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目次
リニューアル後にアクセスが急に減った、検索順位が下がったという声は少なくありません。多くの場合、原因はリダイレクト設定の漏れや、公開後の確認不足にあります。SEO評価を引き継ぐための手順と、確認しておきたいポイントを解説します。
この記事でわかること
リニューアルでSEO順位が下がる主な原因
301リダイレクトの基本的な考え方と設定の流れ
公開前後に確認しておきたいチェックポイント
順位が下落してしまった場合の対処の考え方
Webサイトのリニューアルは、デザインや使い勝手を改善する一方で、これまで蓄積してきた検索エンジンからの評価を失うリスクも伴います。特にURLが変わる場合、対応を誤ると、これまでのアクセスや問い合わせが大きく減ってしまうことがあります。
UXデザインの設計力と、ブランド構築支援の表現力の高さを強みにするWeb制作会社株式会社デパートがまとめました。リニューアル案件でSEO評価の引き継ぎに関わってきた実務の視点から、確認すべきポイントを整理しています。
目次
- リニューアルでURL構成が変わる場合リダイレクト設計は避けて通れない
- 301リダイレクトの基本的な考え方
- 301リダイレクトとは
- 301と302の違い
- リダイレクト設定の進め方
- 01. 現行URLを洗い出す
- 02. 新URLとの対応表を作る
- 03. リダイレクトルールを設定する
- 04. 公開前にテストを行う
- 05. 公開後にインデックス状況を確認する
- 06. 順位とアクセスの変動をモニタリングする
- リダイレクトの件数によって、工数の見積もりは変わる
- 順位が落ちてしまった場合、リダイレクトだけでは戻らないことがある
- 公開前後に確認しておきたいチェック項目
- 自社で対応できる範囲と、外部に相談した方がよい範囲
- 自社で判断しやすい範囲
- 外部相談が有効な範囲
- よくある質問
- Q. 301リダイレクトとは何ですか?
- Q. 301リダイレクトと302リダイレクトの違いは何ですか?
- Q. リニューアル後、検索順位はどのくらいの期間で回復しますか?
- Q. URLを変更しない場合でも、リダイレクトは必要ですか?
- Q. リダイレクトの設定は自社だけで対応できますか?
- Q. 公開後に検索順位が大きく下がってしまった場合、どうすればよいですか?
- SEO評価を引き継げるかどうかは、リダイレクトの網羅性に大きく左右される
- 株式会社デパートのサービスをご紹介
リニューアルでURL構成が変わる場合リダイレクト設計は避けて通れない
Webサイトのリニューアルでは、サイト構造やコンテンツの組み替えに伴い、URLが大きく変わることがあります。この場合、旧URLから新URLへのリダイレクト設定が欠かせません。ページ数が多い場合、.htaccessなどの設定が数百行に及ぶこともあり、事前の計画なしに対応するのは難しい作業です。
このあと、リダイレクトの基本的な考え方から、具体的な設定手順、そして公開前後に確認しておきたいポイントまで、順番に解説していきます。
301リダイレクトの基本的な考え方

301リダイレクトとは
301リダイレクトは、あるURLから別のURLへ恒久的に移転したことを検索エンジンとユーザーに伝えるための設定です。この設定を行うことで、旧URLが持っていたSEO評価を新URLに引き継ぐことができます。
301と302の違い
似たものに302リダイレクトがありますが、302は一時的な移転を示す設定です。恒久的なURL変更であるにもかかわらず302を使ってしまうと、検索エンジンが評価を引き継ぐべきかどうか判断しづらくなり、順位に悪影響が出ることがあります。
横にスクロールできます
301リダイレクト | 302リダイレクト | |
|---|---|---|
意味 | 恒久的な移転 | 一時的な移転 |
SEO評価の引き継ぎ | 引き継がれる | 引き継がれにくい |
使う場面 | URLの恒久的な変更、リニューアル時 | メンテナンス中の一時的な転送など |
Webサイトのリニューアルでは、基本的に301リダイレクトを使用します。
リダイレクト設定の進め方
01. 現行URLを洗い出す
アクセス解析ツールやサーチコンソール、クロールツールを用いて、現在公開されている全ページのURLを一覧化します。
02. 新URLとの対応表を作る
旧URLと、リニューアル後にどのURLへ統合・移動するのかを、1対1で対応させた一覧表を作成します。存在しなくなるページがある場合は、内容が近い代替ページへ転送します。
03. リダイレクトルールを設定する
サーバーやCMSの設定で、301リダイレクトのルールを反映します。件数が多い場合は、一括で設定できる仕組みを用意しておくと作業がスムーズです。
実際の実装は制作会社やエンジニアが担当することがほとんどですが、どのような設定になるのかをイメージしておくと、依頼内容の理解がしやすくなります。たとえば、Apacheサーバーの.htaccessでは、以下のように記述します。
RewriteEngine On
RewriteRule ^old-page/?$ /new-page/ [R=301,L]
CDNが提供するFunctions機能を使う場合、リダイレクトの対応表をコード上で管理する方法もあります。以下はCloudflare Workersの場合の例です(AWSなど他のCDNでは、実行環境の仕様に合わせて書き方が異なります)。
// Cloudflare Workersの場合
const redirectMap = {
"/old-page": "/new-page",
"/old-service": "/service/new-service",
};
export default {
async fetch(request) {
const url = new URL(request.url);
const newPath = redirectMap[url.pathname];
if (newPath) {
return Response.redirect(new URL(newPath, url).toString(), 301);
}
return fetch(request);
},
};
