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ホームページリニューアルの進め方とは?タイミングや注意点を紹介
ホームページリニューアルのおすすめタイミング
ここでは企業がホームページをリニューアルすべきタイミングを3つ紹介します。具体的にはホームページがあるもののアクセス数が伸びていない、新規事業を立ち上げる、ブランディング構築時に適しています。
Webサイトのアクセス数が伸びない時
第一に、Webサイトのアクセス数が伸び悩んでいる場合、ホームページのリニューアルは効果的です。ホームページを立ち上げ、訪問数や問い合わせ数を分析しているにもかかわらず一向に数値が伸びない場合です。
とくに、10年や20年前など古くからホームページを立ち上げている企業であれば、現在有効といわれる施策がなされていない可能性があります。近年はSEO施策を打ち出して、検索エンジンで上位表示を目指す取り組みが多く見られます。しかし、ホームページがSEOの最適化をしていない場合はそもそも検索エンジンで上位に表示されず、人の目に触れないため数字は伸びません。
また、過去に目標数値を設定せずホームページを「なんとなく」で立ち上げていた場合も、リニューアルを機に正確な目標通知を定めて構築するとアクセス数増加を目指せるでしょう。
新規事業の立ち上げ時
新規事業を立ち上げる際もホームページのリニューアルがおすすめです。たとえば、自社でまったく新しい業態のプロジェクトを立ち上げる際、ホームページに新たなコンテンツを用意すると同時にページ自体の改善も行いましょう。
新しいコンテンツを設ける際はサイト全体を見直し、お客様が周回しやすいサイトを構築する必要があります。その結果、新規事業に関するコンテンツ制作だけでなく、既存のコンテンツの課題やそもそもの既存事業の課題についても見直す機会ができるでしょう。
ブランディングを向上させたい時
企業のブランド知名度を向上させたい場合にも、ホームページリニューアルは効果的です。たとえば、現状「企業の主軸となっている商品の認知度を2倍に高める」という目標を設定した場合、リニューアルの際にホームページだけでなくSNSのフォロワー数やメルマガ、LINEなどの施策もあわせて打ち出すと相乗効果が見られます。また、企業そのもののブランディングを行う際もホームページをリニューアルし「企業が経営にこめた思い」「商品にこめた思い」などのページを設定すると、ブランディングの確立に寄与します。
参考までに、社名やブランド名が実際に検索された数は「Googleトレンド」を活用し、把握可能です。ホームページのリニューアルは企業が既存の課題を解決するだけでなく、新たな取り組みを行う際にも効果的です。
ホームページリニューアルの進め方
ここからはホームページリニューアルの具体的な進め方を紹介します。リニューアルは下記のステップで進めましょう。
1.現状の課題洗い出し
まず、既存のホームページに関する課題を洗い出します。画像や動画が重く、ページが閲覧しづらい、デザインが見にくさを感じるなど「なぜアクセス数が伸びないか」原因を特定します。
リニューアルに際して課題を見つけられなければ、どのような目標数値を定めればいいか、どのような改善を行えばいいか方向性が定まりません。課題に関しては、Web担当者だけでなく企業全体で洗い出し作業を行いましょう。
2.目標数値を決定する
課題が見つかったら目標設定を行いましょう。たとえば、訪問者数が低迷しているという課題の場合、アクセス数を伸ばすためにSEO施策を行ったり広告を打ち出したりといった方法が挙げられます。アクセス数を伸ばすには、まず多くの人の目にホームページが触れる必要があります。検索エンジンに上位表示させたり、広告でアクセス数を増加させたりしましょう。
なお、目標数値の設定としてはCVR(コンバージョンレート)やEFO(入力フォーム最適化)など、さまざまな数値があるため、自社が抱える課題に適したものを選びましょう。
3.ドメインやサーバーの検討
目標とする数字が決定したら、ドメインやサーバーを検討しましょう。すでにホームページを持っている場合は既存のドメインやサーバーを使う方法、もしくはリニューアルのタイミングで思い切ってサーバーから変えて、CMSを導入するなどの方法があります。
とくに、古くから使用しているサーバーの場合、重さを感じたり操作性が悪かったりとデメリットがあります。初期費用こそかかるものの、今後長く運営するものだからこそリニューアルの機会に見直しを行いましょう。
4.制作会社の選定
ホームページのリニューアルを外部に委託する場合は、制作会社を選定します。制作会社は自社の予算だけでなく、実際に似た業界や業種を扱ったことがあるかも確認しましょう。制作会社の見極めポイントとしては下記の通りです。
- 予算が範囲内であるか
- 実績が確認できるか
- 担当者の対応は信頼できるか
- アフターケアまで充実しているか
制作会社は1社だけでなく、複数社での見積もりがおすすめです。
5.リニューアル実施
制作会社が決まったらリニューアルを実施します。リニューアルを実施する際は内製化する場合も委託する場合も進捗を絶えず確認し、コミュニケーションを取りながら進めていきましょう。
なお、大掛かりなリニューアルを行うのであれば、一時的にホームページの閲覧ができなくなります。その場合はあらかじめ顧客や取引先に連絡しておきましょう。SNSを運用しているのであれば、事前の告知がおすすめです。
6.運用・改善
滞りなくリニューアルが完了したら、サイトの運営を再開します。しかし、リニューアルしたからといって満足せず、数字を把握しながら改善活動を行いましょう。
リニューアルによりすぐに訪問者数が増えることはなくとも、SEO施策の効果や広告配信の効果で少しずつ数値に表れていきます。一定期間分析しても成果が伸び悩む場合は、コンテンツのデザインや構造を再検討しましょう。
なお、制作会社に依頼する場合、運用後の分析まで実施してくれるところもあります。自社で難しい場合は、リニューアル作業だけでなく運用における分析まで依頼しましょう。
ホームページリニューアルのよくある失敗例
ここからはホームページのリニューアルにおけるよくある失敗例を紹介します。失敗例を参考にして、事前の対策を打ちリニューアルを成功させましょう。
なんとなくリニューアルを進めて数値が伸びなかった
リニューアルの目的を定めておらず「思ったような効果が得られなかった」ということが挙げられます。競合がリニューアルしているからといって、勢いで目標もなく行うと納得のいくリニューアルができないでしょう。
社内で意見が割れて中途半端になった
ホームページリニューアルをするという共通認識はあるものの、目指す方向性が異なる場合、中途半端な仕上がりになります。たとえば、営業部門は問い合わせ増加を目的にホームページリニューアルを考えているものの、経営層はブランディングを意識してリニューアルしたい場合、コンセプトがずれてきます。
ホームページのリニューアルを検討する場合は「なぜリニューアルを行うか」を会社全体で認識しましょう。
予定より費用がかさんだ
ホームページリニューアルを制作会社に依頼する際「リニューアル後に思ったよりも費用がかかってしまった」という失敗例も見られます。
見積もり時に具体的なものを出してもらっていなかったり、後から依頼する項目を増やしたりすると、数万円から数十万円と費用がかさみます。最初はホームページだけリニューアルする予定だったものの「商品のLPページまで作成してもらった」「分析量を見込んでおらず数万円追加になった」いう失敗例はつきません。
ホームページのリニューアルは専門的な項目が多く見られます。そのため依頼会社に「これはどのような作業が入りますか」と詳細を確認しましょう。