になります。

ユーザー体験の数値化

実際のユーザーがページを操作できるまでの時間や、読み込み中のレイアウトのズレを数値で示してくれるため、顧客満足度に直結する課題を特定できます。

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評価指標

概要

改善の意図

パフォーマンススコア

総合的な読み込み速度

離脱率を下げ、CVRを向上させるため

改善できる項目

画像サイズや不要なコードの指摘

具体的な軽量化施策を特定するため

診断

ブラウザのベストプラクティス

サイトの健全性と安全性を保つため

自社の担当者は、定期的にこのスコアを計測して改善計画の進行を管理する役割を担います。一方で、指摘されたコードの書き換えやサーバー設定の最適化などは、専門企業へ依頼することで高い安全性と確実なパフォーマンス向上を両立できます。

Lighthouse(ライトハウス)

Lighthouse(ライトハウス)は、Googleが提供しているオープンソースの自動化ツールで、Webページの品質を多角的に測定するために活用されます。PageSpeed Insightsが主に表示速度やユーザー体験の指標(Core Web Vitals)に焦点を当てているのに対し、Lighthouseはさらに広い範囲の診断を行うのが特徴です。

具体的には、以下の5つの評価軸でサイトの状態をスコアリングします。

  • パフォーマンス:ページの読み込み速度やインタラクティブ性。

  • アクセシビリティ:視覚障害者や高齢者を含む全てのユーザーにとっての使いやすさ。

  • ベストプラクティス:最新のウェブ標準に準拠したコーディングや安全な接続(HTTPS)の確認。

  • SEO:検索エンジンがページを正しく理解し、インデックスしやすい構造になっているか。

  • PWA(Progressive Web App):モバイルアプリのような体験を提供するための要件を満たしているか。

ECサイトにおいてLighthouseが不可欠な理由は、単なる速度改善だけでなく、セキュリティやアクセシビリティといった「サイトの信頼性」を数値化できる点にあります。例えば、古いJavaScriptライブラリの使用による脆弱性の指摘や、ボタンの押しやすさといった細かなユーザー体験の欠如を可視化してくれます。

実際の活用シーンでは、開発環境やブラウザ(Google Chrome)の拡張機能から手軽に実行できるため、サイト改修の前後でスコアを比較し、品質が維持されているかを確認する「検収ツール」として非常に優秀です。専門企業に詳細な解析を依頼する前の現状把握や、社内報告用のエビデンス作成に活用することで、プロジェクトの進行をスムーズにできます。

WebPageTest(ウェブページテスト)

WebPageTest(ウェブページテスト)は、世界中のさまざまな場所やデバイス、ブラウザ環境をシミュレートして、Webサイトの表示速度を詳細に測定できる高機能な解析ツールです。Googleが推奨するCore Web Vitalsの計測はもちろん、表示プロセスの動画キャプチャや、リソースの読み込み順序を可視化するウォーターフォール図の生成など、専門的な分析機能が充実しています。

ECサイトにおいて本ツールが必要な理由は、ユーザーの利用環境に近い条件でボトルネックを特定できる点にあります。特にSEO対策やセキュリティの観点から、以下の項目を詳細にチェックすることが可能です。

  • 多角的な接続検証: 4G/5Gなどの回線速度や、特定のブラウザを指定したテストにより、実環境での離脱原因を特定します。

  • ファーストバイト時間(TTFB)の計測: サーバーの応答速度を測定し、インフラ側の遅延やセキュリティ処理の負荷を可視化します。

  • ビジュアルプログレス: ページが描画される過程をコマ送りで確認し、ユーザーの体感速度を阻害する要素を抽出します。

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活用メリット

内容

導入の意図

詳細な相関分析

描画と通信のタイミングを統合

複雑なスクリプトの実行順序を最適化するため

複数回試行

最大9回の連続テストと平均値算出

数値のばらつきを抑え、正確な改善計画を立てるため

競合比較

他社サイトとの同時比較検証

自社の市場におけるパフォーマンス位置を把握するため

自社の担当者は、このツールを用いて定期的なベンチマーク測定を行い、改善計画の進捗を管理する役割を担います。一方で、ウォーターフォール図から判明した高度なコードの競合解消や、サーバー応答の最適化などは、専門企業へ依頼することで、サイトの安全性を保ちながら確実な高速化を実現できます。

