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ECサイトの運用はどのように始める?必要な理由も解説

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ECサイトの運用はどのように始める?必要な理由も解説

オンラインで必要なものを気軽に購入できるECサイトは時代のニーズにマッチしており、人々の生活に欠かせない存在になりつつあります。近年、ECサイトの市場規模は拡大傾向にあり、下記のデータが見られます。
ECサイトの運用はどのように始める?必要な理由も解説

ECサイトを設計する際の事前準備

引用:電子商取引に関する市場調査の結果を取りまとめました(METI/経済産業省)

 

実店舗での販売だけでなくECサイトを活用することで販路を国内全体、さらに世界にまで拡大できます。ECサイトの運用は、グローバル化が進む現代において利益確保や企業の成長に効果が期待できるでしょう。

今回は、ECサイトの運用をこれから始める方向けに、運用のメリットや実際の流れを解説します。

ECサイトの運用が求められる理由

ここではECサイトの運用が求められる3つの理由を解説します。ECサイトが一般的になった背景には、サイトを作りやすくなったこと、またデジタルコンテンツの扱いが増えECサイトの重要性が高まったことなどが挙げられます。

 

ECサイトの利便性向上

近年は多くの企業がECサイトを運営しており、またサイトそのものの利便性も向上しています。ECサイトでは「カートに入れてワンクリックで購入」といった買い物の手軽さ、購入履歴をもとに関連商品を紹介するといった、顧客が利用しやすいシステムが続々と導入されています。現地に行って買うよりも、自宅で気軽に欲しいものを購入できる点がメリットといえるでしょう。

デジタルコンテンツが複数登場

近年は映画や動画、音楽などデジタルコンテンツが複数登場したこともあり、ECサイトやオンラインでの買い物が当たり前になってきています。

自分の「見たい」「聞きたい」コンテンツをオンラインで購入したほうがお得であることから、デジタルネイティブ世代以外もデジタルコンテンツを購入する傾向があります。多くの人がオンラインで買い物ができるようになったことから、ECサイトもより一層重要性が高まっているのです。

決済サービスの多様化

近年はクレジットカード決済以外にも、キャリア決済やバーコード決済などオンラインでの決済サービスが充実しています。かつてはECサイトで買い物をすると、銀行振込や代金引換が一般的でした。

現在はスマートフォンやパソコンのみで決済ができるためECサイトの利便性が高まっています。「現地でお金を払う」といった煩わしさがない点も、ECサイトの需要が高まっている要因の一つといえるでしょう。

ECサイトの運営は何をする?

ここからはECサイトの運営を行う際、必要な作業を紹介します。ECサイトはホームページにあたる部分を作るだけでなく、商品の登録や在庫管理などさまざまな作業が発生します。流れを事前に把握して、スムーズに運用の準備を整えましょう。

 

ECサイトの立ち上げや更新

まずはECサイトの外枠を作る必要があります。そして、実際に運用を開始した後は、日々更新を行うことも大切です。

ECサイトの立ち上げは無料で行えるものから、専門家に依頼してお金をかけて行うものまでさまざまです。しかし、いずれにせよ顧客が使いやすいサイトの構築が求められます。
ECサイトの立ち上げは、売上や予算の規模によって制作の手法が異なるため、まずは自社の目指す目標や規模を把握しましょう。

商品企画

ECサイトの運用では、どの商品を売るかも慎重に決定しましょう。扱う商品やサービスによって、集客方法や商品のアピール方法が異なってくるためです。商品はただ自社で扱っているものをコンスタントに販売するだけでなく、トレンドを把握して売れる商品を積極的に販売する必要があります。

仕入れや在庫管理

実際にECサイトの運用を開始したら、仕入れや在庫管理を的確に行いましょう。商品の仕入れを行う際は販売予測を確実に行います。販売予測を見誤ると、大量の在庫を抱えてしまったりチャンスロスになったりしかねません。利益を最大限確保するためにも、日々の管理は確実に行いましょう。

商品情報の登録

商品はただ入荷するだけでなく、商品登録作業も必要です。具体的には、商品写真の撮影や詳細の記載が挙げられます。また、商品ごとにサイズやカラーバリエーションを登録し、顧客が使いやすいサイトを作る必要があるでしょう。もしも商品情報の登録が自社で難しい場合、外部に委託する方法もあります。

出荷作業

ECサイトの運用を開始し、商品が売れた場合は検品・出荷作業を行います。出荷作業の際にラッピングをしたり、お礼の手紙を入れたりすると顧客満足度が高まるきっかけになるでしょう。梱包はコストを抑えながらも安全に商品が届くよう、丁寧に行いましょう。

集客

ECサイトは構築するだけでなく、集客を行わなければ売上上昇を見込めません。集客の方法は多くありますが、Web広告やSNS運用・オウンドメディアの構築などが代表的です。なお、ECサイトの内製化が難しい場合は、ECサイトの構築だけでなく、集客もあわせて制作会社やコンサルティングサービスに依頼する方法もあります。

顧客のアフターフォロー

ECサイトでは商品やサービスを販売して終わりでなく、その後も優良顧客獲得やトラブルの対応が求められます。購入してくれた顧客に対してサンクスメールを送ったり、定期的にキャンペーンのメールを送ったりすることも欠かせません。

なお、商品に不備があった場合は、すぐに返品手続きや代替品の発送などを行う必要もあります。ECサイトを運用する前には、トラブルシューティングを行うことも大切です。

ECサイトの構築と運用にかかる費用

新しく物事を始める際に気になるのが費用です。ECサイトも運用には「構築費用」「運営費用」とコストがかかります。事前に相場を把握して、予算に見通しを持ちましょう。ここではECサイトを運用する際にかかる費用を紹介します。

 

構築費用

ECサイトの構築費用は規模や実装する機能によって大きく変動するため、事前に見積もりを取りましょう。たとえば、フルスクラッチの場合はECサイトにオリジナリティが出るものの、費用が数千万円単位になることもあります。

一方で、オープンソースのものの場合は無料で使えるものも見られます。しかし、オープンソースの場合でも、別途機能拡張やカスタマイズに費用がかかったり、Webサーバーを構築する必要があるため、トータルの金額での予算組みを行いましょう。

運営費用

運営費用はドメイン費用やサーバー費用、また決済システムの利用手数料などが挙げられます。月々の相場は数百円〜数万円と差があるため、自社で判断するだけでなく専門家に相談するのも一つの手です。運営費用は自社でどこまで担うか、どこまでを依頼するかを決めるとおおよその費用を決められます。

ECサイトは構築・運用いずれも自分でできるケースもありますが、もしも難しい場合は外部に依頼するのがおすすめです。

なお、相談する際は「どれくらいの集客、売上を見込んでいるか」など、具体的な数字を決定しておくとスムーズです。

まとめ

ECサイトは自社の商品やサービスをより多くのターゲットに提供するために不可欠な存在です。しかし、ECサイトを構築運営するにはさまざまな準備や費用の用意が必要になります。ECサイトに「どれぐらいの予算をかけられるのか」「ECサイトの運用でどれぐらいの利益を出したいのか」を定めたうえで行いましょう。

 

ECサイトの運用に不安を抱える場合や、何から始めていいかわからない場合は株式会社デパートにご相談ください。ECサイトのゼロからの構築はもちろん、集客に必要なサポートもあわせて支援させていただきます。

 

 

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