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SEOとは?適したケースや具体的な施策を紹介
SEOとは
SEOはSearch Engine Optimizationの略で、日本語訳にすると「検索エンジン最適化」という意味です。インターネットでの検索エンジンで特定のキーワードが検索された際に、自社のWebサイトを上位に表示させるための施策です。SEO対策により、検索エンジンからの顧客流入を増やし、サイトへのアクセス数増加やブランド認知度向上、顧客獲得・売上につなげやすくします。
検索エンジンは、独自のアルゴリズムに基づいて検索結果のランキングが決まるため、SEO対策とは、このアルゴリズムを理解し、それに沿ったWebサイトの最適化により、検索結果の上位に表示されるようにすることです。現在、業種問わず取り組む企業が多くみられ、自社で取り組むのが難しい場合には外注への依頼も増えています。SEOは、年々難易度が高まっているため、コツをつかんで進める必要があるでしょう。
SEO対策が求められる理由は3つ
検索エンジンは、ユーザーが求める情報を探し出せるように設計されています。検索結果の上位に表示されることは、より多くのユーザーに目にしてもらう機会が増えるとともにユーザーが求めている情報を提供できていることを意味するのです。
そのため、インターネット上でサービス提供をしたり、商品を売ったりしたい場合、SEO対策が求められます。ここでは、SEO対策が求められる3つの理由についてみていきましょう。
ターゲットに対して的確なアプローチができるから
SEO対策を行うと、ターゲットに対して的確なアプローチが可能です。SEO対策では、ペルソナという架空の対象を作り、ターゲットを絞りコンテンツ制作を行います。そして、年齢や職業・家庭環境などのさまざまな属性を絞り、動画や文章を作り上げるため、そのコンテンツを訪れる顧客は興味を持ちやすく、定着しやすくなるのです。
ユーザーの情報収集はネット上が主力だから
近年は、情報収集の場がほぼインターネット上となっているため、ネット上での自社商品や情報の提供が重要です。ただし、情報が溢れているWeb上では、検索した際に上位に表示されないと、良い商品であっても目にしてもらえません。コロナ禍を経て、インターネット購入者の割合は大きく増加しています。そのため、ターゲットに的確なサービスや商品を提供するためにも、SEO対策が欠かせません。
費用対効果が期待できるから
SEO対策は短期間で結果が出るわけではなく、比較的時間がかかるものといわれています。しかし、費用対効果(コストパフォーマンス)は十分期待できます。効果を実感するまでにはコンテンツ内で記事や動画などをいくつも投稿する必要があります。しかし、投稿したものはWeb上に残るためいつでも検索したユーザーから確認してもらえます。そのため、最終的に1つのコンテンツから、購入や資料請求に進められ営業で人件費をかけるよりも、費用対効果が見込める可能性もあります。
SEO対策が適したケース
SEOは時間と労力のかかる施策ではありますが、サービスや商品によっては適しているものと適さないものがあります。一般的に適している業種や商品についてみていきましょう。
認知度が高い企業や商品
認知度の高い企業や商品の場合、SNSや公式サイトなど流入先が決まっているため、すでに興味を持っている顧客が多く存在し、SEO対策を行いやすいといえます。また、認知度向上は新規顧客獲得に効果的です。
検索エンジンで多くのユーザーにみてもらう機会が増えると、商品やサービスへの理解を深め、購入や利用につなげられます。なお、検索結果画面で上位表示されると、信頼性が高まり、ブランドイメージの強化にもつながっていくでしょう。すでにコンテンツを設けている場合、専門業者に依頼しSEO対策を施したコンテンツにかえてもらうことも可能です。
高単価の商品を扱う会社
家電やお金周りのもの(金融商品)などの単価が高い商品は、購入する前に情報収集し、比較検討する場合が多いでしょう。そのため、SEO対策によって顧客が情報収集や比較検討を行う際、検索結果画面で上位表示させられれば、購入につながりやすくなります。
単価が高い商品は、購入に至るまでの検討期間が長いため、コンバージョン率が低い傾向があるでしょう。そのため、単価が高い商品には、SEO対策が特に重要といえます。
BtoBの企業や商品
BtoB商品とはBusiness to Businessの略で、つまりは企業間取引のことです。BtoB商品は、個人相手のBtoC商品の単価より高額なケースが多く、サービスや商品が自社にとってメリットがあるのか、時間をかけて見極めるため、SEO対策の効果と相性が良いでしょう。ただし、マーケットが比較的狭いため、より明確なコンテンツ制作が必要です。
SEO施策が適さないケース
商品や企業の認知度が低い場合、ユーザーが検索エンジンで直接検索する可能性が低いため、アクセス獲得が困難になります。認知度向上のための施策と並行して、SEO対策を行うことが重要です。また、単価が低い商品は、ユーザーが購入前にじっくりと情報収集するケースが少ないため、SEOの効果が限定的といえます。
そのため、他のマーケティング施策と組み合わせたほうが効果的でしょう。また、企業自体にSEOに取り組む人材や予算がない場合は、外部に委託することも可能です。SEO対策を検討する際には、自社の状況や商品・サービスの特徴をよく理解したうえで、効果的な施策かどうか判断する必要があります。
SEOの具体的な施策は3つ
SEOの具体的な施策は大きく3つに分けられます。内部施策という自社サイトの中で行う対策と、外部施策と、コンテンツ施策です。ここでは、3つの施策について説明していきます。
1.内部施策
SEO内部対策とは、検索エンジンが自社のWebサイトを正しく理解し、評価できるよう、サイトの構造やコンテンツを最適化する施策です。たとえば、検索結果画面に表示されるタイトルと説明文を、ユーザーの検索意図に合致するように設定します。
また、スマートフォンやタブレット端末からのアクセスにも対応したモバイルフレンドリーなデザインにするなどです。関連するページ同士を適切にリンクすると、サイト全体の情報伝達性を高められます。内部対策を行うと、検索エンジンからの評価が上がり、上位表示されやすくなるでしょう。ユーザーにとっては使いやすいサイトになり、アクセス数やコンバージョン率の向上につながります。しかし、内部リンク構造の最適化が求められるため、ある程度知識が必要です。企業に知識や経験のある人材がいない場合は、専門家に依頼するのが良いでしょう。
2.外部施策
SEOの外部施策とは、自社サイトや他社サイトから被リンクを獲得することで、検索エンジンからの評価を高める施策のことです。被リンクは、検索エンジンが、そのページが他のページから評価されているか判断する指標となります。
たとえば、官公庁など権威性の高いサイトへリンクをつなぐと信頼性が増し、質の高い被リンクを獲得すると、検索結果画面での順位向上を目指せるでしょう。
3.コンテンツ施策
コンテンツ施策とは、ユーザーにとって価値のある情報を提供することで、企業や商品、サービスの認知度向上、顧客獲得、売上向上などを目指す戦略です。
方法としては、ブログやオウンドメディア、ホワイトペーパーなどがあり、ターゲットに合わせたコンテンツ作成が重要です。また、質の高いコンテンツを作成し、継続的にコンテンツを発信すると、ユーザーの関心を維持できます。