Microsoft Clarity(マイクロソフトクラリティ)

Microsoft Clarity(マイクロソフトクラリティ)は、直接的な速度の計測ツールではありませんが、他のツールと合わせて活用することで、表示速度がユーザーの動向にどのような影響を与えているかを深く探ることができます。PageSpeed Insightsなどのツールが「読み込みに何秒かかったか」という数値的なパフォーマンスを可視化するのに対し、Clarityは「ページが表示された後にユーザーがどのような心理で振る舞ったか」という定性的なデータを分析するために不可欠です。

表示速度の改善施策を行った後、実際にユーザーのストレスが解消され、スムーズな購買体験につながっているかを確認するプロセスは、ECサイトの成果を最大化する鍵となります。

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主要機能

分析内容

導入の意図

ヒートマップ

クリックやスクロールの集中箇所を可視化

速度改善後、意図したコンテンツへ視線誘導ができているか確認するため

セッション録画

実際の画面操作を動画で再現

読み込み待ちの間にユーザーが不自然な動き(怒りのクリック)をしていないか特定するため

デッドクリック分析

反応のない場所のクリックを抽出

読み込み遅延による誤操作や、UIの欠陥による離脱原因を排除するため

SEOの観点では、速度改善とClarityによるUI/UXの最適化を組み合わせることで、滞在時間の延長や直帰率の低下を促し、検索エンジンからの評価向上を狙えます。また、セキュリティ面においても、録画データから人間離れした挙動や不正なアクセスパターンを検知できるという利点があります。

自社の担当者は、計測タグの適切な設置や、ツールから得られた知見に基づく改善計画の立案、およびPDCAサイクルの進行管理を主導すべきです。一方で、Clarityで判明した複雑なレイアウト崩れの修正や、描画を妨げる高度なスクリプトの最適化などは、専門企業へ依頼することでサイトの安全性と品質を確実に確保できます。

ECサイトを高速化させるためのポイント

 ECサイトを高速化し、離脱率の改善やSEO評価の向上を実現するためには、多角的なアプローチが必要です。フロントエンドの軽量化からサーバー環境の刷新まで、優先順位をつけて取り組むことが求められます。

具体的に実施すべき7つのポイントは以下の通りです。

  • 画像ファイルの圧縮・軽量化

  • JavaScript・CSSの整理と圧縮

  • Webフォントの読み込み最適化

  • ブラウザキャッシュの有効活用

  • 外部サービスや広告タグの精査・非同期処理

  • 不要なコンテンツや機能の削除

  • Lazy Load(画像の遅延読み込み)の実装

画像の最適化やタグの整理は自社担当者でも進行管理が可能ですが、サーバー環境の見直しやテンプレート部分のHTML改善や高度なスクリプトの最適化は、セキュリティ確保とコスト対効果の観点から専門企業へ依頼するのが安全です。担当者は、現状の課題をPageSpeed Insightsなどで数値化し、改善計画のロードマップを作成することに注力してください。

画像ファイルの圧縮・軽量化

ECサイトでは多くの商品画像を扱うため、画像ファイルのサイズがページ全体の容量を大きく左右します。

画質を著しく損なわない範囲で画像を圧縮し、ファイルサイズを小さくすることが重要です。

具体的には、JPEGやPNGといった従来の画像フォーマットよりも圧縮率の高いWebP(ウェッピー)などの次世代フォーマットへの変換が効果的です。

また、ページの表示領域に合わせた適切な画像サイズにリサイズすることも忘れてはなりません。

これらの作業は、画像編集ソフトやオンラインの圧縮ツール、CMSのプラグインなどを利用して行えます。

JavaScript・CSSの整理

Webページの動作やデザインを制御するJavaScriptやCSSファイルは、記述が冗長だったり、ファイル数が多かったりすると読み込みに時間がかかります。

これらのファイルを最適化するには、まずコード内にある不要な改行、スペース、コメントなどを削除してファイルサイズを小さくする「圧縮(Minify)」を行います。 さらに、複数のファイルに分かれているCSSやJavaScriptを一つにまとめる「結合」により、サーバーへのリクエスト回数を削減し、読み込み時間を短縮させることが可能です。

