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コーポレートサイトのリニューアルの目的と成功に導くための手順

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コーポレートサイトのリニューアルの目的と成功に導くための手順

コーポレートサイトのリニューアルの目的と成功に導くための手順

フォーカスしたいもの

マーケティングや企業ブランディングなど、経営をサポートする手段としてコーポレートサイトを利用している人は多いと思います。

コーポレートサイトは会社概要や扱っている商品の紹介、お問い合わせ先などの様々な情報を載せることができる、いわば企業の名刺のようなサイトです。

今回の記事ではそんなコーポレートサイトをより良くするために、リニューアルする際の目的や成功に導くための手段について解説します。

ぜひ参考にしてください。

コーポレートサイトリニューアルが必要になってくる場面

コーポレートサイトは定期的にリニューアルすることが必要です。

 

リニューアルすべきタイミングは、デザインのトレンドやユーザーニーズの変化などを見て判断しましょう。

例えば、デザインのトレンドは3年程度で変化することが多い傾向です。

古くて見にくいサイトを使っていては、ブランディングに悪影響が出て、売り上げの減少にも繋がってしまいます。

競合サイトに比べて自社サイトのデザインが古いと感じられる場合は、リニューアルを検討してみましょう。

 

その他にも最新デバイスへの対応や情報の整理、ツールの導入などによりリニューアルが必要になってくる場面は多々あります。

大前提!コーポレートサイトリニューアルの目的を必ず設定しよう!

コーポレートサイトをリニューアルする際には目的の設定が必須です。

ただ漠然とリニューアルをするのではなく、明確な目的を持って改善に取り組むことが大切です。

 

企業イメージの向上を図りたい場合は、デザインのアップグレードをしてサイト更新率を上げることが大切ですし、サイトで行える機能を改善すればユーザビリティの底上げを図ることが可能です。

 

このように、コーポレートサイトをリニューアルする際に定める目標は様々です。

自社サイトに何が必要なのかを考えて、適切な目標を設定しましょう。

目的となるゴールを細分化してKPIを設定!

リニューアルにおける目的が定まったら、それらを細分化してKPIを設定していきます。

KPIとは(Key Performance Indicator)の略称で、定めたゴールに対しての進捗や達成度合いを数値として表したものです。

例えば、リニューアルの最終目標が【サイト経由での問い合わせ完了率を◯割向上させる】ということだった場合、
それを達成するために【直帰率を◯割下げる】【問い合わせへの遷移率を◯割上げる】などの小さい目標がKPIです。

KPIの数値は簡単に確認できるようにし、目標を把握しやすい状態を維持するようにしましょう。

コーポレートサイトのリニューアルで重要な課題とKPIについて

コーポレートサイトのリニューアルにおいて明確な目的を定めること、そのためにKPIを設定することが大切だと説明しました。

続いては、具体的に重要な課題とKPIについて見ていきましょう。

コーポレートサイトをリニューアルする際に重要な課題はいくつかあります。

これから紹介するポイントを自社サイトに当てはめてみて、達成できていない項目を改善していけば、成果が見えてくるはずです。

 

コーポレートサイトの月間のアクセス数

サイトのデータ解析では、月間のアクセス数を確認することができます。

良い商品を紹介しているサイトでも、アクセス数が低ければ良い結果には繋がりません。

ブランディングを行うためにはまずはブランドの知名度を上げ、多くの人に認知してもらう必要があります。

アクセス数はサイトをリニューアルする際に定めるKPIの基本的な項目です。

コーポレートサイトのサイトの直帰率

直帰率とは、サイトの1ページのみを閲覧して他のページを閲覧せずに離脱していったユーザーの割合です。

直帰率が高い場合、サイトを1ページだけ見て他のことには興味を持たずに離脱している人が多いということなので、何かしらの改善策が必要になります。

同じサイトでもページによって直帰率が異なるので、ページ毎の直帰率を確認して計画を立てましょう。

主要ページの滞在時間

主要ページにおけるユーザーの滞在時間も重要な課題です。

アクセス数が多いサイトでも、ユーザーの滞在時間が短い場合はそれらのユーザーがサイトの内容をしっかりと閲覧する前に離脱している可能性が高いです。

一般的に、ユーザーの興味のある情報がたくさんある場合はサイト滞在時間が長くなると考えられています。

そのため、閲覧者の理解度はアクセス数x滞在時間で算出することが可能です。

お問い合わせフォームの離脱率

コーポレートサイトを運営する上での最終目標は、商品の購入や資料の請求でしょう。

そのためにはユーザーがフォームの入力を完了させる必要があります。

しかし、ユーザーがフォームの入力を完了させずにサイトから離脱してしまう割合は40〜50%と言われています。

目標達成の直前でユーザーが離脱してしまうのはとても残念です。

フォーム離脱率を下げることは非常に重要な課題でしょう。

お問い合わせ数

ユーザーがサイトから契約や申し込み、資料請求などを完了させることをコンバージョン(CV)と呼びます。

また、アクセス数に対するコンバージョンの割合をコンバージョン率(CVR)と呼びます。

コンバージョン率をいかに上げるかが、コーポレートサイトの最も重要な課題と言っても過言ではないでしょう。

コンバージョン率は、コンバージョン数÷サイトへの訪問数×100で求めることができます。

コーポレートサイトの運用コスト

コーポレートサイトに対して、どのくらいのコストをかけられるかもしっかりと考える必要があります。

サイトを運営する際には、制作費だけでなく運用に対するコストも計算に入れる必要があります。

サイトの更新や管理を外注する場合、毎月数千円〜数万円のコストがかかってしまいます。

どこまでの管理を任せるかによってもコストは大きく変化するので、リニューアルの際にはその辺りも視野に入れておくことが大切です。

目的から分解したKPIを現在の数値と比較して課題を洗い出そう

リニューアルにおけるKPIを定めることができれば、その数値と現在の数値を比較して課題を洗い出しましょう。

課題を洗い出すことで、目標達成までのプロセスを可視化することができます。

KPIを定めるときには、無理な数値を設定しないことも大切です。

現実的に達成可能な数値を設定して、それを達成するための優先順位を定めることがリニューアルを成功させる1番の近道となります。

具体的な改善例を数点紹介します。

 