件数が多い場合は、こうした対応表をコードやスプレッドシート上で一元管理しておくと、抜け漏れの確認がしやすくなります。
04. 公開前にテストを行う
ステージング環境などで、実際にリダイレクトが正しく機能しているかを確認します。特に、複数回転送が発生するリダイレクトチェーンが起きていないかは、事前に確認しておきたいポイントです。
05. 公開後にインデックス状況を確認する
Googleサーチコンソールで、新しいURLが正しくインデックスされているか、クロールエラーが出ていないかを確認します。「URL検査」ツールを使うと、個別のページがインデックスされているかをすぐに確認でき、されていない場合はインデックス登録をリクエストすることも可能です。あわせて「インデックス作成」のレポートで、サイト全体としてどのくらいのページがインデックスされているかも確認しておくと安心です。
06. 順位とアクセスの変動をモニタリングする
公開後しばらくは、検索順位やアクセス数の変動を定点観測し、想定外の下落がないかを確認します。
リダイレクトの件数によって、工数の見積もりは変わる
リダイレクト対応にかかる工数は、移行するURLの件数によって大きく変わります。数十ページ程度であれば手作業でも対応できますが、数百ページを超える規模になると、一覧化や対応表の作成にも相応の時間がかかります。
要件定義の段階で、リニューアル後にどの程度URL構成が変わるのかを把握しておくと、リダイレクト対応の工数も見積もりやすくなります。
順位が落ちてしまった場合、リダイレクトだけでは戻らないことがある
リダイレクトを漏れなく設定していても、公開後に一時的に順位やアクセスが下がることがあります。これ自体はよくあることですが、下がった状態がなかなか戻らない場合は、リダイレクト以外の要因を疑う必要があります。
リダイレクトを正しく設定しても、サイト構造や内部リンク、HTMLのマークアップが伴っていなければ、順位は思うように回復しないことがあります。リダイレクト先のページが、旧ページと内容がかけ離れている場合や、重要なページへの内部リンクが減ってしまっている場合、あるいは見出しタグの使い方などマークアップが大きく変わっている場合は、評価が正しく引き継がれにくくなります。
また、XMLサイトマップの更新や、canonicalタグの設定など、リダイレクト以外にも確認しておきたい技術的な要素があります。これらは、公開前のチェック項目として、まとめて確認しておくと抜け漏れを防ぎやすくなります。
公開前後に確認しておきたいチェック項目
全ての旧URLに対して、リダイレクト先が設定されているか
リダイレクトチェーン(多重転送)が発生していないか
301(恒久的)を使用しており、302になっていないか
Googleサーチコンソールに、新しいURLのプロパティが登録されているか
XMLサイトマップを更新し、送信済みか
主要ページのタイトルやディスクリプションが、意図せず変わっていないか
公開前のチェック全般については、以下の記事でも詳しく解説しています。
自社で対応できる範囲と、外部に相談した方がよい範囲

自社で判断しやすい範囲
現行URLの洗い出しや、旧URLと新URLの対応表の作成、公開後のサーチコンソールでの確認は、自社内でも進めやすい範囲です。
外部相談が有効な範囲
数百ページを超えるような大規模なリダイレクト設計や、CMS移行を伴う技術的な実装、そして公開後に順位が下落した場合の原因調査は、専門的な知見が必要になる領域です。想定外の下落が起きた場合は、早めに相談することで対応が長引くことを防ぎやすくなります。
よくある質問
Q. 301リダイレクトとは何ですか?
A. あるURLから別のURLへ、恒久的に移転したことを検索エンジンとユーザーに伝えるための設定です。この設定によって、旧URLが持っていたSEO評価を新URLに引き継ぐことができます。
Q. 301リダイレクトと302リダイレクトの違いは何ですか?
A. 301は恒久的な移転を示し、SEO評価が引き継がれます。302は一時的な移転を示すもので、評価が引き継がれにくくなります。リニューアルでURLを恒久的に変更する場合は、301を使用します。
Q. リニューアル後、検索順位はどのくらいの期間で回復しますか?
A. サイトの規模やリダイレクトの設定状況によって差がありますが、数週間から数ヶ月かけて徐々に評価が反映されていくことが一般的です。回復を早めるためにも、公開前のリダイレクト設定を漏れなく行っておくことが重要です。
Q. URLを変更しない場合でも、リダイレクトは必要ですか?
A. URL構成を変更しない場合は、基本的にリダイレクトの設定は不要です。ただし、ページの統合や削除を行う場合は、該当するURLについてリダイレクトを検討する必要があります。
Q. リダイレクトの設定は自社だけで対応できますか?
A. 数十ページ程度の小規模なリニューアルであれば、対応表の作成や設定を自社で進めることも可能です。数百ページを超える規模や、CMS移行を伴う場合は、技術的な知見が必要になるため、外部に相談することも選択肢の一つです。
Q. 公開後に検索順位が大きく下がってしまった場合、どうすればよいですか?
A. まず、Googleサーチコンソールでインデックス状況やクロールエラーを確認し、リダイレクトの設定漏れがないかを洗い出します。原因が特定しづらい場合は、早めに専門家へ相談することで、対応が長引くことを防ぎやすくなります。
SEO評価を引き継げるかどうかは、リダイレクトの網羅性に大きく左右される
リニューアルでSEO順位を落とさないために重要なのは、旧URLから新URLへのリダイレクトを漏れなく設定することと、公開後にインデックス状況や順位の変動を確認する体制を整えておくことです。リダイレクトは設定して終わりではなく、公開後の確認まで含めて一つの工程だと捉えておくと、想定外の下落にも早く気づきやすくなります。
大規模なリダイレクト設計や、順位下落時の原因調査に不安がある場合は、早めに相談することで対応の選択肢が広がります。
株式会社デパートでは、リダイレクト設計から公開後のSEOモニタリングまで、一貫して伴走支援しています。リニューアルによるSEO評価への影響が気になる場合は、現状のURL構成の確認から一緒に進めることも可能です。
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