これにより、ページのレンダリング開始までの時間を早める効果が期待できます。

Webフォントの調整

Webフォントはサイトのデザイン性を高める一方で、外部サーバーからフォントデータを読み込むため、表示速度が低下する原因となる場合があります。

対策としては、使用するフォントの種類や太さを必要最低限に絞ることが挙げられます。

多くのウェイトを読み込むと、それだけデータ量が増加するためです。

また、日本語フォントの場合は、使用する文字だけを抽出したサブセット化を行うことで、ファイルサイズを大幅に削減できます

デザインの要件とパフォーマンスのバランスを考慮し、最適な設定を見つけることが求められます。

ECサイトページの体感速度の上昇

ページの読み込みが完了するまでの絶対的な時間を短縮するだけでなく、ユーザーが「速い」と感じるように工夫することも重要です。

これは「体感速度」の向上と呼ばれます。

例えば、ページの骨格となるレイアウト部分を先に表示させ、後から画像などの重いコンテンツを読み込ませる手法があります。

また、画像が表示されるまでの間、一時的に背景色やぼかした画像(プレースホルダー)を表示させておくことで、ユーザーはコンテンツが読み込まれている過程を視覚的に認識でき、待ち時間のストレスが緩和されます。

ブラウザキャッシュの利用

ブラウザキャッシュとは、一度アクセスしたWebサイトのデータを、ユーザーの利用するブラウザに一時的に保存しておく仕組みです。

ユーザーが同じサイトに再訪した際、サーバーから全てのデータを再ダウンロードするのではなく、ブラウザに保存されたキャッシュデータを読み込むため、2回目以降の表示が大幅に高速化されます。

サーバー側でファイルごとにキャッシュの有効期限を設定することで、どのデータをどれくらいの期間保存させるかを制御できます。

更新頻度の低いロゴ画像やCSSファイルなどに適切に設定することで効果を発揮します。

外部サービスや広告タグの見直し

アクセス解析ツール、SNSのシェアボタン、Web接客ツール、各種広告タグなど、外部サービスを連携させるためのスクリプトも表示速度に影響を与えます。

これらの多くは外部サーバーとの通信を必要とするため、導入数が増えるほどページの読み込みが遅くなる傾向にあります。

現在サイトに設置されているタグをリストアップし、本当に必要かどうかを定期的に見直しましょう。

不要になったタグは削除し、必要なタグはGoogleタグマネージャーなどのツールを使って非同期で読み込むように設定することで、ページの主要コンテンツの表示を妨げずに済むようになります

優先順位の低いコンテンツの削除

技術的な改善だけでなく、ページに掲載されているコンテンツそのものを見直すことも有効な施策です。

例えば、過去に実施して現在は終了しているキャンペーンのバナーや、あまり利用されていない機能、コンバージョンへの貢献度が低い情報などを整理・削除することで、ページ全体のデータ量を根本的に削減できます。

これにより、サーバーへの負荷が減り、ページの読み込み速度が直接的に改善されます。

定期的なコンテンツの棚卸しは、ユーザビリティの向上と表示速度の改善の両方に繋がる重要な取り組みです。

Lazy Load(画像の遅延読み込み)の実装

LazyLoad(遅延読み込み)は、特に商品一覧ページや縦に長いランディングページなど、多くの画像を含むページで効果的な技術です。

この技術を導入すると、ページを開いた瞬間に全ての画像を読み込むのではなく、まず画面に表示されている範囲(ファーストビュー)の画像だけを読み込みます。

そして、ユーザーがページをスクロールし、次の画像が画面に表示される直前になってから、その画像の読み込みを開始します。

これにより、ページの初期表示に必要なデータ転送量を大幅に削減でき、ユーザーがページを閲覧し始めるまでの時間を劇的に短縮することが可能です。

サーバー環境やスペックの見直し

サイト側の改善策を尽くしても速度が向上しない場合、サーバーの処理能力が限界に達している可能性があります。特にアクセスが集中するセール時や広告運用時に表示が不安定になるなら、CPUやメモリ、ディスクI/Oのスペック不足が疑われます。