アクセス数が課題の場合はSEOやWeb広告で流入を増やす

まず、アクセス数を上げることが課題の場合です。

この場合はSEOやWeb広告を利用してサイトへの流入を増やすことがポイントになります。

SEOとはWeb検索を行った際の表示順位を上げるための技術です。

SEOがしっかりとできていれば検索上位にサイトが表示されるので、アクセス数が増え成果の向上に繋がります。

また、ネット上にバナーや動画のWeb広告を出して認知度を高める方法も効果的です。

直帰率が高い場合はサイトの表示速度やTOPページの設計を見直し

サイトへのアクセスはあるものの、直帰率が高い場合は表示速度やTOPページの設計を見直す必要があるかもしれません。

TOPページはユーザーが最初に訪れるページなので、そこで興味をそそることができないと離脱率は高くなってしまいます。

ユーザーの心理状態を意識して設計するようにしましょう。

また、TOPページ以前にサイトの表示速度が遅いと、その時点でユーザーは離脱してしまいます。

画像のリサイズやローディング中を伝える表示を行うと効果的です。

滞在時間が短い場合は競合他社のページと比較してコンテンツの不足や導線を改善!

滞在時間が短い場合は、コンテンツの不足や導線が適切かどうかを見直してみましょう。

ユーザーが検索したニーズとコンテンツの内容がズレていたり、コンバージョンまでの導線が上手く機能していなかったりする場合、ユーザーは短い時間で離脱してしまいます。

適切な表示のヒントは他社の競合サイトから得ることができます。

競合サイトを比較して、良い面は吸収し悪い面は改善するようにすれば、滞在時間の改善に繋がるでしょう。

お問い合わせフォームの離脱率が高い場合はフォームを最適化

フォーム離脱が多い場合は、フォームの最適化が必要です。

入力項目が多い場合、途中で離脱してしまうユーザーが増えます。

不必要な記入は排除し、必要かつ大切な項目だけを残すようにしましょう。

また、PCだけでなくスマホでもフォーム入力がしやすいようにレスポンシブデザインにしておくことは、現代のサイトでは必須といえます。

お問い合わせが少ない場合は、資料・パンフレットのダウンロードを導入し見込み顧客を獲得しよう

問い合わせ数が少なくそれを改善したい場合は、資料やパンフレットのダウンロードを導入することで見込み顧客を増やせる可能性があります。

サイトで閲覧できる情報よりも細かな説明などを資料やパンフレットにまとめることで、商品についての理解を促し、結果的に問い合わせ数の増加に繋がります。

運用コストが高い場合は自社で更新できるようCMS導入を検討しよう

運用コストを削減したい場合は、CMSを導入すると良いでしょう。

CMSを導入してもデザインや制作の際にはコストがかかりますが、運用コストはかなり抑えることが可能です。

CMSを導入して外注に頼らずにサイトを更新できる仕組みを作ってしまえば、運用コストは0に近づけることができるでしょう。

施策を元に制作会社に相談しよう

リニューアルにおける具体的な施策が決まったら、それを元に制作会社に相談しましょう。

一口にサイト制作と言っても、大きい会社からフリーランスまで様々です。

どれくらいの規模のリニューアルが必要かを考えて、適切な場所に依頼することが大切なポイントになります。

 

フルリニューアルの場合は幅広く対応できるWeb制作会社に相談しよう

コーポレートサイト全体をフルリニューアルしたい場合は、デザインからコーディング、アップロードなどを全て幅広く対応できる制作会社に相談するべきです。

エンジニアの中には、フリーランスとしてデザインのみ対応しているデザイナーや、コーディングのみを請けているコーダーの方がいます。

リニューアルしたい場所が限られている場合はそのような人に依頼をしても良いですが、フルリニューアルの場合は対応可能項目の多いWeb制作会社に依頼をした方がスムーズですし、費用的にも安く抑えられることが多いです。

一部だけ改善する場合は、外部サービスの導入も検討しよう

リニューアルしたい箇所が一部だけの場合は、外部サービスを導入してしまうのも1つの手です。

APIを用いれば外部サービスの機能を自社サイトに取り入れることが可能となります。

外部サービスを導入するメリットは機能を1から作成してリニューアルする必要がないことで、その分制作コストを抑えることと制作時間を短縮することが可能です。

APIは非常に便利なサービスなので、少しのリニューアルの場合はぜひ一度検討してみましょう。

コーポレートサイトリニューアルの最大のポイントは適切な目的設計!

今回の記事では、コーポレートサイトをリニューアルする際の目的や課題の考え方について紹介しました。

リニューアルにおける最大のポイントは適切な目標設計であり、これらをしっかりと行うことがリニューアル成功への近道となります。

自社サイトをリニューアルしたいと思ったら、まずは問題となる課題を可視化して、それを改善するための方法を探すところから始めてください。

その際には、今回の記事がお役に立てば幸いです。

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