サーバー環境の最適化は、SEOにおける評価向上や、不正アクセスを防ぐセキュリティ強化の観点からも極めて重要です。この工程は高度な専門知識を要するため、実績のある専門企業へ依頼することで、ダウンタイムのリスクを最小限に抑えつつ、安全な移行が可能になります。

自社の担当者は、スムーズなプロジェクト進行のために以下の役割を担う必要があります。

  • 現状の課題整理と共有

    アクセスログからピーク時の同時接続数を把握し、PageSpeed Insightsの指標とともに専門企業へ共有します。

  • 要件定義の策定

    将来的なアクセス増加予測に基づき、目標とする表示速度や稼働率を明確にします。

  • 進行管理とテストの主導

    移行スケジュールの管理や、公開前の動作確認テストを計画通りに実施します。

サーバーの見直しに関連する主な検討項目は以下の通りです。

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項目

内容

理由・意図

スペック変更

CPU・メモリの増強

複雑なプログラム処理や大量의 データ転送を高速化するため

サーバー移管

高速なホスティングへの乗り換え

最新のHTTP/3対応や高速ストレージ(NVMe)を利用するため

設定最適化

PHPやDBのバージョンアップ

実行速度の向上と脆弱性対策を両立させ、安全性を高めるため

ECサイトは事業の根幹であり、一瞬の停止が大きな機会損失を招きます。コストとリスクを天秤にかけ、専門家への投資によって安定したインフラを構築することが、最終的な利益最大化への近道となります。

ECサイトの表示速度改善に関するよくある質問(Q&A)

Q. ページの読み込みが遅いと、具体的にどのようなリスクがありますか?

A. 主に「ユーザーの離脱」「CVR(成約率)の低下」「検索順位の下落」の3つの大きなリスクがあります。読み込みに3秒以上かかると半数以上のユーザーが離脱するというデータもあり、わずか1秒の遅延が大きな機会損失に直結します。また、Googleの評価指標(Core Web Vitals)にも悪影響を及ぼし、検索順位が下がる要因にもなります。

Q. 自社サイトの速度が適正かどうか、どのように確認すればよいですか?

A. Googleが提供する無料ツール「PageSpeed Insights」の活用が一般的です。URLを入力するだけで、モバイル・デスクトップ両方の環境におけるスコアを0〜100で算出できます。あわせて、ユーザーの実際の挙動を分析できる「Microsoft Clarity」などを併用すると、速度遅延がどこでストレスを与えているかをより具体的に特定できます。

Q. 専門知識がなくても、すぐに取り組める速度改善策はありますか?

A. 「画像ファイルの最適化」と「不要なコンテンツの整理」は、比較的着手しやすい施策です。

画像: 高圧縮な「WebP(ウェッピー)」形式への変換や、表示サイズに合わせたリサイズ。

整理: 終了したキャンペーンのバナーや、使っていない計測タグを削除するだけでも、データ通信量を削減でき、読み込みがスムーズになります。

Q. 「Lazy Load(遅延読み込み)」を導入するメリットは何ですか?

A. ページを開いた瞬間に全ての画像を読み込むのではなく、スクロールに合わせて表示直前に読み込むため、初期表示のスピードが劇的に向上します。特に商品数が多い一覧ページや、縦に長いランディングページなど、画像枚数が多いECサイトでは非常に効果的な手法です。

Q. サイト側の修正を尽くしても速度が改善しない場合はどうすべきですか?

A. サーバーの処理能力(スペック)が限界に達している可能性があります。CPUやメモリの増強、高速なストレージ(NVMe)を採用したサーバーへの移管、あるいはPHPやデータベースのバージョンアップなどを検討してください。インフラ側の最適化は、セール時のアクセス集中によるサーバーダウンを防ぐリスク管理としても重要です。

まとめ

ECサイトの表示速度は、ユーザーの離脱率やCVR、さらにはSEO評価にも直結する売上を左右する重要な要素です。

まずはPageSpeedInsightsなどのツールで現状を正確に把握し、画像圧縮や不要なタグの整理といった比較的着手しやすい施策から始めると良いと思います。

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